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2007さのマラソン2007/12/12 00:33

負傷中ですが,とりあえず行くだけ行ってみることに
しました。途中でやめるのもOKということで。
 
3時頃に家を出て,5時台には到着。
いつもは家を出る前に,餅入りのうどんを食いますが,
今回はそうもいかないので,蓮田SAで野菜かき揚げ
入りうどんを食う。
到着してからは車の中で寝袋にもぐって,受付開始の
8時まで仮眠。
まあそんなことはどうでもいいのですが,問題は右足の
小指。
痛めてから一週間ほど経ちますが,日常生活では支障
のないものの,歩くと違和感が残っている。ちょっと痛い。
そして実はこの他にももう一つおかしなことになっていて,
それは,前々日に某所で飲んだのですが,徹夜明けで
飲んだものですから帰りの電車で寝てしまったのですね。
久しぶりにやってしまった。
気がついたら終電品川止まり。
さあどうするか。
家まで帰るのに足るタクシー代ぐらいは持っていたので
すが,こんな馬鹿な金の使い方はない。
自分が馬鹿なだけで,勿体無い。
足を痛めてから練習もしてませんし,足の様子を見る意
味でもちょっと歩くかと。
銀座辺りまで歩いて,ラーメンでも食って,そこからタク
シーに乗ってもいいだろう。
てことで歩き始めました。
芝浦を過ぎ,銀座はすぐ。
ところが辻を間違えたのか,目的のラーメン屋がどこだか
わからない(酔ってますしね)。
まあいいかと日本橋。
足は痛くないかといえば痛いのです。
でもタクシーに乗るきっかけがつかめず,小伝馬町。
そこで歩を止め,なんだかという店に入りカツ丼を食らう。
少し元気を取り戻し,浅草。
ここまで来ますと,不思議とゴールまで歩き通したいとい
う気持ちになってきまして。
結局歩いて家に帰ってしまいました。
「居残り佐平次」という落語の導入では,いつも吉原で遊
んでいる連中が,今日は一つ気分を変えて品川に繰り出
そうじゃねえかとなりますが,昔はそれに違和感がなかっ
た。
今なら浅草辺りから品川まで歩くというのは変わり者にな
ってしまいますが,昔は電車もタクシーも無いから当然。
だから昭和初期ぐらいまでの人々と同じことをしただけの
話です(笑)。
ですが,足の指の故障がありますもので。
それをかばうように歩いたのでしょうね。
両脚の前脛骨筋がかなりの筋肉痛になってしまいました。
大会当日はそれのピーク。
歩くと痛い。
これは今日は無理だなあと思ったのですが,試しに軽く走
ってみますと,痛くない。
足の指も痛くない。
走るのをやめて,歩くと両方痛い。
走ると痛くないが,歩くと痛い。
なるほど走りと歩きでは脚の使い方が違うんだなと。
ありありとわかりましたね。
そういうことなら,途中リタイア覚悟で走ってみるかと決意を
固めました。
 
9時から開会式。
 

 
エラいさんの挨拶などありまして,今回のゲストランナー,
荻原次晴さん登場。
 

 
この大会はこじんまりした大会で,今回はフルマラソンの部
で930人ということでしたが,ゲストは結構な方が来てます。
第1回は松野明美さん。
第2回は現宮崎県知事のそのまんま東さん。
そして今回,オリンピック選手ですしね。
なんでしょうね。妙な気合で。
荻原さんは5キロの部を走ったそうであります。
 
10時にフルマラソンの部がスタート。
今回も私はリタイアの危険をはらみながらアザラシ帽。
 

 
スタート直後,某S先生撮影。
とりあえずこの大会は制限時間が5時間と,私にとって厳し
いものがあるのですが,完走するためには中間点まで1キロ
を6分ペースで行きたい。
ということは中間点で2時間06分台。
遅くとも2時間10分ぐらいまでには通過したい。
そういう目標設定であります。
まずは競技場を出てから山に向かって走っていきます。
 

 
5キロ通過が29分35秒。
足指の故障と筋肉痛のせいか,変に突っ込みぎみにならず,
ちょうどいい感じでペースを作れました。
途中にはこんなところがあります。
 

 
管理釣り場ですね。
ルアーやフライを使った釣りができる。
結構大きな魚が入っているのではなかったかな。
一度行ってみたいと思っておりましたが,そのうち自分のフライ
フィッシング熱が冷めてしまって,行かずじまいですが。
どんどん山に入っていきますが,それほどキツい坂はありませ
ん。総じて走りやすいコースです。
なかなかのロケーションの中,進んでいきます。
 

 
10キロまでの5キロも29分33秒と,キロ6分をちょっと切る
ぐらいのペースで良かったのですが,その後から少しずつ遅く
なってきました。
15キロまでの5キロが31分台。
15キロを過ぎると折り返し。
折り返し地点ではお囃子が鳴り,ひょっとこやおかめの面を
付けた人たちがいたので,私も踊りながら通過。
アザラシを頭に被って馬鹿踊りしながら走るランナーというのも
珍しいかもしれませんが。
20キロまでの5キロは32分台。
徐々にペースが遅くなってきてはいますが,私としてはまあま
あ健闘していると言ってもいい。
結局中間点通過が2時間11分。
ちょっと遅れました。やや厳しい状況。
残りの21キロを2時間49分ですからね。
ぎりぎりの線です。
その辺りに第1関門がありまして,関門時間の8分前に通過。
「ヤバい!」ということになりまして,25キロまでの5キロは33
分でカバー。
しかしその後は脚にきまして,どんどん遅くなり,ついには歩く
ようになります。
羊羹を食ってもパワーは回復しません。
しかし頭にアザラシという縛りがあるものですから(笑)。
そんなにへろへろの様を示す訳にもいかない。
今回も沿道の皆様からは暖かいご声援を頂きました。
それに答えて,なんとか気力を保つことができました。
ありがたいことでございます。
走っては歩きを繰り返し30キロ。
ここまでの5キロは38分台。
ここで第2関門があるのですが,関門ラインに近づいた時点で
関門時間を過ぎておりました。
ライン通過が数10秒遅れ。
ここで終わりかと思いましたが,スタッフのおじさんが行け行け
と手を振って促すので,第2関門も通過。
そういえば去年も第2関門は時間内ではなかったと思い出す。
とにかくありがたく通過。
 

 
こんな感じのところ↑でして。
いいですね。河原ですが。
35キロまでの5キロが40分台。
かなり脚は厳しくなってきています。
その先,37か38キロぐらいで第3関門。
ここは第1,第2関門より時間がゆるくてですね。
確か関門時間の20分前ぐらいに通過。
ですから,第1,第2関門を通過できれば,まあまあいけるとい
う設定なのでしょうか。
ここがラストの関門なので,ここさえ通過できれば制限時間に
間に合わなくてもゴールはできるのでしょう。
また,この第3関門を時間内に通過できなければ,5時間以内
のゴールは到底無理ということなんでしょうね。
残り5キロの地点で時計を見ると,あと45分ある。
1キロを9分ペースで間に合う。
ということは,歩きっぱなしでなければ大丈夫だ。
なんだかんだでここまで来たのだから,今日はきっちり完走し
ようじゃないかと。
ややテンションも上がりましたが,40キロまでの5キロが43分
台。ペースは落ちる一方。
ラスト2キロでペースアップしようとしましたが,脚が動かない。
残り1キロというところを過ぎ,気合を入れるためにウインドブレ
ーカーを脱ぐ。
競技場に近づき,先にゴールしたランナーが盛んに声をかけて
くれる。
それに答えつつラストスパート。
競技場に入ると某S先生が携帯を構えて待っていてくれました。
競技場に帰ってきた私↓。
 

 
更に近づく私↓。
 

 
先生,ありがとうございました。
この時,自己ベストの更新もあり得ることがわかってましたの
で,話もそこそこにゴールを目指す。
競技場のトラックに入り,もう制限時間ぎりぎりですから人も
少ないのですが,ここでも熱い声援を浴びる。
そしてゴール。
タイムは4時間56分50秒。
これまでの自己ベストが4時間57分42秒ですから,52秒,
短縮したことになります(笑)。
それでも嬉しかったですねえ。
前の日曜日に20キロをやっておいたのが良かったのでしょう
ねえ。
あと或いは,前々日の品川からのウォーキング。
筋肉にダメージを残しましたけど,あれが妙にいいお稽古にな
って,粘りにつながったのかもしれないと分析しておりますが。
これでこの大会は第1回から3年連続で完走していることにな
ります。
まあとにかくよかった。上出来だ。
早速某蕎麦屋に向かう。
蕎麦屋にもアザラシを被って入る。
蕎麦屋の娘さんたちにも喜んでもらえたようだ。
そして某S先生と乾杯。
 

 
この日は天気が良かったですが,結構北風が強く,冷え切っ
ておりましたので,早々にカジカの骨酒。
 

 
いやー,旨い。沁みるねえ。
自家製の鶏のハムも出してくれる。
 

 
これがまた,口に入れた直後はちょっと物足りないぐらいの感
じなのですが,飲み込む時に絶妙のバランスの味になってい
て見事。
蕎麦の写真は出てくるなり食ってしまったので撮りそびれ,蕎
麦湯写真になってしまいました。
 

 
そしてこれがど○ろ○。
 

 
これも上等。
米の国に生まれた喜びを感ずる。
すっかり心もちが良くなり,アザラシも蕎麦屋の座敷でのびる。
 

 
いい加減飲んでしまったので,運転代行を呼んでもらう。
私は運転代行は初体験。
自分の車の助手席に乗るのも初めてなんじゃないかな。
運転手さんは近隣の飲み屋に毎日出入りしている訳で,大変
な情報を持っており,話がなかなか面白い。
ホテルまで乗せていくということもある訳ですからね。
これはもう,ことによってはエラい情報をつかんでいる(笑)。
そして何故かおかまさんのお店に連れていかれる。
そこでも少し飲み,おかまのママと抱き合うわ,キスするわ,
股間を激しくまさぐられるわと,すっかり訳がわからなくなり
解散。
某S先生と別れる。
私は駐車場で爆睡。
翌朝5時過ぎにばっこし目覚め,夜明けの東北道を帰って参り
ました。
 
で,上記の蕎麦屋なのですが,処々の事情により次の日曜日
で店仕舞いしてしまうそうです。
残念でなりません。
さのマラソンの後の楽しみ,というか,この蕎麦屋があるから
こそ,さのマラソンに続けて出ていたようなものなのですが。
まあしょうがない。熟考してお決めになったことですので。
最後に行けてよかったとも言えるかもしれません。
いやしかし残念だ。

コメント

_ KC ― 2007/12/12 09:25

散々な体調のなかでの自己ベスト更新、おめでとうございます。

見習わなくてはいかん。

しかし・・・師走の大会ってのも考え物ですな。
ワタクシも前夜が業者さんとの忘年会でかなり飲んでしまった。
寒かったんで燗酒に走ったのが失敗の元。
コンパニオンさんもいて、じゃんじゃん注がれましたからなあ。

あさ、出発前というか気持ち悪くなって目が覚めて、下呂ってしまった。
当然、ベストよりもはるかに悪いどころか、つくばフルにおける中間地点のタイムよりも悪い。

久々にいっしょに参加したトナカイは、金曜の晩に会社の忘年会で、やはり帰り道に電車で寝てしまい、西武池袋線を何回か往復したらしい・・・

挙げ句、気がついたら最終小手指どまりで、(彼の自宅はさらに飯能方面に10キロ以上)寄った勢いで走り出したは良いが、10分走ったら歩きになってしまい、千鳥足で何時間もかかって帰宅し、土曜日は朝食も昼食も食べられなかった、といいます。
それでも、ハーフ1時間36分ですからな。

どこでも、みんな同じような莫迦やっていますな。
おそらく、来年も同じことやって、後悔してんだろうな。

_ 某S先生 ― 2007/12/12 12:35

お疲れ様でした。
私は管理人さんより先にゴールして携帯を構えて待っていた・・・、のではありません。
救護車初体験してみただけです>関係者各位

しかし蕎麦は本当に残念です。
週末、更に食い収めに行って来るかもしれません。

_ ダメ人間 ― 2007/12/12 13:33

KC様
皆さん同じようなことをやっていると知ると,なんだか安心します(笑)。
しかしそんな二日酔いでよく走れますねえ。
まあ仕事上の飲みだと避ける訳にもいきませんから,この時期はしょうがないですね。
トナカイさんもやりますね(笑)。
それにしても速いなあ。
私もかつて中央線の東京-高尾を何往復か,武蔵野線を何往復か,丸の内線を行ったり来たりなどしたことがあります。
山手線ぐるぐるはかなり得意でした。
あれをやってしまうと,今はSUICAかPASMOでピッで済みますけど,かつてはどうしたらいいのか全くわからなくて困りました。

某S先生
「救護車初体験」(笑)。
あまりのことに写真を撮りそこねました(笑)。
ずいぶんとお待たせしてしまって申し訳ありません。

蕎麦屋ねえ。
ラスト,顔を出してきて下さいよ。
大将によろしくお伝え下さい。
あの感じだともう店はやらないんだろうなあ。
惜しいなあ。

あ,某所のママにもよろしく(笑)。
あそこがどこなんだか,もう全然わからない。

_ ふの字 ― 2007/12/12 14:22

あの蕎麦屋が店じまい??信じられない・・・
永いことお世話になったよねぇ。いろんな奴連れてさ。
せめて鶏ハムを食ってみたかったぞ。

_ ダメ人間 ― 2007/12/13 00:00

ふの字様
そうなんですよ。
まあ我々は旨い旨いって食いに行ってるだけですけれども,やってる方は大変ですよね。あれを維持するのはかなりのパワーが要る。
またそれだけじゃなく,いろいろあるらしいです。
今度直接お会いしましたらお話しましょう。

_ ろしあん ― 2007/12/13 00:15

すごい!手負いの状態でレースに臨んで、自己ベストとはあっぱれです。粘りが出てきたみたいですね。

えっ~!あの店が閉めちゃうんですか~?
そりゃ残念です。かつて期待に胸ふくらませて暖簾をくぐったのを思い出します。
あのお蕎麦と骨酒にお目にかかれないと思うとほんとに残念でなりませんな~!

来年は「さのマラソン」行って、S先生宅で湯豆腐でしょうか?

_ ダメ人間 ― 2007/12/13 00:51

先生が通ってた豆腐屋も確かやめちゃったんだ。
まあ大きなところはともかく,こういうのはしょうがない。
早いか遅いかで,いつか必ずその時はきますからね。
ていうか,マラソンの後に自分で何かするのはめんどくさい(笑)。

_ 某S ― 2007/12/13 07:23

いやいや、豆腐屋はやめていません。私が毎日買いに行くのをやめただけです。
たまに行くと「鎌倉の人は元気ですかぁ?」と必ず聞かれますよ。

_ ダメ人間 ― 2007/12/13 13:29

そっか(笑)。
まあ毎日買うこともない。

_ ダメ人間 ― 2007/12/13 14:05

あ,そうそう。
写真の案内をヤフーのアドレスの方に送ってありますからね。>某S先生

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