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災害派遣等従事車両証明書の続き2011/07/19 21:32

南相馬市で災害ボランティアをし,帰途,災害派遣等従事車両証明書を貰って高速道路料金を無料にできるという話なので試してみた。
区間は東北道二本松ICから浦和料金所を経て,川口JCTから東京外環に入り,川口東料金所を通って三郷南ICで下りるというもの。
証明書を発行してもらった時に,途中でこの証明書を取り上げられそうになることもあるかもしれないが,県に返却してもらうものなので渡さないで下さいという注意があった。
浦和料金所では何の問題も無く通過。
ところが川口東料金所で証明書の提出を求められた。
福島県は返却を求めているのだから,東京外環部分は無料にするのが無理ということになる。
それならその場で料金を求められればそこで支払って済んだ話だが,それも無く,証明書を提出してくれの一点張り。
現状,私は料金を払っておらず,証明書も手元にある。
前回書いたのはここまで。どういうことなのよと。

で,料金所の収受員の人から,数日後に連絡がありますからそこで聞いてくれと言われたものの,連絡が無いのでこちらから東日本高速道路株式会社の「お客さまセンター」に問い合わせた。
ここでも証明書を提出してくれ,提出が不可能な場合は川口JCTから先の外環道部分料金を払ってくれ,ということだった。
そういうものであるならそれで構わない。のであるが,何故あの場で料金を求めなかったのか。
ヘタに集金してしまってはマズいケースもあるからではないかと邪推。
今回私は首都高速を利用してはいない。首都高速を使う場合は,その分の証明書が確かに必要らしい。
しかし同じ東日本高速道路内で,どうしてこんなことになるのか。
それについては,料金体系の違いなどを挙げて説明しておりましたが,どうにも腑に落ちない。明解さに欠ける。
疑問を残したまま,福島県の方に問い合わせのファックスを送る。
するとすぐに電話がかかってきました。
上記の流れを説明したところ,今回発行してもらった証明書で,外環道も普通に通過して構わない,つまり私が所持していた証明書で全く問題無く,申請区間が無料になるべきものだそうです。
県と東日本高速道路株式会社の間で申し合わせができているのだが,このようにややこしくなってしまったのは,収受員,またコールセンターのオペレーターに,この制度が周知されていないのではないか,という説明でした。
県としては,今回の私の問い合わせを受け,東日本高速道路株式会社に確認と,申し入れをするそうです。
その上で,今私の手元にある証明書は,外環道が言う通りに提出して下さいと。本来県に返却するものではあるが,私のケースについては事情がよくわかったので,提出用に使ってもらって構わないと言ってくれました。
そうなってくるとまた納得がいかない(笑)。
県としては私にこれ以上迷惑をかけたくないのでしょう。
それはわかりますが,正しい方が間違っている方に合わせるというのはどうなのよ。いやま,正しいとすればですが。
ということなので,とりあえず証明書は外環道に送るが,おたくの言い分はこうだが,福島県はこう言ってるよ,どうなのよ,という文書を添えて投函しました。
どんな対応をしてくれますかね。
たぶんこれ,「被災証明書」「罹災証明書」で通行のパターンとごっちゃになっているのではないかと思います。
そちらはもう,実にアホな制度で,現に問題頻発になっておる訳ですが,こちらの方は前にも申しましたが,継続的なボランティア,若い人,お金の余裕の無い人の活動を支援するものでもあり,明確・正確な運用をしてもらいたいものです。
東日本高速道路株式会社の対応次第ではもう一回このシリーズが続きますが。さてさて。

ちなみに今回私は復路だけこの証明書を利用。
往路も無料にできないことはないようですが,災害派遣要請の文書(被災地のボランティアセンター,役所などで発行してもらえるようだ)などを持って,地元の(私なら葛飾区)自治体で発行してもらうことになり,その首長の印なんかが必要なことから,発行までに時間がかかる。
いつからいつまで行くとしっかり計画できる場合はこれも可能ですが,何日か空けられることがわかってぽっと行く,なんて場合は往路分を無料にするのはちょっと厄介ですな。
私は普通にETCの深夜割引で行きました。
今乗っている車は軽車両ですし,安いものです。
私は東京の東の端から南相馬なので大したことはありませんが,関西方面などから継続的に行くとなると大変。実際そういう人もいましたからね。
この制度ももうすぐ終了するようですが,ある内は,とにかく正確な運用をお願いしたい。