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面白い。2010/07/10 18:24

「日本人の知らない日本語」 蛇蔵&海野凪子 メディアファクトリー
 

 

 
評判は知らず,書店で偶然見かけて面白そうだなと。
その時は買いませんでしたが,後日アマゾンで2冊とも購入。
先ほど届いて一気読みしてしまった。
コミックになってまして,海野凪子という方が日本語教師。
蛇蔵という方が日本語教師の奮闘ぶりをコミックにしている。
日本語教師になるには「日本語教育能力検定試験」というものがあり
まして,これはなかなか難しい試験のようであります。
しかし検定試験をパスしたところで,現場に立ったらまあ大変でしょう
ねえ。
予想もつかない質問もされるでしょうし。
私も一応国語の免許があるのですが,この2冊を読んで,こりゃえらい
こっちゃと。
知らないことだらけだと愕然としました。
大昔にヨーロッパに行きまして,オランダではホームステイだったので
すが,そこでお世話になったレオという年金生活者のオヤジが英語で
がんがん話しかけてくる(奥さんはオランダ語しか話せない)。
こちらはあまりにも高度な英語しか使えませんので,大変困ったのです
が,とにかく質問責めなので,少しは答えないといけない。
「日本にはサムライがいるのか?」とか,「木と紙の家に住んでいるの
は本当か?」とかだったら簡単に答えられます。
しかしそんなレベルではないのですね。
レオ「日本は暑いのか?寒いのか?」
私「夏は暑い!冬は寒い!」
レオ「夏はどれぐらい暑い?何度になる?」
私「?!……,凄く暑い!(てかオランダは摂氏か,華氏か?)」
そんな調子で矢鱈と細かいのです。
日本はいくつの島で構成されているのかとか。知らねえ,そんなの。
外国の方と接すると,むしろこちらが自分の国のことをいかに知らない
のかということに気付かされますね。
だから日本語教師という仕事は,試験の難易度が高かったり,スクール
に通えばそこそこコストもかかるし,その割には報酬的に報われなかっ
たりするようですが,大変なりに面白い仕事ですし,豊かになれそうで
す。
ちょっと試験に挑戦してみようかという気にもなってきましたが,しかし
前述のように,現場ではとてつもなく広範囲の知識が要求されるでしょ
うねえ。 試験にパスした先が大変。きりがない。
まあどんな職業でもそうか。
とにかく,今2冊出てますが,「あーなるほど」「あーそうなのか」という
場面が結構出てきまして新鮮でした。
凪子先生には今後も現場でネタを拾ってもらいまして,第3弾,第4弾
と続けていって頂きたいものと思います。

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