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2006かすみがうらマラソン2006/04/18 12:13

まずレースに遅刻しましてね(笑)。
まあ慌ててもしょうがないので。
今回私は救護ボランティアってことになってまして,これは
具合の悪そうなランナーに声をかけて,無理そうなら中止
してもらって救護の車を呼ぶとかそういうことをするランナ
ーです。
オオゴトになるのを少しでも未然に防ごうということです。
救護ボランティアのナンバーカードには緑十字がプリント
されております。
救護本部の電話番号も書かれている。
ところが市外局番が無いんですね。
会場に到着して,まず受付のスタッフに市外局番を聞く。
私はいつも携帯電話を持って走りますから。
「029です。よろしくお願いします!」と言われまして。
そそくさと着替えて,荷物を預ける。
大遅刻ですと,荷物預かりもトイレも空いてていいですな
(笑)。
10分以上遅れてレース開始。
誰もいないの。当たり前だけど。
しかしNAHAでも荒川でも,号砲からスタートラインを通過
するまでに後方だと15分とか20分とかかかりますからね。
それよりはマシかもしれない。
ただ交通規制されたロードを一人で走るってのは妙な
気分でしてね。
沿道の応援も残ってまして(後で10キロの部なんかが走る
ので),「頑張れー!」って激しい声援を一身に浴びまして
(笑)。
大きなリアクションをしますと更に大声援になるんですな。
面白かった。
地元の中学生だと思いますが,コース案内の看板を持って
等間隔に並んでおりまして,その子たちも「頑張ってくださ
~い!」などとかわいらしい声援を送ってくれる。
その子たちに「遅刻してもーた!」と叫ぶと大爆笑になりま
して。
一人のおじさんに「おい!大丈夫かー!」と声をかけられて,
このおじさんにも「遅刻しちまったよ!」と言うと「ダメだ,
こりゃ(笑)」と言われました(笑)。
こどもには「あきらめないで頑張れー!」とも言われました。
諦めちゃいないんですけどね(笑)。
沿道の人たちは,まさか遅刻野郎だとは思ってませんので,
私のことを極端に遅いおっさんだと見ているんですね。
まあそうなんですけど(笑)。
今回は救護だし,最後方から追い上げていった方が役割
を果たせるとも思いましたし,なによりこれは面白いですな。
できれば来年も救護で参加したい。
10分遅刻で(笑)。

2キロまでは全くの単独走。
あ,途中で私より遅刻のランナーが二人,猛スピードで
追い抜いていきましたっけ(笑)。
3キロぐらいでかなり年配のランナーを抜く。
物凄く遅いんですけど,ベテランぽいし足取りもしっかり
しているので,声はかけずに観察だけする。
その後には腰の曲がってしまっている女性のランナーが
いましてねえ。驚いたなあ。
伴走者がついておりましたので,こちらも感嘆して見送る。
そうこうしているうちに前方集団が見えてきましてね。
この集団は完走できるかどうかぎりぎりのラインにいる
人たちですので,注意して目を配る。
足がつってしまった人なんかもいまして。
声をかけて無理しないように言う。
もう少し頑張ってみると。できれば10キロぐらいまで行き
たいと。
こういうのを見ますと美しいなあと思いますねえ。
完走することだけがマラソンの目的ではないということを
思い起こさせてくれる。
ランナーを一人ずつひろって前に出ていくと徐々に壊れ
始める人が目立ってきます。
しっかり歩いている人はまだいいんですけど,座り込んで
しまっている人なんかは放っておけませんので声をかける。
まあ大体皆さん大丈夫とおっしゃる。
一人,おじさんが座っているので声をかけたら,大丈夫
だと。
血圧の薬を飲んだらくらっとしたと。
おっさん,降圧剤飲んでマラソンしとるんかい!
すげー人がいるなー。
まあ本人が大丈夫だって言うのを医師でもない私が止める
訳にもいきませんのでね。
実際このおじさんはベテランらしく,その後私を抜いていき
ました(笑)。
ただ私,今回救護失格という場面がありました。
かすみがうらマラソンは,国際盲人マラソンを同時にやって
おりましてね。
35キロを過ぎたあたりでブラインドランナーと伴走の方が
止まって足を伸ばしたりしていたんです。
まあ一番苦しいところですからね。
ストレッチをしているんだろうと思って,見送ろうかという
ところで,二人連れで走ってきた一般ランナーがその二人
に声をかけたんですね。
すると伴走の方が故障してしまっていたんです。
こいつはしまった!と思って私も駆け寄りまして。
結局ブラインドランナーの方は,伴走経験もあるという一般
ランナーの一人とレース復帰。
見送りかけた私はホントにいけませんけど,凄いめぐり合わ
せですよねえ。
偶然とはいえ。
これ,仮に私が先に声をかけていたとしますね。
その場合は,まず本部に連絡して,故障した伴走者を救護
車に乗せる。
その後,私が伴走するということになるんです。
あれ,難しいらしいんですよ。
そうなったら勿論やりますけれど,今回は偶然通りかかった
ランナーに伴走経験があるなんて。
絶対経験のある人が伴走した方が走りやすいでしょうから。
ホント,凄い偶然。
声をかけそびれた自分を正当化するつもりはありませんし,
猛反省してますけど,結果的にはこうなるのが一番良かった
と言えます。
でもダメだな。勉強させてもらいました。許して下さい。
結局残された伴走の方はレース続行は無理ということで
本部に連絡して車に乗ってもらいました。
そして私もレース復帰。
25キロを過ぎたあたりで,キロ10分ペースで行っても制限
内にゴールできるということがわかってましたので,今回
私も全く練習ができていませんでしたし,腰痛治療中でも
ありますので,無理はすまいと。
救護ボランティアが救護されては本末転倒であろうと。
そういうことで,終盤はほとんど競歩のように歩きました。
歩きでもキロ9分ちょっとのペースになりますのでね。
それでよかろうと。
救護ボランティア失格の場面の後,反省もありまして,積極
的につらそうなランナーに声をかけました。
「大丈夫ですか」と問うと,首を縦に振るだけで声も発せない
人もいましてね。
自分の初マラソンの時や,苦しかったレースを思い出します
と,その状態はわかります。

今回衝撃的なランナーがいました。
去年も走っておられたのですが,去年は黒のゴスロリって
いうのかな。
フリフリのロリータファッションに身を包んで走っている女性
がいたんですよ。
同じ方だと思いますが,今年は全身ピンクのロリータファッ
ションで(笑)。
腕にはこれもピンクのバッグをかけ,手にもピンクのぬいぐ
るみを持っている。
靴だけランニングシューズで(笑)。
途中で彼女に追いつきましてね。
あー今年もいたー!と。
しばらく抜きつ抜かれつを繰り返しておりましたが,途中で
追いついてこなくなった。
去年はぶち抜かれてそのまま追いつけなかったんですが。
それでも元気に完走してましたね。
凄い。お見事。
私,一番驚いたのはですね。
この方,走りながらバッグからコンパクトを出し,顔をなおし
ておられたんですよ(笑)。
彼女はホンモノだ。敬服しました。

てことで,反省点もありましたが,とても面白いマラソンに
なりました。
大満足です。
時間を気にしないで走るってのはいいですな。

おっと,タイムは5時間53分05秒。
去年は5時間59分57秒(笑)。ブービー賞を貰いましたか
らね。
ずいぶんと進歩したもんだ。
それから,救護ボランティアとして,レース後報告に行くん
ですよ。
救護があったかどうか。あったならその状況を書くんです。
上記の事を報告しましたら,お礼なんでしょうか,何故か
JCBの1000円の商品券を貰いました。
これ,金券ショップに持っていったら900いくらで引き取っ
てくれるんじゃないですか。
タバコ3つ買えますよね。
ボランティアじゃないじゃん。
こういうことは書かない方がいいのかな(笑)。
貰わなければいいのか。
その場で中を見るのもどうかと思いましたので貰っちゃった
けど。
ちょっと今でも引っかかってますね。
まあ細かいことはいいか。

コメント

_ hide@colorado ― 2006/04/18 19:37

昨夜はお疲れ様でした。意外と元気そうでさすがだと感心しております。
いったい昨日は何処ではぐれたんでしょうかね?(笑)
私はあの後凄い事になってました。
きょうはダメージがでかくて動けませんので
また明晩にでも伺います(笑)いい加減にしろっ!って?(爆)

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