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「つくば」を走っていて気が付いたこと2006/11/28 02:26

ハーフマラソンの市民大会は,ほとんど制限時間が2時間30
分であります。
ハーフは21.0975キロ。
1キロを7分07秒以内に走り続けていられれば,時間内に完
走できます。
10キロを1時間ぐらいで走ることができれば,これはそう難し
いことではありません。

ハーフ大会の制限時間内に完走することができるとします。
「つくば」等のフルマラソンの市民大会。42.195キロ。
こちらは6時間制限という大会が多い。
勿論5時間のところも,7時間,8時間というところもあります。
しかし市民マラソンで最も多いのは6時間。
「つくば」も6時間であります。
これを完走するためには,1キロを8分32秒以内で走り続け
る必要がある。
しかしキロ8分30秒のペースで最初から最後まで行こうという
のは当然危険であります。
途中で脚が痛くなったりということがあったらそこでアウトです
からね。
もうちょっと速いペースで入るのが普通でしょう。
だから最初の5キロが42分を越えていたら,これはいかんと
思いますわ。
10キロなら80分はまだいいとして,90分かかったらちょっと
取り返さないとまずいなと。
さて,ハーフを2時間30分で走れると。
じゃあ中間点までとにかく2時間30分で行っちゃいましょうと。
中間点で2時間30分でしょう。
てことは,残り約21キロを3時間30分以内。
3時間30分は210分。
1キロを10分で行けばいいことになる。
これなら歩いても時間内にゴールできます。
軽快にぐいぐい歩けば充分間に合う。
まあ中間点から残りを全部歩くこともないので,30キロぐらい
まではペースを落としても走るとかすれば,もっと余裕ができ
ますわな。
つまり何が言いたいのかと申しますと,6時間制限のフルマラ
ソンの大会では,2時間30分以内に中間点に到達すること
が大事であると。
ということは,ハーフ大会に積極的に参加するのも大事だし,
それを余裕を持って完走できるようになってくれば,6時間制
限のフルマラソンの時間内完走が見えてくるということになる
のではないかと。
今までハーフの大会は単に長距離練習ぐらいにしか考えて
いなかったのですが,ハーフの距離と2時間30分という時間
に込められた意味が突然はっきりして,今回走りながらびっく
りして,なんで今までそう思わなかったのだろうと呆れもしま
した。
だからとにかく中間点まで余裕を持って2時間30分で行って
しまえるようになれば,あとは「痛くて無理」とか「苦しくて無理」
なんてことになる前に歩いてしまえばよい。
しばらく歩けばまた走りだせるようになるでしょうから。
残り全部歩いても大丈夫と思えたら,気持ちとしてはかなり
楽ですからね。
でまた仮に,中間点で2時間40分とかだったら,これは30
キロ,35キロぐらいまではペースを刻んで走らないといかん
なと。そんなに余裕はないぞということになってきます。

私レベルだと,こういうことが非常に大事でしてね(笑)。
情けないけど。
まあ常に全力を出し切るというのも美しいですけれど,そんな
キャラじゃないし,メクジラ立ててやることもねえや。
ただ時には本気で走る大会もないと面白くないですな。
さしあたっては,来年の「佐倉朝日健康マラソン」です。
これは今年,制限時間の5時間を12秒超えてしまった大会
ですので,リベンジしなければならない。
これはもう,なんとしても時間内に完走してやる。
見てろよ。

今年も小島義一さんを見た。2006/11/28 11:19

去年のつくばマラソン。
自分ではもうちょっといい時計でゴールできると思っていたも
のが,結局ボロボロになりながらゴールしました(それでも今
年よりタイムはいいけど)。
競技場に入り,なんとか5時間40分を切ろうと必死になって
もがいていると,失礼ながらトボトボと,しかし確かな足取りで
ゴールを目指す年配の男性ランナーがおられました。
その方の背中にはお名前と一緒に,フルマラソンを「1024回
完走,世界2位」と書いたものが貼り付けてありました。
お名前は憶えていなかったのですが,世の中には凄い人が
いるもんだと。
それはまあいいとして,この人,このゴール直前の競技場ま
で,ずーっと私の前を走っていたことに気付いた時は愕然と
しましたね。
結局私の1分後ぐらいにゴールです。
一見ホントに大丈夫なんだろうかと心配してしまうような走り
ぶりなのですが,最初から最後まであの調子を維持していく
のでしょうねえ。スーパーイーブンペース。
もう恐れ入りましたとしか言いようがない。
そして今年。
またいらっしゃいましたねえ。
今年はさあどの辺りでしたか。10キロ地点を過ぎた辺りでし
たかねえ。
去年と同じ背中を発見。
しかし書いてある数字がちょいと違う。
今年は「1068回完走」となってました。
1年で44回も完走したってか!
それだけ走るのも大変だけど,あちこち大会を巡るのもえらい
こっちゃで。正味の話が。
と思ったら,こういう方々は「GB皇居マラソン」って大会で数を
かせいでいらっしゃるようですな。
いやまあそれでも,遠路はるばるあちこち行ってらっしゃるこ
とに変わりはありません。
ちょっと調べてみました。
小島義一さん。60代半ば。
大体年間に50回ほど走られるそうなんですわ。
40歳からフルを走り始めて,2004年のNAHAマラソンで,
ついに1000回完走を成し遂げたそうです(私の初マラソン
の大会じゃないですか!)。
すげーなー。
それで今年のつくばマラソンはコースが変わり,折り返しに
なりましたので,一度追い抜いてから今度はすれ違いました。
タイム的には制限の6時間以内はキツいかなと思いましたが,
全く同じご様子で足を進めていらしたので,きっとあのまま
ゴールされたことと思います。
しかし去年の小島さんのゴールタイムは,今年の私のゴール
タイムより速いですからね。
これも「鉄人」の一つの形と言っていいでしょう。
6年前まではサブ4(フルマラソンを4時間以内に完走)ラン
ナーでもあります。
60代をあなどってはいけませんよ。
速いんだから。
今手元に雑誌の「ランナーズ」2005年7月号の付録,「フル
マラソン1歳刻みランキング記録集」というものがありますが,
男性60歳から64歳までの上位100人は全てサブ4である
のみならず,サブ3の人まで何人かおられます。
元気なおとっつぁんがいっぱいいるんですね。

小島さんは今後も世界一を目指して走り続けるそうです。
ちなみに世界一はドイツのホルスト・プライスラーさんで,その
完走数は1270余とのこと。小島さんよりちょっと年上。
生活を切り詰めての大会参加。
大変だと思いますが,ここまできたらいくとこまでいって欲しい
ですし,ご本人がもうやめられないですね。
100歳での完走も目指しておられるとのこと。
あと30数年。
うーむ。私の方が先にくたばってしまいそうです。
脱帽。