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西原理恵子「できるかな」のガイガーカウンター2011/03/30 03:19


 
これ↑の冒頭で,秋月電子のガイガーカウンターキットを作るんですね。
今残念ながらこのキットは販売していないようですが(随分前から),回路図を見ることができます。
 
http://akizukidenshi.com/download/kairo/データ/計測器関係/J014_ガイガーカウンタ.pdf
 
漫画の中に出てくる回路図は,これの「ポケットガイガーカウンタ」のものです。
数値を示すところを見ると,「4・1/2桁周波数カウンタ」と組み合わせて作ったのでしょうか。
なにしろこの回路図がありますから,その気になれば部品を集めてガイガーカウンターを手作りするのは可能ですね。
で,その西原先生のガイガーカウンターは,自然界で0.030~0.070という数値を示すそうです。
その数値からすると,今よく耳にするマイクロシーベルトの値かもしれません。西原先生は「おしゃれピコリン」という単位を使ってますが。
蕎麦屋で何故か最高値の0.083おしゃれピコが出たと。
これではちゃんと動作しているかわからないので,あろうことかナトリウム漏れを起こした「もんじゅ」に突撃し,炉心ど真上で計測したところ,0.012おしゃれピコリン。
一番「出てる」と思ったところに裏切られ,結局コネで東京大学へ行ってセシウム片を貰う(漫画では西原先生セシウム生摑み)。
それを計測したら152.78という数値を示し,ちゃんと動作するのを確認できた,という漫画(笑)。ネタバレ失礼。
ふと思い出しまして,今になって改めて,凄いことやってるなと。
 
「思い出した」のついで。
数日前に,「ヨウ素じゃなくてコバルトかも,いややっぱりセシウムみたい」ってのがありました。
コバルト?
そう言えば,仕事でコバルト使ってたなと。
そのコバルトは,放射線をうよんうよん出しているようなものではない(はず)ですが,樹脂の硬化促進に使うナフテン酸コバルトというものです。
これはこれでかなりエグいもので,私も2度ほどやらかして参ったものですが,実際のところどういうものなのかなと。ちゃんと調べたことはない。
ちょっと検索してみたら,いきなり(笑)。
 
http://www.nihs.go.jp/ICSC/icssj-c/icss1093c.html
 
やってはいけないことを全てやってましたね。
かなりの実力者であることを改めて思い知った。
ちなみに,やらかすとどうなるかと言うと,瞬間的に液面が沸騰したようになり,それが極限に達すると「BOOOOOM!」。きのこ雲ができます。マジで。びびります。
あ,ウチにもあるじゃん(笑)。
 

 
しかも何年か前に,なんか部屋が臭うなあと思っていたのですが,数日してから容器が割れてだだ漏れになっているのを発見。
普通にふきふきしましたけど,まあどうってことはないだろう。
 
で,ナフテン酸コバルトを検索していたら,余計なものを発見してしまった。
 
http://www.nsc.go.jp/shinsa/shidai/chuden_hamaoka/1/siryo2.pdf
 
浜岡原発の廃棄物処理について。
えー,こんなんでいいの?!という内容でちょっと驚きました。
まあこれはこれで↑問題無いのでしょうが,こうなってしまうと,いろんなことがバレてきますね。
 
あ,そうそう。骨髄バンクには意見書を送りました。