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川柳落語会2006/03/14 09:16

正確には,「CD第二弾発売記念&祝!生誕75年 川柳
川柳落語会」。
長い。
「初代」川柳川柳ということで(笑)。
去年は芸歴50年の会でしたが,やることはほぼ一緒(笑)。
今回は「緊張する」古典はやらず,「大ガーコン」一本。
 
最初はお弟子さんのつくしさん。
師匠をいじる噺。
「川柳信者」には師匠がどうしようもないという話はたまら
ないところですんでね。
日記の「師匠」の文字を一括変換で「彼」に変えたらどう
なるかという噺でして。
実際のつくしさんのブログでは「支障」と書かれておりま
すが(笑)。
つくしさんは二代目川柳を継ぐのでしょうか(笑)。
去年は名跡を誰か買ってくれないかという話もありました
が(笑)。
 
次が鈴々舎わか馬さん。
この師弟に挟まれて,一体何をやったらよいのかとおっ
しゃってましたが。
端整な噺でございました。
ネタは「馬大家」という珍しいものでした。初めて聞きまし
た。
 
そして「大ガーコン」。
何が「大」なのかという疑問もありますが,細かい話が増
えるだけのようです(笑)。
風邪をひかれたらしく,ノドの調子がよくないと。
それでノドを開こうとして,差し入れの焼酎に手を出して
しまったようです。
そのせいなのか,単純に年なのか(笑)。人名が全然出て
こねえ。
「えーと,あの,なんてったかな…………,ま,いいか」って
おいっ!(笑)
口が渇いたと言って,「ちょっと水持ってきて」。
つくしさんが持ってきて,「ホントの水です」。
ボケ症状が続いて,ついに「カバン持ってきて」。
カバンからメモを引っ張り出して「あ,そうそう」。
落語家として,他の人では通用しない(笑)。
川柳師匠はそれも芸になっちゃってますからね。
「大ガーコン」というより「だれガーコン」のような気がしま
したが(笑)。
いいんです。出てきてくれれば。
「川柳信者」ですから(笑)。
しかし師匠も信者の皆様ばっかり集まられても困ります
わねえ。
だってネタを全部知ってるんだもん。オチからなにから。
やりにくいところもありますわな。
まあ信者の皆様にとっては「川柳」という古典になって
ますからね。いいんです。
この3月23日で75歳。
もうちょっとで誕生日が一緒になるところで危なかった。
この先,古典落語をちゃんとやろうとかいう気力は無い
と明言してました(笑)。
もっと上手いヤツはいるし,いいよ俺は,ってことで。
こちらはそんな川柳師匠を期待はしてませんので,どう
ぞそのままでお願いします。
 
二部は古い歌を熱唱。
師匠とわか馬さんがギターでつくしさんがウクレレ。
去年は柳亭市馬師匠がゲストで入りましたが,市馬師匠
が上手すぎてかなわないから今回はゲスト無しだそうで
す(笑)。
去年歌ってた曲は,私でもほぼ知っているものが多かっ
たですが,今回のはまるで聴いたこともない曲がかなり
ありました。
あれ,わか馬さんとつくしさんは大変ですね。
知らねえもん。あんな古い歌。
ノドの調子が良くないと言いつつも,中入の時に焼酎を
追加充填したらしく,ご機嫌で歌っていらしたようです。
最後は当然「ラ・マラゲーニャ」。
ウィーンフィルのニューイヤーコンサートが,アンコール
で必ず「ラデツキー行進曲」をやるようなもんですな(笑)。
 
てことでなんとか無事に終了。
幕が下りて,去年はグレン・ミラーの「ムーンライト・セレ
ナーデ」がかかりましたが,今回はベニー・グットマンの
「シング・シング・シング」でした。
 
その「発売記念」というCDも一応買ってみました。
 


 
どうコメントしていいものかわかりませんが(笑)。
最初のつくしさんの師匠を小馬鹿にしたネタもなかなか。
なにしろ捨てられた川柳を「もりお君」が拾うってんで
すから(人間国宝の故小さん師匠の本名が小林盛夫)。
川柳師匠は「ジャズ息子」。
その後に快楽亭ブラック師匠がその「ジャズ息子」をあべ
こべにした「演歌息子」。
「ジャズ息子」は戦後ジャズに狂った息子と保守的な親父
とのドタバタですが,「演歌息子」は日本が戦争に勝って
アメリカを占領して(笑),日本文化に傾倒するジョージ君
とジャズを信奉する保守的な親父との噺。
川柳師匠の噺をパロディにするんですからねえ(笑)。
同じ日に続けてやったそうで。
これは川柳師匠の「ジャズ息子」を聞いた後じゃないと
面白くない。
なかなかとんでもないCDでございます。
かなりひどい噺なので別におすすめはしません(笑)。
なんと2枚組です。
他は「映画やぶ睨み」と「ラ・マラゲーニャ」。
たぶん普通には売ってません(危なくて売れません)ので
欲しい方は川柳師匠の落語会に行くか,ネットで検索
してみて下さい。

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