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さのマラソン2005/12/12 13:08

あー,どう書いていいもんだかわからない。
とにかく,制限時間内に完走してしまいました。
4時間57分42秒。
きつかったなあ。初マラソンのNAHAよりきつかった。
 
今回,車で行きまして。
駐車場の問題があるだろうということで,早朝5時前に
現地入り。競技場近くの駐車スペースに余裕で停める。
受付は7時30分からなので,仮眠をとる。
帰りのことを考えなければ,車はいいですね。
着替えもできるし,荷物を預ける必要もないし。
しかしこの仮眠中に,あろうことかうんこをもらす夢を
見ました(笑)。
目覚めて「いけねえ!やっちまったか!」と思いました
が,流石にやってはいませんでした。
なんでうんこから離れられないんだろう。
 
受付開始時間頃に,10キロの部に出るS先生よりメー
ルが入る。この方も朝が早い人ですからね(笑)。
二人とも早々にゼッケンを受け取り,少し話しをして,
それぞれの車に戻って英気を養う。S先生がそこで何を
していたのかは知らない(笑)。
時が来て,S先生が先に出走なので,私の車まで来る。
私も一緒に競技場に行って,スタートを見送り,写真を
撮ったりもする(先生,現像上がったら送るから)。
ゲストランナーの松野明美さんもこの10キロに出場。
極端に小さい後姿を私も見ました。
さて,車に戻り,着替える。
なにしろとても寒いことを予想していましたので,どうい
う格好で走ったらよいものか,大いに悩みました。
某所でそういう話を書いたら,ユニクロの「ヒートテック」
というのがエライという話が出てきて,それなら安くてい
いなと思い,前日に買いました。
当日,スタートの頃はとてもいい天気で,ぽかぽかとし
て,これはいいと。
でもなにしろ私は時間がかかりますので,後のことも
考えなくてはならない。
とりあえずインナーにこの「ヒートテック」を着て,長袖
のシャツを上に着るということにしました。
「ヒートテック」エライですよ。
普通汗をかくと,後でキーンと冷えてくるものです。
それがないんですね。
「汗を吸収して発熱する」というような謳い文句の商品
なので,かえって暑くなったらどうしようという不安もあ
ったのですが,それはなかったです。なかなか具合が
よかった。
情報提供してくれたhide君,ありがとう。
しかし最後の2時間は空も曇ってきて,寒くて寒くて。
まあこれは土地の気候の問題なのでね(笑)。
「ヒートテック」でフォローしきれるものではなかったで
す。他のランナーの皆さんは結構着込んでましたから
ね。私の前後にいるような方々は(笑)。
トップの人はタンクトップに短パンですけどね。
あんな格好で5時間も走ったら,うんこはもれるわゲロ
は吐くわで大変なことになることでしょう。
今回はうんこ地獄には襲われませんでした。
途中で一度小便をしましたけど。
こじんまりした大会で,ランナーの数も1000人もいな
いぐらいでしょうから,トイレ渋滞もありませんでした。
 
S先生がスタートからしばらくして,私もスタートとなりま
す。
その前にS先生から電話があり,ちょっと私のスタート
には間に合わないかもしれないということだったのです
が,なかなか快調にきているようでもありましたので,
競技場のゴール付近でカメラを構えて待ってました。
すると背後で号砲が「バン!」と(笑)。
慌ててトラックに駆け込み,私もスタート。
 
5キロ毎のラップタイムを書きます。
こんなもの見せられても面白くないでしょうが,後でHP
に書く私の都合があるので覚書として書きます。
 
5キロ 29分59秒
10キロ 28分27秒
15キロ 30分18秒
20キロ 30分45秒
25キロ 33分12秒
30キロ 34分53秒
35キロ 41分06秒
40キロ 46分17秒
ゴール 22分45秒
 
フルマラソンを5時間以内にゴールするためには,平均
で1キロを7分07秒以内に走らないといけません。
今回私は,もう潰れるのを覚悟でどんどんいこうと。
キロ7分で5キロが35分ですから,30キロまではそれが
できております。
20キロまではキロ6分ペースですね。
実際中間点ではちょうど2時間06分でしたから,ぴったり
キロ6分を刻んでいました。
それがどんどん落ちてくる。
このラップを見ると「30キロの壁」というものがそのまま
出てしまっておりますね。
最後の2.195キロが22分45秒って,普通に歩いて
いるより遅いんじゃないですか。
35キロまではペースが落ちながらも走っていられました
が,ラスト5キロは苦しかったですねえ。
途中でヒザを曲げたり伸ばしたりしながらの苦行でした。
まあ前半無理してますからねえ。
しかしこれ,仮に前半をキロ7分でいっていたとしても,
結局最後は同じことになるんですよ。
それなら最初にいけるだけいってしまった方がいいと
いうこともできます。
たぶん私レベルは今回のやりかたが正解なんじゃない
かと思います。
今まではビビリ過ぎだったかもしれません。
別に私が潰れたところでなんの問題も無いんですから,
ガンガンいったらいいんです。
今後はそうします。
 
競技場の前の通りに入ってきますと,既にゴールした
ランナーや大会スタッフから声援が飛びます。
「もうちょっとだよ!」「あと少し!頑張れ!」「まだ間に
合う!大丈夫!」等々。
私も気合を入れ直すため,これらの声援に「よっしゃー
!!!」「おらーーっ!!!」などと馬鹿声を張り上げ
る(笑)。
競技場に入ると場内アナウンスで,「41番(ゼッケン
番号),クリシロマサトシさんが帰って参りました」と
言われる。
内心「クリキじゃーーっ!!!」と吠えましたが(笑),
「うらぁーーーっ!!!」と拳を突き上げガッツポーズを
キメると,閑散とした場内から歓声と拍手が起こる(笑)。
「間に合ったーーーっ!」と叫びながら両拳を上げて
ゴール。
 
ネタ的にはまた外してしまったのですが,もうボロボロ
でした。
 
ゴール後,車に戻るまでが大変。まともに歩けない。
着替えようと思っても冷え切ってしまって手の感覚が
無くなり,うまく動かない。
ぶるぶると震えていて,なにやら気味悪く悪寒も走る。
こりゃ完全に風邪をひいたなと思いましたが,なにが
なんでも蕎麦屋に行かねばならぬ。
電話して蕎麦が残っていることを確認。
車の暖房を全開にして直行する。
蕎麦屋に着いても手の感覚が無く震えも止まらない。
それでもビ○ルを注文。
ぶちゅ~っと飲む。
レース中はアミノバリューとバナナの切れ端ぐらいしか
口にしてませんのでね。
これは旨い。
蕎麦も2枚食う。
店主が秘造のドブ○クを出してくれる。
それにカジカの骨○も追加。あったかいものが欲しくて。
それに当然蕎麦湯が出てきますわな。
液体ばっかり(笑)。
まあ流動物で体の中から温めましてね。蕎麦も消化が
いいし。
いつまでも飲んでいると根っこが生えてしまいますから
早々に切り上げる。
それでもまだ寒気がするんです。
とりあえず湯に浸かるかということで風呂に入りまして,
ここではぽかぽかと温まって,これなら帰れるなと思い
ました。
しかし東北道を走っているうちに悪寒と疲労がピーク
に達し,これは危険であると。
蓮田SAで車を停めて寝ることにする。
ところが寒い寒い。
寝袋にもぐっても我慢できないぐらい寒いんです。
そこでレスキューブランケットという銀紙みたいなシート
を広げ,体に巻きつけてから寝袋に入る。
とても暖かい。
昔キャンプでこのレスキューブランケットの実力は確認
済みなのですが,これはエライ。
おかげで寝られました。
真冬に災害に見舞われることもあるでしょうから,家族
分のレスキューブランケットを装備されることをおすすめ
します。あると無いとでは全く違います。安いです。
さて,昏々と眠り続け,起きたのはおよそ12時間後(笑)。
掲示板にこのことを書いたら,その状態で死んでたら
死体遺棄事件だと書かれてしまいましたけど(笑)。
よほど疲れて弱ってたんでしょうね。
起きたら寒気もなにも無くなっておりました。
そしてつい3時間前ぐらいに帰宅したと,そういうことで
ございます。
ヒザが終了している他は元気です。
 
これでしばらくレースは無いのですが,来年の私の誕生
日に「佐倉朝日健康マラソン」というのがあり,これも5
時間制限の大会なので,ここでもなんとか制限内にゴー
ルしたい。
それに向けて,着実に準備をしていきたいと思っており
ますが,なにしろ堅実に物事を進めるということができ
ないもので。
「8月31日にならないと宿題をやらない子供」。
それが私(正確には提出日の前になると始める)。
子供の頃よく親に言われました。
「あんたはやればできる子」だと。
私は内心「やらないのはできないのと一緒」と思ってお
りましたが(笑),そんなこと言ったらぶっとばされそう
でしたので言いませんでしたけれども。
しかしこのマラソンに関しては,ここまでは,着実にステ
ップアップしてきております。意外なことに。
やった分だけの結果が物凄くシンプルなかたちで出る
というのが面白いんです。
人によってとらえ方が違うとかいう世界ではありません
から。
時間ですからね。
私の理想は,苦しいのではなく,心底楽しんでマラソン
を走り切るというところなんですが,その境地に自分が
立てるのが想像できるようになってきました。
もう少し「やればできる子」であることを証明していけた
らいいなと思います。