大哺乳類展アゲイン,伊藤若冲アナザーワールド ― 2010/06/11 18:08
まず国立科学博物館で開催中の「大哺乳類展 陸のなかまたち」が6月13日で終わるので,その前にもう一度行ってきました。
前回携帯電話のカメラでしか撮れなかったものを撮りなおしたい。
終了間際ということもあるのか,前回来た時よりは客の入りが多く,修学旅行の高校生も目立ちました。
会場に入ると,まずこいつ↓が迎えてくれる。
前回携帯電話のカメラでしか撮れなかったものを撮りなおしたい。
終了間際ということもあるのか,前回来た時よりは客の入りが多く,修学旅行の高校生も目立ちました。
会場に入ると,まずこいつ↓が迎えてくれる。
カモノハシはいずれ作ろうと思ってますので,手足がどうなっているのかアップで撮影したり。
この向かいにはレオポンもいます。
そこから奥に進むと,うわーっと剥製が並んでいて壮観。
入ってすぐのところにはこんな子が↓。
マレーバクの子供。
前にフェルトでこれを作ろうとしたのですが,この模様が面倒で中断しております。
しかし考えてみれば,この子はこの段階で命を落としたからこうなっておる訳で,それを考えると不憫だ。
後ろには大人のマレーバクもいます。
こちら↓はヒメウォンバット。
ウォンバットも作りたい動物の一つなのですが,地味って言うか,ずどんって言うか。
むしろ難しいかもしれない。
ラッコの親子↓。
いやまあ本当の親子ではないと思いますが。
この子もどうしちゃったのでしょうねえ。
ラッコは毛皮目的でボンボン狩猟されてましたからね。
「ラッコの皮のインバネス」なんて,今では顰蹙ものになってしまうかもしれません。
ずらずらと剥製写真を並べてもしょうがないので,この企画展での写真はこのぐらいにしておきますが。
この後久しぶりに常設展示を見てみようと思いまして。
子供の頃何度か来たことがありますが,あの頃は何を見てもわくわくしたものです。
その当時を思い出しつつ,よせばいいのに全フロアを見てしまった。
マラソンより疲れました。
今は「地球館」と「日本館」に分かれております。
展示の仕方も昔とは違い,工夫されております。
実は前回「陸のなかまたち」を見て,その中にイリオモテヤマネコが確かいたはずだと。
できればその写真を撮りたいと思っていて,確かにあるにはあったのですが,そのエリアは撮影禁止になっており,またそのイリオモテヤマネコは具が入っておらず,目も無い。
毛皮だけで伸びちゃってる。
だから撮れなかったのですが,日本館にいましたねえ。
やまぴかりゃー。
でもなんだか色もぼけちゃってますね。
古い剥製なのかな。
このフロアには大変有名な方もいらっしゃいます。
忠犬ハチ公。本物。
秋田犬ですわね。大きな犬ですわ。
昔は地下の一角にいたかと記憶しておりますが,今は日本館の2階におります。
ハチ公の上にはこちら↓。
南極で置き去りにされ,奇跡的に生きていたタロとジロの内のジロです。
もふもふ。
てことで科学博物館の全フロアを制覇。
日本館1Fのショップで売っているアノマロカリスのぬいぐるみの誘惑にも負けず,博物館を後にする。
この時点でもう歩きたくない感じでしたが,気合で千葉市美術館へ。
「伊藤若冲 アナザーワールド」展。
何が「アナザーワールド」かということですが,若冲の作品と言えば絢爛たる色彩を用いた細密画をイメージします。
この展覧会は若冲の水墨画を中心にしているということなのですね。壮麗な着色作品だけが若冲ではないと。
これが面白かった。
驚くほど大胆でざっくりとした線を引いてみたり。
そんな中でも,薄い墨を両方から滲ませた境界にできる線を用いる「筋目描き」という技法が冴えていたり。
他の人の作品もあるのですが,若冲の作品は何かぐっと迫ってくるものがあります。
また遊び心もあり,魅了される人が多いのもうなずけます。
前に国立博物館で開催された「若冲と江戸絵画 プライスコレクション」展。
あの時展示の中心になっていたのは,タイトルの通りアメリカ人,ジョー・プライス氏のコレクションでしたが,そのプライス氏も来館したそうです。
あの時はその展覧会と,皇居の三の丸尚蔵館での展示も見て,今回の展示も加えると,若冲作品の多くの部分を見たことになるかと思います。
ありがたいものでございます。
この展覧会は6月27日(日)まで。
入場料は1000円です。
市の美術館だからか,この美術館の入場料はいつも安い。
千葉市はエラい。
http://www.ccma-net.jp/index.html
ついでなので,現在開催中,或いはこれから開催の展覧会を私自身が忘れないように書き留めておきたい。
ボストン美術館展 西洋絵画の巨匠たち
森アーツセンターギャラリー 6月20日まで
http://www.asahi.com/boston/
ジョゼフ・コーネル×高橋睦郎 箱宇宙を讃えて
川村記念美術館 7月19日まで
http://kawamura-museum.dic.co.jp/museum/index.html
オルセー美術館展2010「ポスト印象派」
国立新美術館 8月16日まで
http://orsay.exhn.jp/
大哺乳類展-海のなかまたち
国立科学博物館 7月10日~9月26日
http://www.asahi.com/mammal/
シャガール―ロシア・アヴァンギャルドとの出会い~交錯する夢と前衛~
東京藝術大学大学美術館 7月3日~10月11日
http://marc-chagall.jp/
借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展
東京都現代美術館 7月17日~10月3日
http://www.mot-art-museum.jp/index.html
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