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YOUTUBEネタ2つ2007/12/14 18:45

溜まっているネタを一つずつ片付けていくのでございま
す。
まずは簡単なところからYOUTUBEネタ。
 
一つは横山ノックさんのお別れ会における,上岡龍太郎
さんの献杯前のスピーチであります。
ちょっとお痩せになりまして。
芸能活動から退かれてもその弁舌のなめらかさは衰えを
知らず。
流石は上岡師匠であります。
ぐっときてしまいました。
 

 
ノック先生が問題を起こして往生際の悪いことを言ってい
た時,上岡師匠はすかさず,「あれはやっとる」と言って
いたものでございます。
去年の大銀座落語祭のプログラムにノック先生出演の
会があり,チケットを取って楽しみにして(他の出演者に
ぼろかすに言われるだろうと)行ったのですが,緊急入院
ということで出演ならず,春風亭小朝,林家正蔵の両師
匠が代演に駆けつけたことは前にも書きました。
あの頃,既にお加減が悪かったのでしょうね。
生のノック先生を一度見てみたかったものですが。
月亭可朝師匠は,ノック先生の問題に関連して,「(触る
のが)やらかいところほど(慰謝料が)高い」と(笑)。
「ほんまにほんまでっせ」と(笑)。
皆さんそんな感じで滅茶苦茶言うのですが(被害者がい
るんですからね。どうかとも思いますが),なんだか愛が
感じられるのですね。
それほどの人物であったということなのでしょう。
そこへいくと,ちょっと薬をやったぐらいで切り捨てられて
しまうような芸能人なんてのはまだまだ小さいですな。
勝新太郎を見習ってほしい(笑)。
まあノック先生の最後は情けなかったですが,身近な人
たちにとっては,そんな不祥事も薬味ほどになってしまう
ぐらい大きな人であったのでしょう。
噂ではイチモツも大きかったらしいですが(笑)。
だからスケベも度合いが違うのかな。
私のスケベなんて大したことないですからね。きっとそう
なんでしょう(笑)。
 
次。
ホントに出したかったのはこっちです。
久しぶりに超ド級の衝撃を受けました。
「最強おやじ」です。
アメリカの,ある父と息子のお話。
テレビでもとりあげられたらしいですが。
父親のディックは現在60過ぎ。
1962年,息子のリックが生まれるが,臍の緒が首に巻
き付いてしまい,酸欠状態になってしまったことが原因で,
脳性麻痺,四股麻痺となり,また話すことができなくなっ
てしまう。
しかしディックは息子を水辺に連れて行って泳がせたり,
車椅子に乗せてホッケーをさせたりするんですね。
何かせずにはいられなかったのでしょう。
ある時,ディックはリックを車椅子に乗せ,それを押し,マ
ラソンに参加する。
そしてこの親子の挑戦はそれにとどまらず,あろうことか
トライアスロンにまで突き進んでいく。
それもショートではありません。フルサイズのアイアンマン
です。
トライアスロンは言うまでもなくスイム・バイク・ランの3種
目。
スイムではゴムボートにリックを乗せ,それを引きながら泳
ぐ。
バイクではそういう自転車を特別に作ったのでしょうが,シ
ートにリックを座らせ,おやじは漕ぐ。
ランは前述の通り,車椅子を押しながら走る。
一人でトライアスロンを完走するのも尋常ではないのに,
このおやじのパワーと精神力は桁外れです。
で,おやじは勿論凄いですが,これ,自分がリックの立場
になったとしたらどうです。
自分で漕がないにしても自転車に180キロ乗り,車椅子
に42.195キロ乗るんですよ。
私はお断りします。
そしてリックは前述の通り脳性麻痺,四股麻痺で話せな
い。
「ちょっと待ってくれ!」と叫ぶこともできない。
リックにとっても,過激なチャレンジである訳です。
でも大会に参加しているリックはとても嬉しそうです。
まあご覧になってみて下さい。
 

 
海外のテレビ番組ですね。
私の英語力は蚊の頭ほどしかありませんが,全国から
寄せられたメールの一つをインタビュアーが読んだので
しょうか。
なにしろそれを聞いてむせび泣くディックの姿にはこちら
も思わずもらい泣きしてしまいます。
またトライアスロンのシーンですね。
衝撃的です。
いくら愛情が強いと言っても,なかなかできることではあ
りません。
でも「できない」と決め付けてはいけない。
「できる」ということを教えてくれます。
ゴールシーンはなんとも感動的です。
何が幸せで何が不幸せかなんてわかりませんね。
その人次第だ。
いいものを見させてもらいました。
ディックとリックの挑戦はまだまだ続きます。
この親子,「Team Hoyt」のホームページは↓。
 
http://www.teamhoyt.com/

タートルマラソン全国大会20072007/10/22 14:24

ふくらはぎが鈍く痛んでおります。
その理由は後ほどご説明致します。
 
「タートルマラソン全国大会」ということでございまして。
主催は「日本タートル協会」。
http://www.turtle.or.jp/
順位とかは関係なしに,マイペースでランニングを
楽しみましょうという大会です。
順位表彰は無しです。
ハーフ,10K,5K,親子ペア2K,ウォーキング10K,
ウォーキング5Kの種目があります。
本当は制限時間を設けたくないのでしょうが,「諸般の
事情」により,一応3時間制限。
バリアフリー大会も兼ねており,障害を持つ方々も大勢
出場なさるので,その時間に間に合わなそうな人はアー
リースタートがあります。
一般のハーフのスタートは10:30ですが,9:20に前
もってスタートすることができる。
そうなると制限時間としては4時間20分ということにな
ります。
 
場所は荒川河川敷でして,最寄駅は北千住。
この大会に出るのは初めてですが,私にとっては最も
自宅に近い大会ということになります。
なんで今まで出てなかったのか不思議なぐらいです。
朝ものんびりできて楽でした。
北千住から歩いて会場に向かいます。近いです。
受付の行列も無く。
荷物預かりも待たずにすんなり済む。
まあちょっと早めに済ませたからかもしれませんが。
開会式の模様↓。選手宣誓をしているところでしょうか。

スムーズに事が運び,流石は歴史ある大会だと感心
しておりましたが,ここで例によってうんこがしたくなり
まして。
トイレは大行列になっておりましたねえ。
何列かあるのですけれども,よくわからんのですね。
自然発生的にできた行列なんでしょうけれども。
たぶん並んでいれば結構早くに順番がくるのでしょう
けれども。
この大会も参加者が増えているのでしょうね。きっと。
そこでアップを兼ねてちょっと走り,河川敷にある他の
トイレを探そうかと。
走っていくと,あるんです。トイレがいくつも。
ところが日曜日のことですので,野球やらサッカーやら
の試合をやっておりまして,その人たちも使っている。
そこに割り込むのもどうなのかと思いまして断念。
それでもうんこはしなければしょうがない。
すると会場のほど近くに,足立区の立派な施設が建っ
ている。
他のランナーもそこに向かっている人がいる。
間違いなくトイレだなと思いましたが,これも実際どう
なのだろうかと。
ちょっと引っかかりましたが,足立区はこの大会の共
催なので,まあいいかと。
背に腹は変えられず,出物腫れ物ところ嫌わずという
ことで,トイレを拝借させて頂きました。

ここ↑でうんこをしました(笑)。ありがとうございました。
 
準備万端整いまして,ぼちぼちスタートの時間。

今回は各部門合わせて6500人のエントリーがあった
そうです。大きな大会になっておりますね。
普通,ハーフの大会だと2時間30分制限が多いですけ
れども,3時間あればハーフの場合かなり楽になるので,
多くの人が参加しやすくなることも当然あるでしょう。
「スタート2分前」というコールはあったのですが,スター
トの号砲が全く聞こえない。
どうしたのかなと思っていると,ぞろぞろと動き始めまし
て,なんだこりゃと(笑)。
後日記録証は送られてくるそうですが,グロスタイムは
そういうことで計りそびれました。
仕方がないので,スタートラインを通過する時にストップ
ウォッチを押す。
今回は様子見と言いましょうか。
シーズン一発目と言ってもいいので,のんびり気楽に
いこうと。
まあいつもそうですが,大会の趣旨もそうなので。
とりあえずキロ7分ペースぐらいで行って,2時間半以内
ぐらいにゴールできればいいかなと。
今回の写真はありませんが,またアヒル帽を被って走り
ました。
アヒル帽はこちら↓の過去記事にあります。
http://dameblo.asablo.jp/blog/2007/04/16/1411333
いい天気でして,結構暑くもなりました。
一応,高尾山天狗トレイルで貰ったウォーターボトルも持
って走ったのですが,2キロ間隔ぐらいで給水所がありま
したので,不必要なぐらいでした。
ただ高尾でもそうだったのですが,塩が抜けるとよろしく
ない。
高尾では水は万全だったのですが,どうやら塩が抜けて
しまったらしく,途中で軽く寒気が出たりしました。
こいつはいけねえとすぐ気付きましたが,何も持っていな
かったので,首や腕に析出している塩を指でこそげ取り,
なめるということをしました。
いくらかは効果があったように思います。
今回はハーフということで,大したことがなさそうでも実際
結構な距離ですから,食料はいらないにしても,塩が抜け
るについては対策しましょうと。
大会の直前に某ずーちー先生より,沖縄名産の塩「ぬち
まーす」を頂戴しました。

顆粒状に加工してありまして,これは普通の塩をなめる
より吸収がいいかなと。
ミネラルバランスもいい塩です。
これをまずスタート前になめる。
レース中も,給水所の前でなめて水を飲むと。
実際中間点を過ぎた辺りでは結構な発汗になっていた
ようで,全身塩でざらざらでした。なめるとしょっぱい。
黒のランニングパンツも最後は白く粉が吹いたようにな
っておりました。
あれだけの塩が抜けてしまうのですから,水だけ飲んで
いたのではバランスが崩れておかしくなっても当然です。
この「ポケじお」,小さいケースでマラソンには実に具合
がよろしい。
某ずーちー先生(笑),ありがとうございました。
この後の大会でも使わせてもらいます。
これ以外では,今までも持って走っておりますが,「梅ぼ
し 純」というものがあります。

これもいいんですね。
まず余計なものが入ってないんです。
梅ぼしとシソだけ。
変な甘味料とかは入ってない。
フリーズドライで錠剤みたいになってまして。
走っていて疲れてきた時に,このすっぱさがいい。
ちょっとしゃきっとします。
梅ぼしだから塩分もありますし,アミノ酸だからいいんじ
ゃないかなと。
ところがこれ,あんまり売ってないんですね。
コンビニとかには無くて,駅の売店で売っていたのです
が,最近駅でも見かけなくなった。
どうなっているのかちょっと不安なのですが。
アサヒフーズアンドヘルスケア株式会社というところの
商品で,いざとなればネット通販してもらえるようでも
ありますが,駅で売っていてほしいなあ。頼みます。
 
中間点までは,なんだかんだでキロ6分半ぐらいのペー
スになったようで,なかなか快調でした。
折り返してしばらくすると,なにやらかわいらしい声が聞
こえてきましてね。
そちらを見ると,ハンドサイクルを漕いでいらっしゃる人
と,伴走の方が2名。
伴走の方の一人は,ハンドサイクルの前につないである
ひもを持ち先導するようなスタイル。
中王子みのりさんだ!
去年のニューヨークシティマラソンを完走なさった時にも
書きましたが,
http://dameblo.asablo.jp/blog/2006/11/07/690495
実際にお目にかかるとは思っておりませんでした。
去年のニューヨークの前にもこの大会に出てらしたので
すものね。
この伴走スタイルになるまでいろいろ試されたそうです。
最初は音で方向を誘導したそうですが(鈴や手拍子や笛)
結局今の形に落ち着いたようです。
中王子さんは,ご自身のHPの中で,「知って欲しい事」
として「明暗の区別ができるほどの視力、つかまり歩きが
できる下肢障害、痙性椎麻痺(けいせいついまひ)という
病気を持っていること」と記しておられます。
いくら伴走者がいるにしても「明暗の区別ができるほどの
視力」で,かなりごっついハンドサイクルを運転するのは
大変な恐怖が伴うことでしょう。
その恐怖を克服し,また伴走者との信頼関係がなければ
非常に難しい。
この「チームみのり」,凄いなーと思いましてねえ。
今年もどうやらニューヨークをやるようですね。
ご苦労も並大抵ではないことでしょうが,元気にゴールな
さってほしいです。
去年私が書いた記事では不正確なところもあり,誠に申
し訳なく思っております。今回注を入れさせてもらいました。
新聞記事ぐらいの情報しか無かったのに,それを元にし
て,十分な確認も無く書いてしまった結果です。
大いに反省しております。
今回,中王子さんご自身のHPが開設されており,そこで
書かれている内容により正すことができました。
中王子さんのHPを見ると,その前向きな姿勢に打たれま
すし,まだまだバリアフリー社会には程遠い現実もわかり
ます。
この人の前で甘ったれたことは言えません。
どうぞご覧になってみて下さい。
なんだかまたパワーを貰ったな。
http://16.pro.tok2.com/~thankstoall/
 
15キロから20キロはちょっと疲れまして,少し歩いてしま
いました。
大会スタッフがしきりに「マイペース」「無理はしないで」と
連呼してますし,こちらも無理するつもりは最初からありま
せんので。
結局2時間25分ちょっとでゴール。
グロスタイムでも30分は切っているはずです。
上等上等。
それほどのダメージも無く,とっとと着替え,ビールを買お
うと思ったら売り切れ!
そりゃあないだろ。
まあしょうがない。
ビールの無い世界にいてもしょうがないですから,即会場
を後にする。
この日は,某T君がこちらのブログに寄せてくれたコメント
によると,「根津・千駄木下町まつり」というものを開催して
いて,その一環として落語の会があると。
14時スタートだと。
なんとか間に合う時間。北千住から根津なんか近いです
からね。
また無料だと。
それも立川談笑師匠が出ると。
談笑師匠の落語会なんて,すぐチケットが売り切れます
からね。
去年の大銀座落語祭で見て以来のファン。
これは行かねばなるまいということで直行。
「不忍通りふれあい館」という施設の地下ホールが会場。

着いたら,それほど大きなホールでもなく,既に満席で
立ち見が出ている。
まあしょうがない。ロハだし。
お年寄りも多いですし,そもそも私が座る訳にはいかんだ
ろう。
2時間立ち見スタート。
最初は立川松幸さんの「寄合酒」。
談幸一門の前座さん。
次が立川談笑師匠で「薄型テレビ算」。
古典の「壷算」の改作なのですが,かなりややこしくなっ
てまして。大ウケでした。
ここで1時間経過。
脚に異常を感じる。
ていうか普通に立っているのが苦痛。
談笑師匠はこの後にも仕事があるらしく,それで2番目に
出てきて,もう一人が出てきて終わりかなと思い,まあ我
慢するかと。
次が志らく一門の二つ目,立川志らべさん。
ネタは「たらちね」。
マクラでミッキー・カーチスさんなんかのロカビリーの人たち
の話をしまして,これはなかなか面白かったです。
あの人たちもぶっ飛んでますからね。
「たらちね」もしっかりしていて,流石は立川流という感じで
した。
ここで脚はかなり限界になってきましたが,どうもまだ終わ
りの雰囲気ではない。
うわー,談笑師匠出てくるかー,それじゃ帰れないなーと。
果たして談笑師匠再登場。
こうなったらとことんいくしかない。
ネタは「片棒・改」。
これも古典の「片棒」の改作。
「片棒」は,ケチな旦那が,自分の葬式をどう出すかを3人
の息子に聞く噺ですが,この改作では,長男はオカマだし,
三男は腹違いで,コルシカ出身のユダヤ人が母親という
無茶苦茶な設定(笑)。
会場には子供もいて,「お子様が聞いても無難な噺を」と
いうことで始めたのですが,全然無難じゃないです(笑)。
どんどんテンションが上がってきて,大爆笑になりました。
すっかり満足したのはいいですが,脚はぼろぼろ。
結論。
ハーフマラソンの後の2時間立ち見はいいトレーニングに
なります(笑)。
 
かなりのダメージを引きずりつつも,せっかく根津まで来た
のだからということで某Pへ。
ようやくビールにありつく。
少し迫力があるものを食いたいなと思い,これ↓はビーフ
カツレツ。

こういうのが走った後に嬉しい。
焼酎もぐいぐい進み,ふらふらになって帰宅。
爆睡したので,今日は実に爽やかであります。
次の日曜日は手賀沼エコマラソン。
もう少し楽に走れるようになっているといいのですが。
まあお稽古ですな。はい。

「スコッティ」宇宙葬2007/05/02 02:45

「スター・トレック」のモンゴメリー・スコット機関長役で
おなじみのジェームズ・ドゥーアン氏。
2005年に亡くなられ,その年の年末に宇宙葬を行う
予定であったそうですが,延期となり,ようやく先日とり
行われたということだそうであります。
カーク船長,ミスタースポックが登場する最初のシリー
ズでは,ドクターマッコイ役のデフォレスト・ケリー氏も
亡くなっております。
このお二人は第二次世界大戦に出征しているのです
ね。そのぐらいの年齢であったと。
カーク船長役のウィリアム・シャトナー氏,ミスタースポ
ック役のレナード・ニモイ氏は,そのお二人から10か
一回りぐらい若い。
でも70代半ば。
時間って恐ろしい。
それはともかく,「スコッティ」。
クリンゴンの攻撃を受けるなどして艦が大破する。
カーク「(艦を修理し終わるまで)あとどれぐらいかかる?」
スコッティ「5時間かかります」
カーク「2時間でやれ」
スコッティ「はい艦長」
というやりとりは定番。
ウィキぺディアにも書いてありましたけどね。
とにかくスコッティは優秀なエンジニアで,これを見ていた
アメリカの少年には多大な影響を与えたと思いますね。
私だって,スコッティが身近にいてくれたら心強いと思い
ますもの(笑)。
実際に,スコッティにあこがれて技術者の道を歩んだ人
も多かったらしく,ミルウォーキー工科大学から名誉学位
を授けられているそうです(ウィキぺディアより)。
スコッティの影響,更にはスター・トレックが及ぼした影響
は技術畑に進んだ人だけではない。
小説家のトム・クランシー氏。
ライアン博士のシリーズは世界的大ヒットとなり,その内
のいくつかのエピソードは映画化もされている。
このトム・クランシー氏の小説の中にも,度々スコッティが
登場する。
それは現実の世界にスコッティはいないんだという落胆
になる訳ですが。
「スコッティ。転送しろ」と言えたらどれだけいいかと(笑)。
また「○時間かかる?」「△時間です」「×時間でやれ」
というやりとりも,軍隊の中での会話として出てきます。
相容れない外交交渉の相手には「クリンゴン」という表
現が使われます。
アメリカ国民にはかなり深く浸透しているテレビドラマ,
また映画であったと改めて思えます。
最初のシリーズではクリンゴンという敵と対決するとい
う単純な図式で,子供にもわかりやすい。
敵とはいえ,やたらめったら殺しまくるので,それはどう
なのかと今は思いますけど,まあ戦争経験者が出演し
ていたぐらいの時代ですから。
その後のシリーズは,心理的,また政治的要素が拡張
してきて,あまり人が死ぬこともなく(ピカード艦長のシリ
ーズで「ヤー大尉」が殉職した時は物凄いショックを受け
ましたが),これはまた面白いのですが,ちょっと子供は
ついていきづらいかもしれませんね。
子供は「ファイヤ」「ちゅどーん!」って方がねえ(笑)。
しかしカーク船長率いる最初のシリーズでの劇場版の
第一作だと思うのですが,これは凄かった。
今でもSF映画の最高峰だと思っておりますが。
まだCGなど無いでしょうに,その映像の美しさ。
またオチ(あえて「オチ」と言いますが)の見事さ。
素晴らしかったですね。
オチの場面では打ち震えるほど興奮しました(笑)。
スター・トレックは人間の想像力への挑戦だと思うので
す。
最初のシリーズが始まったのは40年ちょっと前ですが,
その当時では夢のようであった物事が,今ではそれほ
ど絵空事でもないってありますよね。
通信装置なんかもそうです。
スター・トレックでは左胸に付けているバッジをポンとや
ると通信ができる訳ですが,そこまでシンプルでなくて
も,今現に携帯電話が一般化しているのですからね。
コンピューターの音声入力も,まだ一般的ではないかも
しれませんが,実用化はされているようですし。
転送装置は,人や物をデータ化し,その信号を他の場
所で再構成するものであろうかと思います。
また食べ物を魔法のように作り出す「レプリケーター」と
呼ばれる装置は,インプットされてあるデータから実物
を作り出す装置のようであります。
流石にそこまでの技術はまだありませんけれども,音
楽CDは,アナログ音声をデジタル化し,そのデジタル
データをまたアナログ音声にするということで,大変似
ております。
このデータを,既に携帯電話でやりとりもできる訳で,
転送装置の前段階と言うこともできはしまいかと。
まあ,音楽CDにしても,ミュージシャンが演奏した音
と全く同じ音が家庭で再現される訳でもなく,そう簡単
ではないですが,これが仮に全く同じ音が出せるという
ことになってくれば,それはスター・トレックの転送装置
に近い。
バーチャルの世界では不可能ではないのではないかと
も思いますが,それはまあ難しいでしょうね(笑)。
「ディープ・スペース9」以降のシリーズは見ておりませ
んけれども,いやーよくこんなこと考えるなあと感心して
しまいます。
今後も益々刺激を与え続けて頂きたいものです。
スコッティ役のジェームズ・ドゥーアン氏もようやく最後
の宇宙旅行を果たし,安らかにお眠り下さることと思い
ます。
言っちゃ悪いが,カーク船長もミスタースポックも時間
の問題ですわね。
その時はまた大変なことになるでしょうねえ。
全米が追悼するんじゃないでしょうか。
関係ないですけど,私はミスタースポック役のレナード
・ニモイ氏と誕生日が一緒です(笑)。
論理を重んじる私としては嬉しいことであります。
しかし野村のサッチーも一緒なんですよ!
これが嫌でねえ(笑)。
全く。
ピアニストの上原ひろみさんも一緒だからいいか。

快楽亭ブラックの放送禁止落語大全22006/12/25 11:56

えー,クリスマスということで,更にエレガントな一冊をご紹介。
 
あっ,リンクが作成できない!(笑)
しょうがねえな。
 
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4862480985/
 
アマゾンでは,今のところ在庫しているようですが,初版でそれ
ほど刷るとは思えませんし,なにより内容が内容なので,発禁
になる恐れがある(笑)。
買うならお早めに。
あ,そうか。これは2冊目なんです。
1冊目も勿論買いましたけど,そっちはリンクが作成できるよう
ですね。
なんでだろう。
内容の問題なのであろうか(笑)。
1冊目は↓。
 

 
これのパート2が最近出たということです。
ネタを書き出してみますか。
やめた方がいいかなあ(笑)。
まあいいや。
まず最初の本。
 
「道具屋・松竹篇」
「イメクラ五人廻し」
「英国密航」
「反対俥」
「文七ぶっとい」
「川柳の芝浜」
「一発のオマンコ」
「怪獣忠臣蔵」
 
となります。
2冊目は
 
「オマン公社」
「朝鮮人の恩返し」
「聖水番屋」
「お血脈」
「カラオケ寄席」
「マラなし芳一」
「人性劇場」
「野ざらし」
 
となります。
それぞれCDが付いていて,最初のには「道具屋・松竹篇」
「全女番」(「湯屋番」の全日本女子プロレスバージョン),
2冊目には「オナニー指南」「イメクラ五人廻し」が収録され
ております。
放送禁止どころの話ではなく,ブラック師が暗殺されかねな
い内容となっております(笑)。出版社も危ない。
ブログで紹介する私も狙われたりして(笑)。

超落語!立川談笑落語全集2006/12/25 11:03

クリスマスにふさわしく,ロマン溢れる本をご紹介。
 

 
テレビでは「小田桐レポーター」として出ておられましたが,
真打になって立川談笑と。
これまで一度も談笑師の落語を聴いたことがなかったのです
が,今年の「大銀座落語祭」で「危険な香りの落語会」という
プログラムがあり,それにご出演。
初めて師の落語を聴きました。
そのネタは,その時はタイトルがわかりませんでしたが,この
本でわかった。
タイトル,「イラサリマケー」(笑)。
古典の「居酒屋」の改作なんですね。わかんねえよ(笑)。
ふらっと居酒屋に入ると,店員がビルマ人。
「いらっしゃいませ」がうまく発音できずに,「イラサリマケー!」
「イラサリマケー!」「イラサリマケー!」(笑)
ビールを持ってきて置く時に,「オマタケでましたー」。
これ,本当は「おねたまさしたー!」って言われたんですって
(笑)。
それがきっかけで,この噺をこさえたそうですわ。
まずバカバカしくて,涙を流して大笑いしましたね。
 
掲載されているネタを書き出してみますか。
 
「げろ指南(あくび指南・改)」(……)
「シシカバブ問答(こんにゃく問答・改)」
「片棒・改」
「金明竹」
「猫と金魚」
「イラサリマケー(居酒屋・改)」
「叙々苑(百川・改)」
「薄型テレビ算(壷算・改)」
「宮戸川(上)」
「ジーンズ屋ようこたん(紺屋高尾・改)」
「シャブ浜(芝浜・改)」
 
となります(笑)。
そのうち談笑師の独演会にも行ってみるつもりです。
オスメスです!(笑)

立ち上がる米朝2006/08/30 06:48

8月8日に第十二胸椎圧迫骨折をしてしまい,入院中の
桂米朝師匠。
ご自宅で寝ゴザに足を取られて転んでしまったそうで。
米朝一門でもある,三林京子さんのHPによると,この
28日に,20日ぶりにベッドから降りて立たれたそうです。
まあひとまず良かったですが。
なにしろお年ですので。
リハビリもしんどいと思いますが。
タバコ買うてこいなどと,わがまま放題の人間国宝だそう
ですが(笑)。
なんとかお元気になられて,高座に復帰して頂きたいもの
です。

危険な香りの落語会2006/07/18 06:49

大銀座落語祭2006。

ヤマハホール。
「危険な香りの落語会」と題しまして,第一部が「月亭可朝
落語会」,第二部が「生の横山ノック先生ついに登場」。
というはずだったのですが。
「インターネットで書かないでくれ」と言われましたが,スポー
ツ紙に記事が出ておりますので構わないでしょう。
ノック先生が緊急入院してしまったらしく,出演キャンセルと
いうことになりました。
残念でしたねえ。
代わりに春風亭小朝,林家正蔵の両師匠が駆けつけました。
まあ主催者側ですから気を遣ったのでしょうが,大変です。
まるっきり趣旨が違ってしまったのですが,これで1200円は
安いな(笑)。

まずは古今亭ちよりんさんの「子ほめ」。
一所懸命さは伝わってきましたね(笑)。
次が三笑亭夢之助師匠の登場。
噺は「寿限無」と「たらちね」を混ぜたものでして(笑)。
つまり寿限無君のところに「たらちね」の嫁さんが来るという
実にいらいらする噺で(笑)。
「寿限たら」というそうです。そのまんま。
そして待ってました,月亭可朝師匠。
例のカンカン帽をかぶって,踊りながらの登場(笑)。
もうねえ,座っているだけでおかしいんですよ。すっとぼけて
てねえ。
噺は「住吉駕籠」。
この噺も可朝師匠にぴったりで。
後で小朝師匠が言ってましたが,ちゃーんと古典をやって
いるのに,ふと見ると,カンカン帽(笑)。
訳がわからない。「ホンマにホンマやで」(笑)。
第一部はそれで終了。
第二部は,ホントならノック先生が登場して,他の出演者に
いじめられるということだったんだと思うのですが。
しょうがないので,春風亭勢朝師匠が司会のようなことに
なり,小朝師匠と正蔵師匠が登場。
結局正蔵師匠が小朝兄さんにいじめられるという図式にな
り(笑)。
しきりに汗を拭いておられました。
他にもなかなかスリリングな会話もありましたが,インター
ネットには書かないでくれと何度も言ってましたので(笑)。
まあ書かないでおこう(笑)。
その後,勢朝師匠の「紀州」。
と言っても,ただの「紀州」ではなく,落語協会の会長選挙
にからめての噺(笑)。
次が立川談笑師匠。
テレビでは小田桐レポーターとして出ておられますね。
タイトルはわからない。新作で,ふらっと入った飲み屋の
店員がビルマの人で(笑)。
放送禁止用語も飛び出し,なかなか危ない噺でございま
した。まあこちらはブラック師や川柳師で免疫ができてま
すからね。
しかし銀座で「おめこ」は新鮮だな(笑)。
そしてトリがなんと桂小枝師匠(笑)。
所謂落語ではなく,漫談でしたけれども,前の小朝師匠が
しゃべり過ぎで時間がおしてましたから。
ちゃんと着物を着て(笑),高座に座ってましたけどね。
例の調子で,こっちまで脳波がおかしくなりそうでしたけれ
ども。
伝説の爆発たまごの話もありましたねえ(笑)。
爆笑の渦でした。

「六人の会」(小朝,鶴瓶,志の輔,正蔵,昇太,花緑)の
似顔絵(南伸坊さん画)が入ったうちわも貰って大満足。
今年は3日間でしたが,来年は5日間になるそうですよ。
これもまた楽しみです。
上方の大師匠の落語を是非見てみたい。
死ぬ前に!(笑)

即完。2006/05/22 14:19

大銀座落語祭,春團治師匠の会は,先行販売にもかかわ
らず,一瞬で蒸発。
完売となっておりました。すげー。
落語の場合は箱が小さいからしょうがないですな。

大銀座落語祭2006/05/15 19:38

今年もあるようです。

http://www.rakugokai.com/6nin_no_kai/daiginza/ginza_index.html

7月15~17日の3日間。
春團治師匠を見たいんですがねえ。
即完売になるでしょうねえ。
他にも東京ではなかなか見られない露の都師匠とか。
可朝師匠の落語と,ノック先生を囲む会とか。
見たいプログラムがいっぱいあります。
中央会館の大師匠の会はやや高いですけど,他の会は寄席
よりはるかに安いです。
どれかは見に行きたいものだと考えております。
東は落語協会,芸術協会,立川流,円楽党,フリー,西は上
方落語協会,松竹芸能,吉本興業,米朝事務所,等々。
入り乱れてのまさに大落語祭。
いいですね。
昔だったらちょっと考えられないんじゃないかしら。
今年は私もその雰囲気を味わいたい。

長寿番組の「笑点」ですが。
円楽師匠が退くということで。
もうどうやら落語も無理そうですが。
他の噺家さんのネタで,ああもばーばー泣いちゃしょうがな
いだろうとか,泣けば喜ぶお客が馬鹿ね,とか。
さんざんいじられていた円楽師匠ですが,こうなっちまうと
ネタにもできませんねえ。馬鹿にする対象が弱ってしまって
は面白くないですからね。
協会の分裂騒動の中心にいた人ですので,皆さんいろいろ
な感慨がおありになるのかもしれませんが。
しかし「圓生」の大名跡はどうなるんですかねえ。
今後誰か継ぐんでしょうか。
ごたごたがなければ円楽師匠が継いだのかもしれません
が。
川柳師匠のネタで,吉川潮さんに「ポスト柳昇ですね」と
言われ,「そんなもん狙ってませんよ。七代目三遊亭圓生
だよ」と言ってましたが(笑)。
「ラッパの圓生」をシャレで実現したらどうだろう(笑)。
まあ今は名前はどうでもよくなっちゃってますね。
今後素晴らしい噺家さんが出てくれば,「圓生」も復活する
かもしれないし,更には「圓朝」だってあるかもしれない。
生きてる間には見られないかもしれないけれど(笑),それ
はお楽しみということで。

で,「笑点」は春風亭昇太師匠が新加入と。
「オールナイトニッポン」もやってますし,勢いがあります。
ちょっと気になって,噺家さんの入門時期を最近調べたんで
す。
現存する中で入門が一番古いのはたぶん金馬師匠。
戦争中に噺家になろうってのも凄いけど。
笑点メンバーと有名どころで入門順に書き出しますと

三遊亭金馬   昭和16年 昭和04年生
三遊亭圓歌   昭和20年 昭和04年生
桂春團治     昭和22年 昭和05年生
桂米朝      昭和22年 大正14年生
桂歌丸      昭和26年 昭和11年生
立川談志     昭和27年 昭和11年生
三遊亭円楽   昭和30年 昭和08年生
川柳川柳    昭和30年 昭和06年生
林家こん平    昭和33年 昭和18年生
林家木久蔵   昭和35年 昭和12年生
桂三枝      昭和41年 昭和18年生
三遊亭好楽   昭和41年 昭和21年生
三遊亭小遊三 昭和43年 昭和22年生
春風亭小朝   昭和45年 昭和30年生
三遊亭楽太郎 昭和45年 昭和25年生
笑福亭鶴瓶   昭和47年 昭和26年生
林家正蔵    昭和53年 昭和37年生
春風亭昇太   昭和57年 昭和34年生
林家たい平   昭和63年 昭和39年生

てなことになります。
現存する噺家で最も高齢なのはおそらく柳家小せん師匠
で,大正12年生まれです。入門は昭和24年。
こう見ますと,笑点メンバーはかなり高齢ですし,昇太師匠
だって,若く見えますけど,結構いい年です。
このリストはホントはもっと細かくて,東西や団体の関係なし
に今作ってる途中なんですが,欲しい人がいらしたらあげま
す。
別にヒマな訳じゃないんだよ(笑)。息抜きね。

川柳落語会2006/03/14 09:16

正確には,「CD第二弾発売記念&祝!生誕75年 川柳
川柳落語会」。
長い。
「初代」川柳川柳ということで(笑)。
去年は芸歴50年の会でしたが,やることはほぼ一緒(笑)。
今回は「緊張する」古典はやらず,「大ガーコン」一本。
 
最初はお弟子さんのつくしさん。
師匠をいじる噺。
「川柳信者」には師匠がどうしようもないという話はたまら
ないところですんでね。
日記の「師匠」の文字を一括変換で「彼」に変えたらどう
なるかという噺でして。
実際のつくしさんのブログでは「支障」と書かれておりま
すが(笑)。
つくしさんは二代目川柳を継ぐのでしょうか(笑)。
去年は名跡を誰か買ってくれないかという話もありました
が(笑)。
 
次が鈴々舎わか馬さん。
この師弟に挟まれて,一体何をやったらよいのかとおっ
しゃってましたが。
端整な噺でございました。
ネタは「馬大家」という珍しいものでした。初めて聞きまし
た。
 
そして「大ガーコン」。
何が「大」なのかという疑問もありますが,細かい話が増
えるだけのようです(笑)。
風邪をひかれたらしく,ノドの調子がよくないと。
それでノドを開こうとして,差し入れの焼酎に手を出して
しまったようです。
そのせいなのか,単純に年なのか(笑)。人名が全然出て
こねえ。
「えーと,あの,なんてったかな…………,ま,いいか」って
おいっ!(笑)
口が渇いたと言って,「ちょっと水持ってきて」。
つくしさんが持ってきて,「ホントの水です」。
ボケ症状が続いて,ついに「カバン持ってきて」。
カバンからメモを引っ張り出して「あ,そうそう」。
落語家として,他の人では通用しない(笑)。
川柳師匠はそれも芸になっちゃってますからね。
「大ガーコン」というより「だれガーコン」のような気がしま
したが(笑)。
いいんです。出てきてくれれば。
「川柳信者」ですから(笑)。
しかし師匠も信者の皆様ばっかり集まられても困ります
わねえ。
だってネタを全部知ってるんだもん。オチからなにから。
やりにくいところもありますわな。
まあ信者の皆様にとっては「川柳」という古典になって
ますからね。いいんです。
この3月23日で75歳。
もうちょっとで誕生日が一緒になるところで危なかった。
この先,古典落語をちゃんとやろうとかいう気力は無い
と明言してました(笑)。
もっと上手いヤツはいるし,いいよ俺は,ってことで。
こちらはそんな川柳師匠を期待はしてませんので,どう
ぞそのままでお願いします。
 
二部は古い歌を熱唱。
師匠とわか馬さんがギターでつくしさんがウクレレ。
去年は柳亭市馬師匠がゲストで入りましたが,市馬師匠
が上手すぎてかなわないから今回はゲスト無しだそうで
す(笑)。
去年歌ってた曲は,私でもほぼ知っているものが多かっ
たですが,今回のはまるで聴いたこともない曲がかなり
ありました。
あれ,わか馬さんとつくしさんは大変ですね。
知らねえもん。あんな古い歌。
ノドの調子が良くないと言いつつも,中入の時に焼酎を
追加充填したらしく,ご機嫌で歌っていらしたようです。
最後は当然「ラ・マラゲーニャ」。
ウィーンフィルのニューイヤーコンサートが,アンコール
で必ず「ラデツキー行進曲」をやるようなもんですな(笑)。
 
てことでなんとか無事に終了。
幕が下りて,去年はグレン・ミラーの「ムーンライト・セレ
ナーデ」がかかりましたが,今回はベニー・グットマンの
「シング・シング・シング」でした。
 
その「発売記念」というCDも一応買ってみました。
 


 
どうコメントしていいものかわかりませんが(笑)。
最初のつくしさんの師匠を小馬鹿にしたネタもなかなか。
なにしろ捨てられた川柳を「もりお君」が拾うってんで
すから(人間国宝の故小さん師匠の本名が小林盛夫)。
川柳師匠は「ジャズ息子」。
その後に快楽亭ブラック師匠がその「ジャズ息子」をあべ
こべにした「演歌息子」。
「ジャズ息子」は戦後ジャズに狂った息子と保守的な親父
とのドタバタですが,「演歌息子」は日本が戦争に勝って
アメリカを占領して(笑),日本文化に傾倒するジョージ君
とジャズを信奉する保守的な親父との噺。
川柳師匠の噺をパロディにするんですからねえ(笑)。
同じ日に続けてやったそうで。
これは川柳師匠の「ジャズ息子」を聞いた後じゃないと
面白くない。
なかなかとんでもないCDでございます。
かなりひどい噺なので別におすすめはしません(笑)。
なんと2枚組です。
他は「映画やぶ睨み」と「ラ・マラゲーニャ」。
たぶん普通には売ってません(危なくて売れません)ので
欲しい方は川柳師匠の落語会に行くか,ネットで検索
してみて下さい。