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父親たちの星条旗2006/12/24 21:03

予備知識はなんにも無しで観たのですが,漠然と想像してい
たものとはまるで違う映画でした。
所謂戦争映画とは違う切り口ですな。
非常に冷静な目でとらえられている。
クリント・イーストウッド監督作品ですが,スピルバーグもかん
でいるようで。
ラストに実際の人物の写真が出てましたが,なんだか似てい
る役者さんを選んだようでもあります。
また従軍カメラマンによる実際の当時の写真だと思うのです
が,何枚か出てくる。
それは映画のシーンになっているのですね。
つまり残っている当時の写真を元にして,映画のシーンが作ら
れたのではないかと思うのですが。
妙なリアルさは,そういうことなのかなと。
実際にあったシーンだから,理屈抜きでハマるのかなと。
面白い作り方だと思いました。
この映画は公開終了になったことと思いますが,現在公開
中の「硫黄島からの手紙」にも期待がかかります。
早く観に行かなきゃ。

全国高校駅伝2006/12/24 22:10

いやはや。
凄かった。

女子は須磨学園が3年ぶり,2度目の優勝。
2位は前回優勝の興譲館。3位は仙台育英。
各チームの選手の持ち時計では須磨学園が圧倒的に優位
であった訳ですが,1区で23位の大波乱。
2区はスーパーエースの小林祐梨子選手とは言え,ちょっと
厳しいのではないかとも思いましたが,いやー凄かった。
20人をぶち抜き,3位に浮上。
2区は4キロですからね。
その短い区間であれほどの追い上げを見せるというのは,
もう尋常ではないですな。
抜かれていく選手も決して遅くはないのですが,別格の走り
でありました。恐れ入った。
自身の区間記録も更新しましたね。
小林選手としては,1年生からこの大会に出ているものの,
優勝経験は無かった。
高校生として最後のこの大会で優勝を飾ることができて,
完璧な形で次のステップを踏み出すことができますね。
岡山大学に進学とのことですが。
先日のアジア大会でも銀メダルを獲得。
来年の世界陸上でも,オリンピックでも活躍してくれることと
思います。楽しみです。
しかしなんとか優勝できて,1区を走った選手はさぞほっと
したことでしょう。
これは小林選手以外の選手も大変な実力を持っていると
いうことですね。
見事なチームの勝利でした。
2位の興譲館も,去年は新谷仁美というスーパーエースが
いて初優勝できたのですが,その新谷を欠いても,きっちり
2位につけてくるというのはこれまた大変な底力です。
強いチームは違うんだねえ。
他にも光る走りをした選手が何人もいました。
今後大舞台に出てくることでしょう。
日本女子長距離の未来は明るいんじゃないですか。

男子は世羅高校が32年ぶり(!)5回目の優勝。
4連覇がかかっていた仙台育英は力及ばず2位。
3位は豊川工業。
最初は仙台育英の留学生ミカ・ジェル選手と世羅のジョセ
フ・ギタウ選手が突き抜けて,2区にタスキを渡したのです
が,2区では世羅の選手が遅れ,これは仙台育英の4連覇
が見えてきたかとも思いましたが,その後の世羅の選手の
力走,またその安定感は素晴らしいものがありました。
最後は2位に1分以上の差をつけてゴール。
仙台育英の4連覇を阻みました。
まあしかし仙台育英も,優勝は逃したものの,流石は強豪
というところを見せてくれました。
女子も3位ですからね。大した陸上部だ。
また佐久長聖の追い上げも素晴らしかった。
1区は伸びずに出場47校中36位。
2区で29位まで上げる。
そしてなんと3区でこちらも20人抜き。9位。
5区で7位,6区で6位に上げ,結局6位。
1区から30も順位を上げ,堂々の入賞。
名門の実力を見せてくれました。
しかし3区の高野寛基選手は記録的には区間2位なんです
ね。
1位は西脇工の八木勇樹選手。10位から3位まで上げまし
た。
西脇工は結局4位。
この辺の力走を見せた選手は,今後大学駅伝や実業団で
出てくると思いますので,記憶に留めておきたいと思います。
このように,駅伝というのは勿論チームプレーであるのです
が,個人のアピールの場でもある訳です。
スカウトは目を光らせておりますからねえ。
前述の須磨学園,小林選手なんかは,どの実業団も喉から
手が出るほど欲しいでしょう。
そこをあえて進学するというのは,自分として先を見据えて
環境作りをしたいということなのでしょうねえ。
だとすると,マラソンを目指しているのかな。

というように,この高校駅伝や,都道府県対抗駅伝の中学生
区間を走る選手をチェックしておきますと,何年かして大学
駅伝に出てきたり,実業団チームで活躍しているのを見て,
あーあの子がこんなになったのかという楽しみが増えます。
マニアか?(笑)