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「十五少年漂流記」の島2011/06/24 08:49

先日,借りているコンテナから必要な資料を引っ張り出している中,関係ないのですが,ヴェルヌの「十五少年漂流記」が偶然目に留まり,これも一緒に持ち出しました。
 

 
今更読み返してどうなるものでもないかもしれませんが,不思議と何かその時すがるような気持ちもあり,後日読み返したんですね。
そこで何かはっきり啓示を受けるとか,劇的な心境の変化というものはありませんでしたが,久しぶりに爽やかな読後感を味わい,読んで良かったなと思いました。
 
ネタばれになるかもしれませんが,まあ古典的作品だから多少はいいでしょう。
15人の少年が漂着した島は,作品の中ではチリのハノーバー島ということになっておりますが。↓ですね。
 

大きな地図で見る
 
新潮文庫版では冒頭に島の地図が出ているのですが,それと見比べると,どうもピンとこない。
作中で描かれている地形が当てはまらないのですね。
読後,作品の内容よりもそちらが気になってしまいまして。
で,少し調べてみましたら,どうやらニュージーランドの東に位置する島,チャタム島であるようです。
 

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少年たちはニュージーランドのオークランドから誤って漂流したという設定なので,本来はハノーバー島よりチャタム島の方が自然。
島の中に湖もありますし。
ストーリー展開上,ハノーバー島にしないと具合が悪いことになるのでそうしたのでしょうが,チャタム島をモデルにしたというのは間違いなさそうです。
 
そもそも子供向けの読み物で,どろどろした文学作品をくぐり抜けてきたおじさんには単純過ぎるところもありますが,19世紀のヴェルヌが考えた理想,困難を打ち砕くための教訓は,そのシンプルさゆえに一層引き立ち,21世紀のおじさんの心にも響く(笑)。
「一家に一冊」という作品の一つでしょうね。
家のどこかにあるという方も多いでしょう。
久しぶりに読み返してみるのも悪くないですよ。
今は国自体が漂流しているような感じなので,特にいいかも。

NHK「にっぽん縦断 こころ旅」2011/06/24 22:13

俳優の火野正平さんが,視聴者の思い出の地に自転車で行くという番組。
とりあえず旅は終了し,今は総集編のような番組を流しておりますが。
夏の間はお休みし,また秋に復活するようでもあります。
目的地に到着し,「〇〇さん,来たよ~」とつぶやく感じがなんともいい。
もう60過ぎのおやじですし,最初見た時は「あの」火野正平さんがなんで自転車かと思いましたが,流石に登坂はしんどそうではありながら,真っ黒に日焼けしつつこいでいるお姿は元気そのもの。
テレビ特有の作り込んでいる感じもあまり無く,さらっとしていて気持ちよく見られる。
熱心に欠かさず見たという訳ではありませんが,何度か見ますと,火野さんの人間としての魅力に気付かされる。
かつては数々の浮名を流し,「またかよ!」というほどでしたが,昔,私が子供の頃は,なんであのおじさんがモテモテなのかわからなかった。
今でも全然枯れてないようですよ。
ウィキペディアによるとmisonoちゃんがタイプらしい。気をつけろ!(笑)
番組の中で,63歳になったということでしたが。
人生の先輩に言うことではないかもしれませんが,なんかかわいいんですよね。
なるほどと。
モテモテおじさんの理由がこの番組を通してわかったような気がしました。
私に完全に欠落した部分を以下省略。
 
※追記
火野さんが番組中でかけていた老眼鏡。
「クリックリーダー」というものだそうです。
 

 
http://clicshop.jp/index.html
 
鼻のところが磁石になっていて,着脱の時にぱちんとやるんですね。
なんとも具合が良さそうで。
アクセサリー感覚でずっと首にかけていればいい。
出先でいちいちごそごそと老眼鏡を出さずに済む。
かなり欲しくなっております。