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更に箱根駅伝を振り返る。2011/01/05 01:28

とにかく今回は「山の神」柏原選手を擁する東洋大学の3連覇なるか,それとも早稲田が久しぶりの首位奪還なるかと。
そこに注目が集まり,実際大熱戦となった訳ですが,前の記事でも書きました國學院のアンカー寺田君が,こちらは「笑いの神」になってしまい,妙な具合に注目を集めることになりました。
5区で好走を見せた國學院主将の仁科君は,寺田君について「目立ちすぎ」と爆笑していたそうですが。
國學院は今回他にも,往路の山中で運営車(監督が乗っている車)が観客に突っ込むという事故を起こし,救急車で3人搬送されたそうで,いろいろとお騒がせなことになった。
私が謝る必要はありませんが,出身者として心苦しい。
しかしあれ,平地の広い道はともかく,白バイ,中継車,バイク,運営車がずらずらと走っている様は,特に山中ではテレビで見ていても危なっかしく映りました。
中継の定点カメラがあるところは観客も凄くて,車道に人が溢れてましたな。
ノボリや旗がランナーの頭をかすめるような状態も見受けられ,ああいうのはもうちょっとなんとかならないのかと思いましたが。
箱根駅伝は関東ローカルですが,ここから世界の舞台に出ていく選手もいる訳で,長距離選手にとっての重要な通過点になっている。ここでいい走りを見せれば大きなアピールになりますからね。
大会を気持ちよく存続していってもらう為にも,変なアヤをつけてもらいたくない。
なんだか駅伝や出場校と関係無いノボリや横断幕もありました。勘違いも甚だしい。浅ましい。
厳しい練習を積み重ね,勝ち上がってきた選手たちの大舞台なんですから,すっきりと走らせてあげたい。
あ,今回怪我をされた3人の方が悪いと言っているのではないですよ。それとこれとは別。
どんな状況だとしても車が人にぶつかっていい訳はない。
事故の状況も,調べてみたのですがよくわからない。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110102/k10013170801000.html

http://www.nikkansports.com/sports/hakone-ekiden/2011/news/p-sp-tp0-20110103-720302.html

↑の二つの記事だと全然状況が違うんです。
とにかく事故を起こしてはダメです。運転者が悪い。
怪我をされた方の一日も早い回復をお祈り申し上げます。

さて,國學院の寺田君がやらかす前,1位が早稲田。2位が僅差で東洋。
2校とも大会新記録でしたからねえ。大激戦だった。
3位が駒澤。流石に実力ありますわ。
その後の4位争いも見応えありました。東海,明治がずっと競っていたのですが,ここは12秒差で東海が4位に入った。
その後ですよねえ。
6位争いが中央,拓殖で。
この中央のアンカー,塩谷選手の魂の走りにはしびれた。
もうかなり脚にきていたのだと思いますが,いつ転んでもおかしくない走りになってました。
拓殖の住本選手が迫ると,それでも引き離していく。
住本選手もラスト,きつかったとは思いますが,塩谷選手の走りは最後は蛇行するほどで,なんであれでスピードが出せるのか理解できない。
もう気持ちの走りでしたね。
4秒差の6位。これは価値ある6位でありました。
そして8位争いがさんざん書いている部分でして,ラスト國學院が抜けたかに見えたが,そういうことになりまして,8位日体大,9位青山学院,10位國學院と。
もう1校の城西は3秒差でシード権を逃した。
ウチのすっとこどっこいの後輩がやらかした時は城西としては期待が高まったでしょうが,またそのすっとこどっこいに差し返されるとは。
そんだけの脚残ってるならまっすぐ8位で入れよ!(笑)

もう一人,これもアンカーですが,印象に残ったのは19位の上武大学,地下翔太選手。
フィニッシュした後振り返り,コースに向かって深々と礼をした。
テレビでは卒業後村役場に勤めるとかいろいろ言ってましたが,大学での4年間を駅伝に賭け,最後の大舞台を走り切った達成感,また率直な感謝の念が伝わってくるいい光景でした。
「あぶねーーっ!!」とか言ってる場合じゃねえんだよ!(笑)
関東の大学の中からここに出てくるのがまず物凄く大変。
出場が決まってからも,その大学陸上部の中から選抜されるのも大変。
選ばれし者ですよねえ。
単純に20チーム10区ですから200人。
優秀な選手は下級生の時から出てきますから,そこは単純な掛け算ができず,感覚的にはもっと少ない感じになる。
我が母校國學院も,今回は出場できてシード権獲得というオマケまで付きましたが,これまで何度かぽつぽつと出たことがあるものの,なかなか結果を出せず,予選会で涙を飲み続けていた。
これは,昔はそういう学校じゃなかったのですが,今は優秀な指導者や選手を入れている訳です。当然。
他大学も勿論そう。
今回の上位3校はちょっと抜けている感じがしますが,他は実力が伯仲してきておりますねえ。
今後どうなるかは全くわからない。
しかしまあ,中学・高校と陸上で活躍している子に,早稲田と國學院が声をかけたら,そりゃ早稲田に行くでしょうな(笑)。
頑張れ,國學院。
まず道を間違えない子を入れてくれ。
いやいや(笑)。
去年は東都大学野球で優勝しましたが,ここまで國學院の文字がメディアに溢れることはなかった。
これは完全に寺田君のおかげであろう。
これで國學院にバカの烙印を押された気もするが(笑),寺田君,私は許す。
と言うか,その路線は嫌いじゃない。

最後に,大学駅伝の選手たちに,結構なヲタが多いという情報も流れましたな。
好きなタレントに声優さんを挙げる選手が多く,それはまだ人間だから私などにも理解できるものの,中にはアニメやコミックのキャラクターを挙げる選手もいると。
考えてみれば,練習漬けの毎日で,普通の学生のようにコンパだオールだなんてことはできないでしょうし,練習後は寮だか合宿所だかに戻って,娯楽的なことはゲーム,コミック,アニメということになりがちなのはあるだろうなと想像はつく。
むしろばりばり勉強している方が怖い。
昔から大学生はよく漫画を読んでました。
選手たちはハードな練習があって,娯楽として今時のヲタ寄りに行く子も中にはいるということなのでしょう。
ヲタの世界が生活の全ての方々とは違うので(笑)。
だから柏原君,大丈夫だ。全く問題ない(笑)。

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