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「東京マラソン」合意2005/11/02 09:25

迂闊なことに私,知りませんでした。
20日に報道があったんですねえ。
 
これは平成16年の9月に東京都からまず発表があった
んです。「東京大都市マラソン」構想として。
その時は17年度中の開催を目指すということだったの
ですが,結局無理で,さあどうなるかと思ってはおりまし
た。
その後,石原知事から定例記者会見の場で,ちょっと
期待していたものと違う雰囲気の発言があったので,
柄にもないのですが,今年の4月に都庁に意見を送る
ということをしてしまいました。
その文書が出てきたので,まずそれをお示しします。
今読むと拙劣で,問題のあるところも多いのですが,こ
れを送ってしまったのですから,手を加えずにそのまま
貼り付けます。長いです。
 
  知事を始めとする都庁にお勤めの皆様,毎日お疲れ
 様です。
  葛飾に住む栗城と申します。
 
  平成17年3月10日の定例記者会見,拝見致しました。
  冒頭,知事の方から「東京大都市マラソン」についての
 お話がありました。
  新聞社等の既得権など気にせず東京はやる,という趣
 旨のお言葉で,東京における一大市民マラソンの開催を
 待望している一人として心強く思いました。
  来年からの開催を願ってやみません。
 
  さて,会見が記者との質疑応答になってから,知事の
 気になるご発言がありました。
  それは,この「東京大都市マラソン」構想の方針は変
 わっていないのかという記者の問いに対しての知事の
 お答えです。
 
  「身障者の人が40キロ走るわけにはいかぬでしょうか
 らね,そこのところは区切ってですね。それから,7時間
 走ってもとにかく走るという人はだね,やっぱりいるだろ
 うけど,そこら辺のところはやっぱりちょっとご遠慮願っ
 て,ある時期,区切らないとさ,1日中道路を閉鎖すると
 いうわけにはいかないだろうから。」
 
  とおっしゃっています。
  16年9月の会見ではニューヨークの例も挙げておら
 たものですから,勝手に私の中で新しい「東京大都市マ
 ラソン」のイメージができておりましたので,これは意外
 でありました。
  勿論1日中道路を閉鎖するのは無理でしょう。車で仕
 事をしている方々は困ってしまいます。
  しかしここは仮に6時間なら6時間,交通規制をかけ
 て頂きたいものです。
  当然,全コース同じように規制を続ける必要はないの
 ですから,例えば10キロで1時間30分,中間点で3時
 間,という時間制限で,それを過ぎてから徐々に規制
 解除していけばいいことです。
  そんな簡単に交通規制がかけられるものだとは私で
 も思っておりません。
  しかしこれは現職の知事が石原知事であるからこそ
 お願い致したいところであります。
  石原知事の在任期間中に先鞭をつけて頂かなけれ
 ば,いつまでたっても実現しないように思えます。
  東京がいかに交通量が多いとはいえ,エリートランナ
 ーの為の3時間ちょっとの交通規制しかかけられないと
 いうのはどうかと思います。
  ここは石原知事の強力なリーダーシップを発揮して頂
 いて,コースとなる各自治体,警察等のご協力も得て,
 知事もおっしゃったような「ここが東宮御所か」とか見物
 しつつのゆっくりランナーも楽しめる時間枠を設けて頂
 きたいと切に希望します。
  もっとも知事のご発言に「7時間」という数字が出てお
 りますので,これは制限6時間というお考えがあっての
 ものかとは思います。
  そのぐらいの枠はとるおつもりであろうと推察しており
 ます。
  「つくば」「かすみがうら」の各大会が制限6時間。
  また現在国内最大の大会である「NAHAマラソン」も
 一昨年までは6時間。昨年から6時間15分になりました
 が。
  このぐらいの余裕がありますと,いろんなレベルのラン
 ナーが参加できます。
  ただ私が勝手に思い描いておりましたものはもう少し
 間口を広げたものであります。
  「身障者の人が40キロ走るわけにはいかぬ」とのこと
 ですが,私は是非走って頂きたい。
  ご本人がフルマラソンを走りたいと思っているのなら,
 それを認める大会になって欲しい。
  障害を持つ人が,一般と同じ42.195キロを走破す
 ることに意味があるのです。
  一般のランナーにいろんなレベルがあるのと同じよう
 に,障害を持つランナーにも激しいレベルの差がありま
 しょう。
  盲のランナーは伴走者があれば一般のランナーと同
 じように参加できますし,私もこれまで参加した大会で
 多くのブラインドランナーをお見かけしました。
  或いは長野オリンピックで聖火ランナーを勤められた
 イギリスのクリス・ムーン氏は,片足が義足ではありま
 すが,私などよりマラソンのタイムは速い。こういう方も
 一般ランナーに混ざって何の問題も無い。
  問題となるのは,私などが今更申し上げることでもな
 いでしょうが,1986年にニューヨークシティマラソンを
 4日と2時間48分17秒でゴールした,両足の無いボブ
 ・ウィーランド氏のような方。
  クリス・ムーン氏ほどは速くない義足や杖を使う方。
  6時間以内は到底不可能なご老人。などなど。
  稽古不足なマラソン初心者で6時間は無理という人
 に,鍛えてから出直せと言うことはできるでしょうが,事
 故や先天性の障害などにより走りたくても走れないと
 いう方々もおられましょう。
  私などが素朴にマラソンに挑戦したいと思ったのと同
 じように,こういう方々の中にもチャンスがあればやって
 みたいという方は大勢いるのではないかと思います。
  国内の大会では,それぞれ特色を出して,面白い大
 会は数多くありますが,どうしても時間の問題がありま
 すので,10時間かかってしまう,ウィーランド氏のよう
 に4日かかってしまうという人の参加が可能な大会は
 無いように思います。
  私は今回のこの「東京大都市マラソン」は,それが可
 能な大会になって頂きたいのです。
  そうでなければニューヨーク,ロンドンのマラソンと肩
 を並べることにはならないと思います。
  ウィーランド氏がニューヨークシティマラソンを完走し
 た時,主催者は一度撤収したゴールゲートを建て直し,
 ニューヨークは4日間彼を応援し,ゴールするのを待っ
 た。
  これが仮に東京のことであったとしたら,彼は果たし
 て完走することができたでしょうか。残念ながらやや微
 妙に思えます。
  しかし今私たちはウィーランド氏のような人がいたこ
 と,それを見守った市民がいたことを知っています。
  ニューヨークもこれに学んだのでしょうか,今では障
 害を持つランナーは一般ランナーより3時間ほど早くに
 スタートしているとのことです。
  また東京では過去5回,「東京夢舞いマラソン」という
 大会が開催されているのは申し上げるまでもないことと
 思います。
  この「夢舞いマラソン」は,歩道を,信号を守って走る
 というものです。
  これが許されるのであれば,極端に時間のかかるラ
 ンナーの参加も可能になるのではないでしょうか。
  元から時間のかかることがわかっているランナーは,
 何時間か前にスタートすることとし,最初は歩道を行っ
 て頂けばよろしいのではないでしょうか。
  一般ランナーがスタートし,交通規制が始まったら車
 道を走ってもらう。
  制限時間が過ぎたら,また歩道に戻ってもらう。
  ウィーランド氏のような極端な方はなかなかおられな
 いでしょうが,仮にそういった方が参加したいということ
 であれば,3日前などにスタートしてもらって,各自の責
 任でスタッフに同行してもらうなどして安全対策を図る
 ということでどうでしょうか。
  それほど深刻な状況でない人でも,生涯に一度でい
 いからマラソンを完走したいなどの思いを抱いている人
 は多いと思うのです。
  交通規制の時間は過ぎても失格とはならず,歩道を
 信号を守ってまだ行かせてもらえたら,どれほどの人が
 感動を味わうことができましょう。
  どうかゴールを目指している人がいる限り,ゲートは
 開けて待っている大会になって頂きたいと切に希望致
 します。
  マラソンを2時間少々で走るのも凄いことですが,80
 歳90歳のご老人が10時間かけて完走したとしたら。
 小児麻痺の人が完走したとしたら。
  数々のドラマが生まれることでしょう。
  競争ではない,まさに自分との戦いです。
  そこから,この大会に対する評価も出てくることでしょ
 う。
  ランナーやスタッフからの評価が高いだけでは駄目
 で,走らない人,マラソンに特に興味のない都民,或い
 は日本国民が誇りに思い,世界中の人々が尊敬する
 ような大会にならなければいけません。
  ニューヨークはそれがうまくいっているのではないで
 しょうか。
  確かにニューヨーク市長と市警察の関係は日本の
 事情とはかなり違いましょうし,難しい問題もあるでし
 ょうが,ニューヨークにできて東京にできないというの
 はおかしな話です。
  私は可能だと信じております。現知事が石原知事で
 あることは,マラソンにとって幸運であったと思ってお
 ります。
 
  開催の時期についても,知事からゴールデンウィー
 クあたりというお話がありましたが,これはその時期
 目立った大会が無いので最適かと思います。
 
  コースについては確かに難しいところがありましょう。
  読売の記者の方から荒川,多摩川という地名が出ま
 したが,私も知事のお考えと同じように,もっと都心の
 名所を回るコースでなければ意味が無いと思います。
  荒川は既に「荒川市民マラソン」がありますし,あの
 河川敷を走るコースは,タイムは出しやすいかもしれ
 ませんが,単調で,とても世界から人を呼べるような
 コースではありません。
  交通規制を考えると,折り返しのコースではなく,1
 WAYの周回コースがよろしいでしょうか。
  スタート地点とゴール地点が問題ですが,臨海地域
 の例えば国際展示場付近をスタートとしてはいかがで
 しょうか。ある程度の集客を見込んで作られているの
 でしょうから,3万人ぐらいはなんとかなりませんでしょ
 うか。
  そこからレインボーブリッジを渡り,東京タワーを過
 ぎ,銀座を通り,皇居をここで周回してもいいかもしれ
 ません。
  神田から秋葉原,上野。
  南下して飯田橋。皇居周回はこちらでからめて,国
 会前を通ってもいいでしょう。
  四谷から新宿に向かい,都庁前を通り,ゴールは
 代々木公園が広くていいかと考えております。
  調整は必要でしょうが,これで大体フルマラソンの
 距離になるのではないでしょうか。ちょっと足りないぐ
 らいかもしれません。
 
  当初この「東京大都市マラソン」構想は,東京国際,
 東京国際女子マラソンを統合して一大市民マラソン
 にするというものであったかと思いますが,知事がおっ
 しゃっていたように新聞社等の既得権の問題でうまく
 いかないと。
  しかしこれらの大会もそれぞれ伝統があり,東京国
 際出場を目指して日々頑張っているシリアスなランナ
 ーも数多くおられるはずですので,これはこれで残して
 おくのがかえって良いのではないかとも思います。
  ですからボランティア中心で新しい市民マラソンを作
 る。大いに賛成です。
  賞金レースにすれば海外のトップランナーだって来る
 でしょう。
  或いは過去の名選手,例えばフランク・ショーター氏
 などを招待したり,前述のクリス・ムーン氏を招待する
 など,盛り上げ方はいくらでもありそうです。
  どうかこれまでに無い,誰が見ても素晴らしいと思え
 る大会になりますようご尽力頂けます事,重ねてお願
 い申し上げます。
  この度はあらためて申し上げるまでもない稚拙な内
 容を不躾にもお送りさせて頂きまして誠に失礼致しま
 した。一都民の声としてお許し下さい。
 
  葛飾区 栗城昌敏
 
というものでした。あー恥ずかしい。
別にリアクションは無かったです。
そんなことはどうでもいいのですが,まあ障害者の方も
参加してもらう,11月6日のニューヨークシティマラソン
に知事が視察に行くということなので,私の希望に近い
ものになっていくのではないかと大いに期待している
のですがね。
コースはレインボーブリッジをからめると坂がきついだ
ろうと。高速コースを目指すからやめとこか,というこ
とらしいです。それはそれでいいですね。
なにしろこれ,難しいのは結局金の問題のようですね。
かなりの大きな金額が動くと。
それで元々の大会関係者は手放したがらない。
そりゃ東京都だってマラソンの国際市民大会からくる
経済効果を期待しておる訳ですし。
キレイ事だけでは済まない問題のようです。
 
再来年の2月を予定ということですが,統合される元々
の「東京シティロードレース」側からクレームが出ました。
2月の寒い時期では移植者が感染症に罹患の恐れが
あると。
あーなるほど。それで「東京シティロードレース」は6月
の暑い時期にやるのかと。
これは気が付かなかったなあ。
確かに風邪引いたりはしにくくなるでしょうけど。
それでも移植者の方だって,今年の大会は暑かったと
思うよ(笑)。前にもこのブログで書いたけど。
健康な人がばたばた倒れちゃってるんだもの。
ま,それでも2月は寒いですわね。確かに。
最初は↑にも書いておりますが,5月のゴールデンウ
ィーク,この時期東京は閑散となるので,新しいイベ
ントを作って集客しようというはずだったと思うのです
が,他の大会とのからみを考えると,2月しかないん
だそうです。
まあこれから話し合いが重ねられるのでしょう。
再来年かあ。楽しみだなあ。
この話は動きがありましたらまた。

その後のブラック師匠2005/11/04 14:36

10月21日に,「トリビア」ですっかり有名になられた唐沢
俊一氏のラジオにゲスト出演した後,スタジオで倒れて
しまった快楽亭ブラック師匠。
現在は順調に回復に向かっているということで,11月末
の活動再開もあり得ると。
本当に良かったです。
金の問題ってのは体にこたえるのでしょうかねえ。
心筋梗塞ということで。
唐沢さんが経過を書いておられますので詳しくはそちら
を読まれた方が早い。
http://www.tobunken.com/diary/2005_10_21.html
これを読みますと,血管の解離があり,裂きイカみたい
になっておるらしいので,今後も爆弾を抱えたようなこと
になるのでしょうか。
 
実は私の父も,かなりブラック師匠に近い状態だったん
ですね。いろんな意味で。
まあ父はブラック師匠みたいに運が良くなくて,結局
ハートアタックでひっくり返ってそのまま死んでしまい,
死後推定4日後に警察から連絡があり,仕方がない
ので私が拾ってあげたのですが。
なんだか人事に思えなくてですね。
師匠のお子さんに感情移入してしまうんです。
それにしても強運ですよ。師匠は。
たまたま空いていた救急病院が心臓血管研究所病院。
今私の頭にいくつかの病院名が出ておりますが,もし
そこに担ぎ込まれたら,もしかしたら亡くなっていたかも
しれないですよ。超ラッキー。
またTBSの小林麻耶アナ。
倒れた師匠に駆け寄り,膝枕で汗をぬぐってあげた上
に,真っ先に 「救急車を呼んだ方がいいです」と言った
そうです。
冷静にして適切,迅速な判断。
かわいらしい方ですが,落ち着いてますねえ。
素晴らしい。惚れてしまいます。
そんな小林アナに師匠は,お見舞いは桃の缶詰がいい
などとふざけたことを言っておるらしいですが(笑)。
 
敢然と借金返済に立ち向かって,少し道先が見えてきた
時だったと思うんですよ。
こりゃえらいことになったと,私も人事ながら心を痛めて
おりましたが,まあ楽観はできないにせよ,「新生」ブラ
ックから,「復活」ブラックが確かなものになってきた様
ですので,まずは一安心。
CDも売れているようですしね。
このCD,落語会などで地道に売っていたようですが,
銀座の山野楽器から問い合わせがきたそうです。
というのは山野の方に,師匠のCDは置いてないです
かという問い合わせが結構来たらしいのです。
それで一度見せてほしいと。
ちょうど銀座で飲んでいた師匠は即,山野にCDを
持ち込む。
山野は検討しますと。
しかしジャケットが縛られている師匠が責められている
という図ですので(笑),結局堪忍して下さいと(笑)。
置いてくれなかったんです。
ところが次は紀伊国屋内のCDショップ。
すんなり置いてくれた上,全部売れました,追加して
下さいと(笑)。
品格を取るか,利益を取るか(笑)。
という話も高座でネタにしておられましたけどね。
第2弾ももうすぐ出来るそうですよ。
「借金男 #02」。
ネタは「文七ぶっとい」「一発のオマンコ」の2席。
ブラック人情噺の最高峰ですな(笑)。
これ,おそらく私も観に行った時の録音。
特に「文七」の方は主人公が博打で借金をこさえてと
いう噺ですから,師匠と重なるんですよ。
途中まではまるっきり「文七元結」ですしね。
途中で「あれっ」ということにはなりますが(笑)。
 
11月22日には「これがホントのブラックエイド!」とい
う会も浅草東洋館であるそうです。川柳師匠も出るら
しい。
経過が良好なら翌23日に「復活毒演会」となるそう
です。
ブラック師匠の情報は↓から。
http://kairakuteiblack.blog19.fc2.com/
どうか焦らずに養生して頂いて,また毒を撒き散らして
頂きたいと思います。
待ってます。

シュヴァンクマイエル展2005/11/06 09:58

「神奈川県立近代美術館 葉山」ってトコに行ってきま
した。
ヤン・シュヴァンクマイエル。チェコの人です。
なんて言えばいいのかな。「映像作家」かしら。
まあ絵も描くし,立体モノも作るし,映画も撮る。
映画に使った小道具なんかも展示されてまして,こん
なの,なかなか見られませんから,ちょっと遠いので
すが,我慢して行ったのですがね。
エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァー,奥さんですが,
二人の共同作品も多く,今回はエヴァさんの絵画作品
も展示されてました。
 
チェコはアニメーションが盛んだそうで,若い人もどん
どん新しいものを作り出しているようですが,そんな
中での大重鎮ですね。
最初私は,クエイ兄弟の「ストリートオブクロコダイル」
という映像作品を借りて見てまずぶっ飛んだんです。
なんじゃこりゃ!と。
その後,そのクエイ兄弟の師匠格にあたる人がいる
と。
それでいくつかの短編作品と,「悦楽共犯者」という
映画を見せてもらったんです。
これで完全にハマった。
うわー,いーなー,すげーすげー,とすっかり馬鹿に
なってしまった。
日本でシュヴァンクマイエル映画祭なんかもあったの
ですが見逃しているし,今回はなんとしても行きたか
った。
実に素晴らしかったですね。
「悦楽共犯者」の「自慰マシーン」も展示してありまし
て。
見てない人はなんのことだかわからんでしょうが,こ
のマシーン,よく見てきましたが,真ん中の握るかた
ちになっている手。これはモーター駆動で動くように
なってます。実際に動いてました。
しかし両脇の2本ずつ出ている手は,なにやらごちゃ
ごちゃと物々しい電子部品が付いておりますが,こ
れは動きません。ちょっとがっかり(笑)。
傍らにはゴミ箱が置いてあり,中をのぞくとちゃんと
丸めたちり紙が入ってました。
まあなにしろ良かった。
一見グロテスクであったり,うっかりすると稚拙にも
見えるものもあるのですが,実物を見たらこりゃす
げえなと。
繊細,精緻。恐ろしいぐらいの迫力でした。
あ,そうそう。
レーニンの写真に甲虫をぺたぺたくっつけている
作品があったのですが,その甲虫が日本では見か
けない虫で(当たり前だけど。チェコにいる虫なの
かな)かっこよかったです。
それから今また映画を撮っているそうですよ。
「ルナシー(仮題)」だそうです。2006年公開。
これも楽しみです。
今私は問題なぐらいめらめらと衝動が沸き起こって
おります(笑)。
 
関係ないのですが,葉山に行くのに京浜急行を使い
ました。
その行き帰りの電車内で,目の見えない人を3人
お見かけしました。
彼らが乗り込んでくると,近くの乗客が席を作り,手を
引いて誘導し座らせておりました。3人とも。
まあ当たり前なんですけれども,その動きが慣れて
いるような感じなんですね。
なんだろう。盲の方が通う学校かなにかが沿線に
あるのでしょうか。
中のお一人は盲導犬と一緒。
彼が席に座ると,犬は足の下にもぐり込みました。
かわいい。
盲導犬の実力を見させてもらいました。
 
その京急で品川に着いて,徹夜明けで行ったもので
すからいい加減疲れてしまって。
ちょっと遠回りして恵比寿でビバーク(笑)。
ガソリン注入。
少し元気を取り戻して帰ってきましたが,慣れない
電車で立ちっぱなしというのがややこたえて,また
帰り道の途中の居酒屋でビバーク。
ここでもせっせとガソリン注入にいそしみ,疲れて
いるのだか酔っているのだかわからんぐらいにな
って帰宅。
そして今日は爽やかな朝だ(笑)。
今日は私にとって神様のソニー・ロリンズのコンサ
ートに行きます。
帰ったらまたレポートしましょう。

ソニー・ロリンズ コンサート2005/11/07 09:57

会場で購入したアルバム,「WITHOUT A SONG
THE 9/11 CONCERT」を聴きながら書き始めて
ます。
新しい録音としては最後になるだろうと言われている
このアルバム。
あの9・11の惨劇の直後,2001年9月15日にボス
トンで行われたライブ録音であります。
あの4日後に集まった聴衆,そして演者。
それを思うとまた音だけではないものが聴こえてくる
ような気がします。
まあ余計なことは考えずに,純粋にサウンドを感じる
のがいいのでしょうけれども。
何か違う雰囲気は感じます。
 
これがラストの日本ツアー。
私が最後に生のロリンズを見たのが91年の10月で
すから,14年ぶりに神様のお姿を拝むことになります。
現在75歳。
流石に61歳のロリンズと比べると肉体的な衰えを感じ
ざるを得ませんでした。
私が見た61歳のロリンズは,中野サンプラザという会
場の理由もあると思いますが,思いっきりブロウすると
会場の床が震えましたからね。押し寄せる津波のよう
な大迫力のプレイでした。PAを通さない,生音が聴こ
えるようでしたから。
昨日のロリンズは,歩く姿などもうおじいちゃんのよう
で(まあおじいちゃんなんだけど),いやー年をとったな
あと思いましたが,そりゃしょうがないじゃないですか。
演奏が始まると,どうもアンブシュアー(サックスのマウ
スピースを咥える口の形)がゆるくなっているような感じ
もあり,昔はほとんど無かったリードミスもする。
音数も昔ほどは多くない。
これ,私なんかが感じるより,ご本人が一番感じている
のだと思います。
それで今回でラストツアーという決断になったのでしょ
う。
いつまでもずるずるとやりたくないと。
聴衆に喜んでもらえる状態であるうちに幕を下ろしたい
と。
これまでにも何度か活動停止,謎の失踪を繰り返した
人です。
これも自分に納得ができず,見つめなおし,鍛え直す
ための活動停止でしたから。
そんな自分に厳しい人が,老醜をさらすというのは耐え
られないのでしょう。
私のようなファンは,ロリンズがそこにいてくれるだけで
幸せなんですけどね。
今ロリンズと同じ空間にいる,同じ空気を吸っている,
同じ時を共有していると思うだけで涙が出るような至福
を感じますけれども。
ご本人はそれだけの自分では許せないということなんだ
と思います。
しかし今回の演奏。
確かにかつての爆発力には及ばないかもしれない。
音もちょっとよれていたかもしれない。
それでもなんともつややかな音色で,あたたかくて。
昔のプレイと比べると劣るところはあるかもしれません
が,最高に素晴らしいプレイなんです。明るくて。
それは何故かと考えるまでもなくわかりました。
完全に歌いきっているからに他ならない。
ミスをしようが何をしようが,意識せずに,当然のこと
として出す音の全てを歌いきっているので他には何も
いらないんです。
細かいことは全く関係ない。
これは「枯淡の境地」とか「円熟味を増す」などという
ものとは違います。
楽器の上手な人はたくさんおりますけれども,ロリンズ
のように歌いきるという人はなかなかおりません。
これはまあ訓練だけでできることではないでしょうね。
訓練は当然あって,その上に積み上げられるものなん
じゃないかと思います。
最後に「セイント・トーマス」をやりましてねえ。
昔はやらなかったものですが,ラストツアーということ
で大サービスなんでしょうか。
まさか生で聴くことがあろうとは思いませんでした。
涙ものです。
 
演奏の合間に,聴衆の拍手に応えて拳を突き上げる
ガッツポーズを何度も見せておりました。
わかりました。私もそれでいこうと思います。
I OWE YOU. Mr.ROLLINS.
 
また音楽やりたくなっちゃったなあ(笑)。

練習日誌05・11・92005/11/09 16:16

10キロジョグ。
 
元の書き方に戻しました。
いやー,9日ぶりに走りました。
こんなことではいかんのですけれども,ヒザに違和感
があったので少し休もうと。
それは確かにそうなんですけれども,まあ言い訳です。
ハーフの翌日,10キロを走って糸が切れてしまったん
ですね。
いかんいかん。
気持ちを入れ替えてまた走ります。
今月はつくばマラソンがありますしね。
おっと,その前に駅伝があった。
今度の土曜日ですわ。
まあこれは楽しく走って旨いビールを飲もうということ
ですんでね。
それでも仮にも駅伝ですから,いっぱいいっぱいに
なるまで走りませんと,これはこれで面白くない。
もう何日もないですけれど,少し筋肉に刺激を与えよう
と思っております。
 
手賀沼エコマラソンの公式タイムが出ました。
2時間14分25秒。
ネットタイム2時間6分13秒。
1キロを6分のイーブンでいきますと,ハーフは2時間
6分35秒ということになりますので,ネットタイムでは
平均するとキロ6分でいけているということになります。
まあ良かったです。
これで距離を徐々に伸ばしていければいいのですが
ね。
なかなか42キロをキロ6分ペースで走りきるというの
は,今の私には困難です。
まあ慌てず,ゆっくりと。
お稽古あるのみですな。

レオナルド・ダ・ヴィンチ展2005/11/11 08:00

六本木ヒルズ,森タワーの52階,森アーツセンターギャ
ラリーに行って参りました。
ダ・ヴィンチ直筆ノート「レスター手稿」が日本初公開と
いうことなので,これは一応見ておくかと。
その展示自体は,真っ暗な部屋の中,その手稿の一枚
一枚がケースに収められ,あんまり光をあてる訳にも
いきませんから,ある一定時間ほわんと明るく照らされ
るのです。その時間が終わると薄暗くなる。
そんな展示でしてね。
見づらいと言えば見づらい。
しかしダ・ヴィンチの肉筆と思いますと,「ほほー」と。
びっちりと細かい字,しかも例の鏡面文字で。
ところどころに絵が添えてある。
ダ・ヴィンチは左利きだそうですね。
それなら鏡面文字もわかります。
アルファベットも漢字も右手で書くのが都合良くできて
おりますからね。
まあ他の理由もあるのでしょうが,彼にとっては容易で
あったんだなと思いました。
 
メインはこの「レスター手稿」の展示ですが,その他に
この手稿の中で考察されていること(天文学,流体力
学,地球物理学など)を模型にしたものもありました。
これはわかりやすくていい展示でした。
水の波紋が広がって,また中心に向かう様子を観察
できる実験器具。
また二つの波紋がぶつかる場合,打ち消しあうことなく
それぞれの波紋が突き進む様子。
水の流れに置かれる障害物の形状によって,どのよう
に水流が変化するか。
我々が見過ごしてしまうような事象に食らいついて詳細
に観察している。
山の上で貝などの化石が見つかることについて,当時
は(ダ・ヴィンチは15世紀~16世紀の人)「ノアの大
洪水」によって押し上げられたものだと考えられていた
ものを,そんなことはない。地殻変動によってなされた
ものであると考える。
非常に冷静で,科学的。当時の常識にとらわれていな
い。
現在私たちは,16世紀の人間よりも多くのことを知って
いるかもしれない。
そのほとんどは科学的に正しいことであるのかもしれな
い。
でも,もしかしたら,現在の常識と呼ばれるものにとらわ
れて,頑迷になっていることもあるかもしれない。
或いは,もう既に片付いたこととして,深く考察するのを
放棄しているものもあるかもしれない。
そんなことを考えてしまうぐらい,様々な事柄について
ダ・ヴィンチは凝視しておりますね。
自分は全然ものをしっかり見てないなと思わざるを得ま
せんでした。
 
有名なグライダーの模型もあったのですが。
あれは造形的には誠に美しいものですが,残念ながら
飛びませんね。でも良かった。
 
でですね。
この「レスター手稿」。
行く前に公式サイトを詳しく見て驚いた。
なんとこの世界の至宝を,
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ビル・ゲイツが持ってるんだって!
 
 
 
個人蔵だよ!
 
…………。
 
ダ・ヴィンチの作品で残っているものなんて世界にいくら
もありませんよ。
世界で唯一の個人蔵だそうです。
「マイクロソフト帝国」恐るべし。
年に一度,1カ国限定で公開するんだそうです。
なんぼで買いよったんだろか。
なんかムカツクなあ(笑)。
マックに乗り換えてやろうかしらん。

練習日誌05・11・112005/11/11 19:15

5キロジョグ。
 
今日は時間も無かったので軽めに。
しかし寒くなってきました。
この時期トレーニングウエアが困りますわ。
まだTシャツ・短パンでも走れば汗だくになりますし。
それで歩いて帰ると寒い。
もうちょっときっちり寒くなればなったで着込むのですが。
 
さて明日は駅伝。
初めてのことでして。
「コンボアスリートクラブ」の一員として出場。
また後日ご案内致しますが,「沖縄スタイル」という雑誌
に「コンボアスリートクラブ」が出させてもらえることにな
ったようです。
なにやら写真を撮られましたので,怪しいおっさんが写
っていることと思われます。
22日発売と言ってたかな。
これはまた出たらご紹介致します。

気になる波形出現2005/11/15 01:58

行徳高校の電波観測で,日曜日からやや注視すべき
波形が現れております。
ご注意下さい。
って注意しようがないかもしれないけど。
別に危機感を煽る意図もないです。
私も何か準備するって訳でもありませんし。
一応お知らせしておこうかと。
あ,地震の話ですよ。
ある特徴的な波形があって,その何日後かに気味が
悪いぐらい地震が発生しているということは現にある
ようなのです。
ところが全てではないのです。
何も起こらないこともあるんですな。
まあ何もないに越したことはないのですが。
「あれー,大丈夫かなー」って心配してるのに黙って
いるのもおかしいと思いますので,今後も気が付き
ましたらお知らせしようと思います。
 
駅伝につきましてはまた後日。

練習日誌05・11・12 EKIDENカーニバル20052005/11/17 00:26

10.3キロラン。
 
えー,随分と日にちも経ってしまいましたが,立川の昭和
記念公園に行って参りました。
「EKIDENカーニバル2005 西東京大会in国営昭和記
念公園」というのが正式名称。駅伝です。
私は「コンボアスリートクラブ」の一員として出場。
我々はロング(23キロ)の部を走りました。
23キロを10キロ,5キロ,3キロ,5キロと分け,4人で
走ります。
私は1区10キロ(実測10.3キロ)を担当。
これまで走り始めてから短い間に結構な数の大会に出て
おりますが,一人で走るのとは全く意識が違いますな。
気合が乗る。
一人で走る時は完全に自分との戦いで,よく負けます。
別にそれでなんの問題もない。
しかしタスキをつないで一緒に走るメンバーがいると思い
ますと,やや攻撃的な精神状態になってしまいます。
非常に面白かったです。
スピード練習には最適かもしれません。
一人でスピード練習ってちょっとメゲるんですよ。未だに。
これはいいな。
是非またやりたい。
 
それよりなにより,1チーム4人じゃないですか。
今回はコンボACの監督も駆けつけてくれましたから5人。
終わってからのビールが旨い!
通常は一人で飲んでますからね。
これはこれで旨いんだけど,そりゃ大勢でわいわい飲ん
だ方が楽しいや。
 
あ,そうそう。
私のタイムは手元の時計で10.3キロを55分47秒でし
た。1キロ平均だと5分25秒。
これまでの10キロのベストは58分21秒。1キロを5分
50秒。
私としてはかなり追い込んだのではないかと思います。
これもきっと駅伝だからできたことなのではないかと。
一人で走るのではここまでタイムは伸びなかったな。
とりあえず前進しているという実感はありましたので,こ
の調子で今月末の「つくばマラソン」に向けて調整して
いこうかと。
と言ってるわりには全然走ってないじゃないか。自分。
いかんよー。
せっかくハーフマラソンから駅伝と,いい流れができてい
るんですからね。
もっと走ったらもっと面白くなるのが見えているのだから。
しかし本当に走ったら走ったなりの結果がついてくるん
ですね。
この年になってこういうものにめぐり合えたのは幸せだ。
 
写真はみんなでつないだタスキです。
是非また。

また気になる波形2005/11/19 05:22

18日金曜日に,また特徴的な波形が現れました。
ただ真昼間ですのでノイズかもしれませんが,形は
かなり気になるものなので,一応ご報告。
もっともこんな報告してたらキリがないんですけれど
も。