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小さな骨の動物園展2006/07/01 04:40

INAXギャラリーで開催中でございまして。

http://www.inax.co.jp/Culture/index.shtml

東京の「ギャラリー1」では,8月19日までやっておるそう
であります。

面白かったですねえ。
お寿司屋さんや水族館などでなじみのある魚の骨格標本
ですとか。
鯉の頭ってのはそうとうがっちりしたものであることがわか
りました。
猿の仲間の頭蓋骨では,ワタボウシタマリンの骨がなんと
も小さくて,骨だけなのにかわいい。
またドリルは,これまた骨だけなのに,笑福亭笑瓶さんに
そっくり(笑)。

フンボルトペンギンの剥製と骨格標本が並べて展示して
あり(同一個体だそうです。だから中身は骨格標本にして,
ガワは剥製にしたんですな),これを見るとペンギンが鳥
であることがはっきりわかります。
ヒレの付け根あたりまで長い首の骨もありますし,足も外
から見ただけではちょこんと短いのが出ているだけですが,
骨格で見ると体内では意外に長く,しかもしゃがんでいる
ように折れ曲がっている様子がわかります。

オスの生殖器の骨ってのも面白いですねえ。
リス,ムササビ,イヌ,アライグマ,ツキノワグマとありました。
骨があるんですって。陰茎骨だそうです。
ブックレットによると,「げっ歯目や食肉目,翼手目(コウモリ
目)のほか,霊長目の多くがもっているが,人間にはない」
のだそうです。
自分の股間の突起物を見ても,確かにとても骨があるよう
には見えないし,そうも思えない。
更に「交尾時間を長くし,受精を確実に行うためと考えられ
ている」ともあります。
欲しいねえ。骨。

アカウミガメもありましたが,私は今までずいぶんとスッポン
を捌いた経験があるのですが,全然違いますね。骨格が。
亀とスッポンは別のものだということがよくわかりました。

てことで,小さなギャラリーなんですが,かなり濃い内容で
楽しめましたし,勉強にもなりました。
入場無料ですからね。
近くにお寄りの際にはちょっと覗いてみてはいかがでしょう
か。

プラド美術館展2006/07/01 05:23

東京都美術館で開催中。

http://www.tobikan.jp/

昨日,6月30日までの開催だったのですが,ちょいと延長
して明日の7月2日までになったようです。

凄いコレクションでしてね。
エル・グレコ,ベラスケス,ムリーリョ,ブリューゲル,ルーベ
ンス,ファン・ダイク,ゴヤ……と。
素晴らしいのですが,もうダメ。
大混雑で。
流石は上野。
水戸のような訳にはいかないな。まあ展示の終了間際って
のもあったのかもしれませんけれど。
落ち着いて見るってのは無理でしたね。

おわり。

ってのもあんまりなのでもう少し続けますが。

またルーベンスが何点かありましたねえ。
セルライトたっぷりで(笑)。
「フォルトゥーナ(運命)」という作品がありまして。
女神だそうですが,裸体の女性像が力強く描かれている。
この女性。
前に水戸の近代美術館で見た「毛皮のフールマン」に描か
れた,ルーベンスの年若い妻,エレーヌ・フールマンと同じ
顔をしている。
肉付きも一緒(笑)。
まあモデルなんでしょうね。
帰って調べたら,ルーベンスがエレーヌと結婚したのが
1630年。ルーベンス53歳,エレーヌ16歳。
「フォルトゥーナ(運命)」の制作時期は1636~1638年
頃だそうなので,辻褄は合います。
てことはエレーヌが22歳頃ってことになる訳ですな。
結婚して6年経って,22歳ってすげーなー(笑)。

ムリーリョの「エル・エスコリアルの無原罪の御宿り」という
大きな作品がありまして,これと同じムリーリョの「貝殻の
子供たち」という作品辺りがこの展覧会の目玉ということ
になるのかなと思います。
複製画やカードを売ってましたしね。人気の高い作品なの
だろうと。
それはわかります。
「エル・エスコリアルの無原罪の御宿り」は聖母マリアを
描いているのですが,その表情が,宗教画に特徴的な
何か超越しているようなものでなく,愛らしく,どこか親しみ
やすい表情をたたえている。
「貝殻の子供たち」も,幼いイエスと幼い洗礼者ヨハネを
描いておりますが,普通にいるようなかわいらしい子供と
して描かれている。
構図なんかは宗教画としての形式を具えておりますが,
人間の描き方は形式ばってなく,その生の感じがきっと
いいんじゃないかと。

メレンデスの「ボデゴン:プラム,イチジク,パン,小樽,
水差しなど」という作品。
これの陶器の水差しの質感が凄いんですよねえ。
陶器にうわぐすりがかかってまして。
それが光を吸い込むような反射するようなやわらかい光
沢を発していて,触った時の感触が容易に想像できるよ
うな見事な技術。
その奥に置いてある小樽が見劣りしてしまうほどで。
これは大混雑の館内でもズバッと目に飛び込んできました。

まあなんだかんだ言って,楽しめましたけどね。
スペインに行くのはなかなか大変なので,こうしていくつか
の作品を持ってきてもらって,日本で見られるというのは
ありがたいことでございます。

練習日誌06・7・12006/07/01 12:44

5キロジョグ。

いやー,久しぶりでした。
4月30日以来と。
ちょっと苦しかったですけど,気持ちいいものです。

実はこの7月29日に開催の「人間塩出し昆布マラソン大会」
というのにエントリーしてまして。
少しは走りこんでおかないといけないのですね。
この大会,タイムを競うんじゃないんです。
勿論タイムも計測するようですが,レース前とレース後の
体重差が最も大きい人が優勝と(笑)。
大量の汗をかいて燃焼しまくった人が勝ちということです。
しかも夏真っ盛りの江ノ島の海岸で開催!
死んでまうで!(笑)
この無茶苦茶加減がたまらなくいいので,思わずエントリー
してしまいましたが。
練習してなくて,体重も増えましたからね。
まわりの人がどん引きするぐらい大量の汗をかくと思いま
すよ。
狙うは優勝じゃ!
かけっこで勝とうと思ったら,私にはこの大会しかない!(笑)
いきますよー。
乞うご期待。

しかし練習し過ぎて体が絞れてくると勝てないでしょうな。
かといって,まるっきり練習しなかったらレースの途中で
ぶっ倒れますな。
バランスが難しいところだ。