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両国「ひら井」2011/12/04 04:04

最近教えてもらった店で。
古い洋食屋さんと言ったらいいのかな。
実際かなり古いらしい。
昔の洋食屋さんというのはラーメンがメニューにあった。
日本橋の「たいめいけん」なんかもありますね。
ラーメンも贅沢なものだったのでしょう。
私の伯父も(80近い)子供の頃,母親(私の祖母。生きていたら106歳ぐらいか)に連れられて食べたラーメンの旨かった記憶が残っているそうだ。
で,最近出先で「ひら井」という洋食屋さんのラーメンが結構いいよと聞いた。
「昔の味」であるらしい。
それは確かめなければならない。


どうです。この佇まい(笑)。
嬉しくなってくるねえ。
メニューなどはこのページ↓なんかをご参照下さい。
http://r.tabelog.com/tokyo/A1312/A131201/13054163/

店の中も古色蒼然といった風情。
早速ラーメンを注文。


実はこの日は2回目で,1回目はブロッコリーは入ってなかったはず(笑)。
それはともかく,これはなかなかいい。
麺はちょっと力がない気もするが,味わいはいかにも「昔の味」。
奇を衒ったところが無い。
ややアタリ強めなところも昔風。
スープはこう見えて結構深みのある味で,単純に素材の味が出てくる感じではない。まさに渾然一体となっているところは,流石洋食屋のスープと言うべきか。
すっかり気に入りまして,週1ぐらいは食いたい気分になっております。完全に昼飯ローテーションの一つに加わりました。
こういうのは残してもらいたいなあ。
魚臭いラーメンなんか食いたくねえんだ,こちとら。

ハタハタカレー2011/04/25 17:10

母が北海道物産展みたいなところで買ってきたらしい。


なんじゃこりゃと。
レトルトのカレーなんですが。
温めて,ごはんにぶちまけたらなんとまあ。


おもいっきり魚の半身が2枚入っていた。
味はもう魚。
カレー風味のカツオブシペーストという感じ。
妙な甘みもあって,おかかふりかけっぽい味。
魚の身は,ほろほろと身離れのいいところは確かにハタハタなのかなと。
で,カレーなんだよな(笑)。
まあかなりインパクトの強い食い物でありました。
もう一つヤバそうなカレーがあるのですが,食ったらまたご報告しましょう。

これはホント。2011/04/13 06:58

http://portal.nifty.com/2011/03/16/b/

重曹を入れたお湯でスパゲティを茹でるとラーメンぽくなると。
↑を最初に読んだ時は「ホントかよ」と思いましたが,もう3度ほど実験しました。確かにそれっぽくなります。
細めのヤツがいいかもしれないですね。
ストレート麺ですから,トンコツとか,味がからみやすいスープが合うかも。
茹で始めはそれほど感じないのですが,茹で上がる頃になるとニオイが不思議と中華麺。
パスタ特有のぐっとコシのある感じが抜けて,なかなか面白い。
海外にお住まいの方がラーメンに飢えて開発したワザのようですが,パスタでいいなら乾麺だから,スープだけでっちあげればいつでもラーメンが食えることになって素晴らしい。
映画の「南極料理人」も,このワザを知っていれば楽だったかも。
まあ小麦粉あれば自分で打つのも面白いですけどね。そこそこ旨いし。
しかしよく考えるものですね。

ついにここまできたか。2011/01/10 12:56

「なでしこ寿司」

http://www.nadeshico-sushi.com/index.html

秋葉原に昨年できた,女の子が板前の寿司屋。
寿司屋まで萌え萌えにするか。

http://www.foodrink.co.jp/next-vogue/1010/101012.php
http://www.nadeshico-sushi.com/img/top/media20101009.jpg

「女の子」と書いたのは,ここの募集が25歳までだからです。
女性の寿司職人は昔からいらっしゃるし,大変高名な方もいらっしゃる。
寿司を握るのになんら男女差というのは無いと思いますが,客側の偏見が拭い難く,握る際に必要以上の気を遣い,冷水で手を冷やしてから握るという話も聞いたことがあります。
そんなの,おっさんでも手のぬくい人はいるでしょうし,キンキンに冷たい寿司というのもおかしい。
ま,それはそれとして,この萌え萌え寿司ですが,ここまでやってくれたらいっそすがすがしい。
このスタイル,コンセプトで客が入るのであれば,それは素晴らしい。
カエルちゃんやパンダちゃんの巻き寿司,「デコ巻き」というそうですが,そんなん出されてもねえ(笑)。こっちが恥ずかしい。
板前はそういうことで萌え萌えですが,板場の奥にはベテランのおやじがいて,彼女たちに指導しているそうです。
働いている女の子たちは大学生が多いそうで,それがまた立派な学校に通っているらしい。
頭がいいから憶えも早いそうです。
若くて,かわいくて,賢くて,向上心があったら無敵だな。
就職戦線も訳がわからんし,こういうスキルを磨いて自分の道を広げていくというのもあるんだなと。
ぱっと見は萌え萌えでも,出すものがしっかりしていればいいのですからね。店のレベルを超えるほどの意識を持てばいい訳だ。萌え萌え部分はその子の武器。
寿司は私も一時研究しましたが,最初ナメていて,こんなのできらあと思って握ったら凄く不味かった。
いろいろ読んで勉強もし,ある程度納得できるものになるまでかなり不味いおにぎりを食いましたね。
閉店していなければ,そのうち一度行ってみようかと思いますが。
かわいい板前さんたちには,ご苦労もあるでしょうが,いい仕事をして頂きたいものであります。
しかし若くてかわいければ仕事があるからいいよな(笑)。
おっさんの生きる道はどこに埋まっているのかねえ。
無いかも(笑)。

練習日誌10・12・232010/12/25 20:09

約7キロジョグ。

今月頭のNAHAマラソンが初マラソンになった二人の完走を祝う意味も込めて,渋谷で一献しようじゃないかと。
ついては飲む前に,また代々木公園で走ろうということになりまして,23日の祝日に出かけてきました。
寒いっちゃ寒いですけど,それほど公園内は風が吹き抜ける感じもなく,走りやすかったですね。
夏は木陰もあるし,走るにはいい公園かもしれない。
ただちょっと周回が短いんですよね。


クリスマス直前ということで,オリンピック宿舎跡の前でミニコンサートみたいなこともやってました。


そんなにみっちりは走りませんでしたけれども,しっかり汗をかくぐらいには走り,荷物を預けているWIRED FITに戻ってシャワーを浴び,まずビールを1杯。
その後居酒屋に移動し,乾杯。
なんだかんだで結構飲んだかもしれない。
全く憶えてないのですが,先ほどカメラのデータを見たら渋谷の岡本太郎を撮っていてびっくりした。


目覚めたら上野で(ホントは渋谷の次の表参道で乗り換えなければならない),しっかり乗り過ごしたことはわかるのですが(なんで1駅が我慢できないのだろう),酔っているし頭が廻らない。
ところが自分でも訳がわからないのですが,妙に確信的にぐいぐい歩きましたね。
銀座線から京成線への連絡口があって,そんな通路は初めて歩きましたが,とにかく京成線に乗ろうと思ったのでしょうね。
それは珍しく正解で,高砂止まりの最終があったのですね。
それに乗って高砂まで行き,そこからは歩いても大したことがないので,なんとか帰ることができましたが。
損害軽微でよかったです。

今日はクリスマスですか。
私にとってはJB忌ですね。
JB聴いてみるかな。
クリスマスだからということもないですが,先ほどジンジャーキャロットケーキを焼いてみました。


レシピはこれも糸井重里さんの「ほぼ日」から。
http://www.1101.com/ginger/2010-01-04.html
気になっていたのでやってみたのですが,私は食べてない(笑)。
なんだか今は食う気がしない。
母が食べて,おいしいとは言ってましたが。

ということで,明日は「年の瀬マラソンin所沢」。
自分の状況を考えて,棄権も選択肢にあったのですが,まあとりあえず行ってみるかと。
航空公園でございます。
遠いなあ。
ちょっと早起きしないといけませんな。
仮装の表彰がある大会らしいのですが,今回はノーマルのあざらしで。
KCさんたちは,仮装というよりセットに近いものを構築されたようなので(笑),そちらも楽しみであります。
いろいろやらかす人がいっぱいいるようなので,取材のつもりで出かけてきますわ。

2010さのマラソン2010/12/15 06:25

さのマラソン。
今月12日にあったのですが,結果から先に言いましょう。
第3関門で引っ掛かってしまいました。
久しぶりに収容車送りとなりました。
現状では5時間制限の大会は無理ということですね。
マラソンなめたらいかんぞと。
関門が3つありまして。
第1関門が23キロ地点で2時間30分。
第2関門が30キロで3時間15分。
第3関門が37キロぐらいかな。4時間15分。
なかなかきついですねえ。
1キロ7分のイーブンで行こうという人だっていないことはないと思いますが,それだと第1関門で既に引っ掛かってしまう。
イーブンで行くならキロ6分30秒以上のペースが必要。
今回の私の5キロ毎のラップ。

5キロ 30分34秒
10キロ 31分46秒
15キロ 34分43秒
20キロ 34分28秒
25キロ 33分15秒
30キロ 40分00秒
35キロ 46分21秒
第3関門 4時間22分07秒

第2関門は30キロのちょっと手前にありまして,そこを通過したのが3時間18分ぐらいで,制限を3分ぐらい過ぎていたのですが,通してくれた。
正直なところ,止めてくれても良かった(笑)。
今回はもう5キロで脚にきてました。
第1関門は大丈夫だろうと思ってましたが,そこも5分ぐらいの余裕しかなく,これは厳しいことになるなと思いました。
15キロまでゆるやかな登りで,これは去年などは坂に感じませんでしたが,今年はこんな坂だったかと,まるで印象が違いました。
15キロで折り返してからは下りになりますので,少しタイムも取り戻してますが,30キロの関門を過ぎたところで,完全に脚を使い切ってました。
第3関門には7分ほど制限を過ぎて到着した訳ですが,ここを通してもらっても,5時間以内にフィニッシュするのは完全に無理。
良くて5時間半ぐらいかかったでしょう。
バスに乗せられてほっとしました。
止めてくれないと,とりあえずはゴールを目指しますからねえ。
マラソンの一番きついところをスルーしたので,ダメージはそれほどきつくなかったです。まあそれまででも相当なものですけどね。
そんな具合で,全く余裕が無かったので,レース途中の写真は1枚もありません。
ま,これもマラソン。
第2関門までは健闘したと思います。
この大会,とても寒い時もありますが,今回は暖かくて素晴らしいマラソン日和だった。
ちゃんとお稽古して走らないとダメだということですね。
心,生活の充実かな。まずは。

ということで,マラソンについては書くことがあまり無い。
ラストはバス移動で,待ち時間もそれほど無かったので,早くに自分の車に戻ることができた。
即,次の行動に移る。
実はこの前日から,足利市美術館において,「話の話 Tale of Tales ロシア・アニメーションの巨匠 ノルシュテイン&ヤーブルソワ」という展覧会が始まっているのです。これはもうなんとしても見たい。
美術館に直行する。
これが良かった。
この人のアニメーションは独特な作り方をするのですが,そのセルロイドに描いたキャラクターのパーツ(目とか鼻とか手とか)の現物を目の当たりにして,ちょっとこれは感動的でした。
普通のアニメーションは,背景や人物などを描いたセル画を重ねて(密着させて)撮影していきますね。もっとも今はCGが多いのだろうけれども。
ノルシュテインは奥の背景から,間隔を開けた数枚のガラスを設置し,それぞれに草木や人物などを配置する。これで映像に奥行きができる訳です。
その様に組んだものも展示してありまして。
「霧の中のハリネズミ」という作品のそれを見た時はちょっとのけぞりましたねえ。「うおっ!」という感じで。
ノルシュテインはゴーゴリ原作の「外套」という作品を作っているのですが,これに着手したのが1981年。
86年から中断した時期もあるそうですが,20分ぐらいのアニメーション作品が,30年ほど経ってもまだ完成していない。
作り方も尋常ではないですし,ディティールの突き詰めようが半端ではありませんからね。
10秒ほどのシーンを作るのに数ヶ月かかったりするらしい。
こちらからすればド変態ですが,本人は当たり前なんでしょうねえ。
顔や指の表情の作り込みは気が遠くなるほど。
また布を通した体の動きの表現は凄いですねえ。ちょっと普通のアニメーションでは表現できない世界でしょうねえ。
「外套」は86年から中断の時期があると書きましたが,あの国は,85年からゴルビーになりまして,89年にベルリンの壁崩壊(あの時は驚いた)。そして91年の年末にソ連が崩壊。
そういう激動の中,作られてきているのですね。
ソ連時代は,厳しいなりに芸術活動に金が出たりしたそうなんです。
それがロシアになって,良くなるかと思ったらもっと厳しくなっちゃった。
そういうこともあったそうです。
今はまあ,大丈夫なんでしょうけれども。
とにかく凄い作家です。
YOUTUBEのURLだけ貼っておきます(製作途中の「外套」です。これで半分ぐらい)

http://www.youtube.com/watch?v=aqgm7prVsXI

製作中の作品を公表してしまうというのも凄いですね(笑)。
まあゴーゴリ原作なので,内容は原作を読めばわかる。
原作に書かれていない部分をどう表現するかというところなのでしょうねえ。

で,すっかり満足したのですが,もう一つ前から気になっていたことがありまして。
さのマラソンの会場の近くに,評判のラーメン店があるのです。
「おぐら屋」というのですが。
ちょっと行ってみたいなということで,また足利から取って返して戻る。
行列のできる店らしいのですが,私が行った時は待たずに入れた。
出た時は大行列でしたが。
ラーメンはこんな↓感じ。


味も見た目と近い。
昆布だしを強めに感じるのが特徴的。
食べ始めは物足りない印象ですが,食べ終わるまでに気にならなくなる。
そういうバランスはあるのかなというところ。
何年も思い詰めていたので,評価が厳しくなってしまったかもしれませんが(笑)。

おぐら屋を出て,近くの「どまんなか田沼」の道の駅に車を停め,少し寝る。
単純に疲れてもいますから,安全面の配慮でもありますし,確か22時以降だと高速道路が休日特別割引になるんじゃなかったかと,そういうセコい打算もあって。
22時に起きて車を出し,佐野の街を走っておりますと,そんな時間でも営業している佐野ラーメンの店がたくさんある。
ところがそういう店より,ライスおかわり自由の「くるまやラーメン」の方が繁盛しているようで(笑),そんなもんかなと思いましたが。
私,この日は朝も羽生SAでラーメンを食っているのですね。
それでおぐら屋でしょ。
帰りがけ蓮田SAでもおみやげラーメンを買い,昨日食いました。
からし高菜も買ったので,今日はとんこつラーメンのトッピングにしたいなと考えているのですが,なんでこんなにラーメンが好きなのか自分でも不思議だ。
映画「南極料理人」の観測隊隊長は,食料からラーメンがなくなって(食べつくして)精神的に落ち込んでしまいますが,私も1週間以上ラーメンが切れたらちょっとつらいかも。
入院した時も,退院してまずラーメン屋に行きましたからね(笑)。
まあ私は粉と調味料があれば適当に手打ちででっちあげてしまいますが。映画ではかん水で悩んでおりましたが,私はそんな細かいことでは悩まない。
たまにやりますよ。粉に塩と水だけで打って,スープはウェイパー(笑)。
充分食えます。

てことで,すっかりマラソンレポートではなくなりましたが,この日はマラソンはおそまつだったにしても,その他にノルシュテイン,ラーメンと,三つも好きなことに触れられて,大変満足。
平日もこのぐらいの勢いが欲しいものです。

あ,そう言えば昨夜,ふたご座流星群を見ましたよ。一つだけですが。
世界平和を祈っておきました(ウソ)。

それからこれもネット上で話題になっているのだが,2010/11/10 15:09

http://twitter.com/#!/daisuki_vikas

開店したばかりのネパールカレーのお店。
最初の方のツイートがあまりに切なくて2ちゃんで話題になったようだ。
これを見ると確かに「みんな行ってあげて」と言いたくなる。
2ちゃんで取り上げられて,ツイッターのフォローが増え,ぼちぼちお客さんが入るようになったようで良かったですね。
私はどちらかと言うと,こういうお店は妥協しない本場の味で押していってくれた方が興味も湧き,行ってみようかと思いますが,こちらは日本人にもなじみやすい味を出しているそうです。それはそれで勿論いいですけどね。
近くに行くことがあれば寄ってみたいと思います。

ツイッターというのは,使いようによっては商売にも使えるということですわね。
あまりにあざといのは印象が悪くなるかもしれませんが,とにかくあることを知ってもらわなければ消費者に判断してもらうこともできない訳で,自信をもって売れる商品であればこういうツールもどんどん使っていったらいいんだなと。
全世界に発信できますしね。ま,その場合英語が必要になりますが。
英語だよなあ(笑)。いまさら。

練習日誌10・04・092010/04/10 14:53

10キロジョグ。

すげー久しぶりに江戸川土手を走った。
調べてみたら,最後に走ったのは08年の10月。
1年半ぶりぐらいのことになります。
6キロぐらいのところでややキツくなってきて,心が折れそうになりまし
たが,我慢して走っていたら残り2キロぐらいですっと楽になる。
この感覚もひさしぶりのことであります。
キロ6分ぐらいのイーブンで走ったと思いますが,かつてよく走ってい
た頃は,練習でこんな走りはできなかった。
走力的には,1年半前と較べると格段に進歩したのが実感としてわか
ります。
ただ粘りがないので,そこはお稽古を積み重ねていくしかない。

話は飛びますが,目黒区美術館でベルナール・ビュフェと藤田嗣治の
展覧会があり,見てきました。
明日11日までの開催。
あちら方面に行くなら,せっかくだからかねてより気になっていたラーメ
ン屋の「八雲」を試してみようと。
池尻大橋なのですが,まずそちらへ。
これが良かった。
今回頼んだのは醤油味の肉ワンタンのタイプ。
他の人の注文を見ると,塩味のエビワンタンが多かったかな。
エビワンタンというのは,結構な絵心がないと難しいと思っております
ので,無難と思われる方を選択したのですが,あの店なら多分旨い
だろうなと思わせるに充分な実力でありました。
麺はやや太め。
しっかりとした歯ごたえのある麺ですが,食べ終わるまでスープで溺れ
ることもなく,しかもからみが良い。
スープは魚のダシがほわっと効いておりますが,これも嫌味でない。
濃ければエラいという風潮で魚臭いだけのスープとは一線を隔する。
丼にスープを注ぐ前にかえしと油を入れておりましたが,その油がやや
多いように見え,実際出てきたものを見ても確かに油が結構多めに
浮いておりますが,これもギトギトしたものではなく,さらっとしている。
常温でも液状の(笑)油でしょうね。これは何か工夫なんでしょう。
ワンタンもホントに雲みたいな申し訳程度に具が入っているものでは
なく,しっかりと食べごたえのあるものですが,雲を呑むような食感と
いうのも大事ではあり,それも失われていないバランス。
チャーシューも,やわらかければいいだろうと崩壊寸前まで煮たおして
冷やさないと切れないようなものでなく,実際焼いているのかどうかは
知りませんが,フチが赤い所謂チャーシューでありまして,肉そのもの
の味が残って上等。
久しぶりに旨いと思える一杯でありました。大満足。
そこからさっさと美術館に行って,他もハシゴしようと思っていたのです
が,せっかくだから目黒川を散策してみるかと。
目黒川の桜はもうだいぶ散り気味で葉もちらほら。
それでも気分のいいものです。
ぶらぶらと歩いて美術館まで。
目黒区美術館はたまに面白いものをやりますので,チェックしておか
ないといかんのです。
来週末からはガレだそうです。
で,美術館を出て,移動中に某氏より某鶏店に行かないかとお誘い
が。
取って返して某鶏店へ。
そもそも鶏肉屋さんなんですが,料理店もやっているというところ。
酒は純米酒しか置いてない。
鶏刺しのレバーを食って衝撃を受ける。
もう肉の域を超えている。強いて言えば,しつこさの全く無いフォアグラ
みたいな感じか。お菓子みたい。
酒もいろいろ試してみましたが,全てがそれぞれに個性があって素晴ら
しい。
放っておいたらエンドレスになってしまうことだろう。
この店は,20年ぐらい前に「DANCHU」という雑誌で見て気にはなっ
ておりました。
今とは違う場所で営業していたのですが,あろうことか某氏の住まいの
ホンネキで営業を再開。
あそこは凄いぞという話を聞いており,ようやく入ることができた訳です。
おやじさんは自分でも純米酒をぐいぐいいっており,昔は病気がちだ
ったのが,純米酒を飲みだしてから病気知らずという「純米酒健康法」
とも言うべきなんとも素晴らしく,都合のいい(笑)お話を聞くこともでき
ました。
一日四合ぐらい飲むらしい。
いつまでもお元気で,店を続けていってもらいたいと思います。切に。
これで帰途に着き,地元に戻ってきましたが,流石に疲れを感じ,
今ちょっとハマっているタイ古式マッサージへ。
ぐりぐりバキバキやられ,すっかり軽くなって帰宅。
ぐっすり眠って翌朝目覚めは爽快。
全然酒が残ってない。
いい酒は違いますねえ。
いい酒飲まなきゃダメなんだな。
先月なんか気付いたら浅草で倒れてましたからね(笑)。
あれは昭和の酔っ払いだ。
平成22年にそんなんではいかん。

蘭亭序2008/05/08 13:02

すっかり暑くなってきまして。
ただ週末はまた少し気温が下がるようですので,注意が
必要ですね。
 
ゴールデンウィークというのは私には全く関係が無く,いち
いち混んでいる時に出かけたくもないし,通常の仕事をし
ているのが一番楽なのですが,最終日の6日,この日で
終了の展覧会が二つありましたのでそれっと出かけました。
まずは上野の東京国立博物館。
「薬師寺展」はまだ6月に入ってもやってますので,これは
また後日。
今回は東洋館で開催の「蘭亭序」展。
王羲之の蘭亭序の拓本ですね。
蘭亭序のオリジナルは太宗皇帝が崩御の時に殉葬させた
ので残っていない。
しかし死ぬ前に能書の臣下に臨書を命じ,その中でも欧陽
詢が臨書したものが立派だったので,これを石に刻み,そ
の拓本を子や功臣に下賜した。
それらが現在残っているものの元で,その拓本をまた他の
人が臨書し,石に刻み,拓本を取り……,となる訳です。
だからいろんな「蘭亭序」があるんですね。
それぞれ違いはあり,どれがオリジナルに近いのかはわか
りませんが,当時の人たちがこの蘭亭序をこぞって欲しがり,
大事にしたということがよくわかります。
台東区立書道博物館でも蘭亭序の展示をしており,国立
博物館から歩いて向かう。
こちらも様々な摸本がありまして,一日にこれほどの蘭亭を
見るというのはなかなか贅沢なことでございます。
中には中村不折の蘭亭序もあるのですが,これは臨書とは
言えない似ても似つかないものでありまして,完全に不折の
世界になっております。
中村不折で有名なのは日本酒の「真澄」の文字ですね。
あれが中村不折。
あの調子で蘭亭も書いておりました。
書道博物館は不折の旧宅跡なんですね。
だから不折コレクションなんだな。あの所蔵品は。
今回,せっかく国立博物館,書道博物館に行くのですから,
他にもちょっと勉強したいと思っていたものがありまして。
それは鼎(かなえ・テイ)。
祭祀に用いる3本足の器で(4本足で四角い「方鼎」もある),
肉などを煮て供える。
これの青銅器の本物が国立博物館にも書道博物館にもあり
ますので,それを見たいと。
ばばばっとスケッチしながら見ていったのですが,これが
なかなか面白かったですね。
何故鼎に興味を持ったかと言えば,大学で書道を教わった
故中島司有先生が,著書の中で鼎という字を立体で作って
みたいと書いているのですね。
字を立体で作るというのはどういうことなのか。
また先生が立体化したいと言う鼎というものはどんなものな
のか。何故鼎なのか。
ずーっと私の中に疑問として残っており,先生の真意はわか
らないにしても,少しでもその発想に近づくことはできないも
のか。
教え子の一人として,なんらかのアプローチができないもの
かと考え続けている訳です。
今回本物の鼎をたくさん見て,まだ漠然とはしておりますが,
これまでよりは何か見えてきたような気がします。
まだどうしたものかはわかりませんが,一歩前に進んだので
はないかと,手応えを感じました。
鼎はそれで大変興味深く,勉強になったのですが,他にも
面白かったのが「爵(シャク)」という器。
酒を温める器で,今で言うちろりみたいなものですが,これも
3本足で,直接火にかけるようだ。
それはいいのですが,注ぎ口の両脇に,触角のような柱が
2本突き出ている。
これがなんだかわからんのですね。
博物館の解説でも,「柱の意味は解明されていない」とあり
ました。
なんなのだか。
四角い柱の上に,ベーゴマを伏せたようなものが乗っている。
ホントのベーゴマのような渦巻きの文様が刻まれており,あれ
は唐草なんだかわかりませんが,国立博物館のものにも書道
博物館のものにも同じような文様がありましたので,何らかの
意味があるのだろうと思うのですが,さあなんだか。
詳しい方にお聞きしたいものです。
まあそんな感じで,久しぶりに極めて学術的な午後を(笑)過ご
しまして,有意義な日となりました。
 
書道博物館から歩いて日暮里駅へ。
日暮里には前から気になっていた店がある。
それは「O’CONNELL」。アイリッシュパブです。
日曜日は休みですが,祝日は16時からの営業。
これは寄るしかない。
16~18時がハッピーアワーで,割引になる。
キルケニー1パイントとフィッシュ&チップスのハーフを頼む。
 

 
フィッシュ&チップス研究会としては,これはかなり理想に近い
もので良かったです。久々のヒットかな。
常連さんとお店の人の会話を聞いていると,かなりマニアック
な話が飛び出ていて,私も最初の1杯を飲み干し,おかわりを
もらう時に,「樽開けだから旨いでしょう」とこれまたマニアック
な言葉をかけられ,ビール好きにはたまらん店だと理解しま
した。
国内の地ビールも積極的に入れているようですね。
あちこち出かけて勉強しているようです。
なかなかのもんですぞ。おすすめです。
 
日暮里と言えば修悦体。
 

 

 
前はもっといっぱいあったんだけどな。
工事が片付いて少なくなってしまったのかも。
これも面白いですねえ。
何がウケるのか,ホントにわからん。

今年もつくし。2008/03/29 22:14

桜も一気に咲きまして。
もう終わってるかなあとも思ったのですが,夕方になって
ちょいと江戸川に出まして,つくしの状況を見てきました。
ぼちぼち終わりぐらいな感じでもありますが,まだわんわ
か生えてました。
本日の収穫がこちら↓。
 

 
まあまあ採れました。
こんな具合↓で生えておりました。
 

 
去年はタイミングが悪くて,いくらも採れなかったのです
が,その後スギナが出ている場所をチェックしておきま
したので,今年はそこに直行し,楽に収穫できました。
まだこんなの↓も一杯ありましたので,あと数日は採れ
ますね。
 

 
沢山採ってもいいのですが,それはそれで掃除が大変
なことになりますので,考えて採らないとうんざりする。
でもハカマをむしっているのもいい時間です。
春の風物詩というか。
まずは天ぷら。
 

 
一番簡単で旨いですね。
日持ちするものもほしいので,次はきんぴら。
 

 
そして定番の卵とじ。
 

 
素材の味が一番わかりますね。
ちょうど晩飯の時間だったので,かき揚げも作って天丼
にもする。
 

 
山椒の粉をふりましてね。これがなかなか良かった。
もう一回ぐらいごっそり収穫して,佃煮にもしたいです。
そうしておいて,小分けにして冷凍すればしばらく楽しめ
そうです。
そもそもはつくしが花粉症によろしいという噂を知り,それ
なら食ってみるかということで採り始めたのですが,そう
いった薬効的なものを抜きにしても,季節が感じられる
食材で嬉しいものです。
実際のところ,私はつくしを食べて花粉症が楽になったか
というと,その実感はありません。
しかし母は,体の問題があり花粉症の薬が飲めないので
すが,去年の話では少し楽になったと申しておりました。
ホントかどうかはわかりませんけれど,本人がそう言うの
であれば,それはそれで大いに結構。
タダのものですし,せっせと食ったらよろしい。
こういうことを書いたり言ったりすると,そこらに生えてい
るものを採って食うのは不衛生ではないのかと言う方が
おられますが,私は自分で採ったものの方がよほど信用
できます。
洗って火を通せばこの手のものはまず問題ない。
気にし過ぎたら,食えるものがなくなります。
ゴミ溜めに生えているようなものなら流石に私も遠慮しま
すが。
そこは自分で見て採っている訳で,安心ですね。
自分で採るという行為にも,素朴な喜びがある。
いいもんです。
こんな花↓も咲いてました。
 

 
みんなが一斉にこちらを見ているみたい。