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2007大阪国際女子マラソン2007/01/31 20:26

当日は自分が「勝田全国マラソン」に出ていましたので,後日
録画を見ました。
結果は申すまでもないでしょうが,私が記録として残しておき
たいので書きます。

1位 原裕美子 2時間23分48秒
2位 小崎まり  2時間24分39秒
3位 加納由理 2時間24分43秒

有力視されていた渋井陽子選手は途中で失速。
アクシデントがあったのでしょうか。
加納選手は初マラソンで素晴らしいタイムでした。
資生堂チームは勢いがありますね。
これで原選手が世界陸上代表に決定。
残る代表枠4人は熾烈なものになりますねえ。
去年の東京で勝った土佐礼子選手も,あの悪条件の中での
優勝で,選考基準に16秒及ばなかったものの評価は高い
でしょう。
となるとあと3人。
世陸の選考レースは3月の名古屋が最後になりますが,こち
らは弘山晴美,大島めぐみ,大南敬美,小川清美,大平美樹
各選手らが出てくるようですが,結果次第で,わかりません
ねえ。
今回の小崎選手なんかもまだ目があるかもしれない。

結局,日本のトップ3,野口,渋井,高橋は,世界陸上に出な
いことになりますね。
それも寂しいものがありますが。
世陸以降のオリンピック選考レース,今年末の東京,来年の
大阪,名古屋も,世陸で誰かメダルをとれば残る代表枠は2
人となり,こちらも壮絶な戦いになりますね。

今回渋井選手は残念なことになってしまいましたが,あの中
で一番強いのは渋井選手であることに変わりはないので,
またいい走りをして,例の爆裂トークを聞かせてもらいたい
ものです。
去年の名古屋でも最後にペースが落ちて,弘山選手にかわ
されましたが,世界と戦うには,今回もそうでしたが,最初か
ら積極的に飛ばしていくぐらいでないと到底かなわない。
そういうスピードを持っているのは,ハーフの女王と言われた
野口選手,1万メートルの日本記録保持者の渋井選手,あと
は高橋選手ぐらいしかいない。
強いのになかなか結果が出せない渋井選手ですが,果敢に
攻める姿勢はいつも素晴らしい。
今回も体のことを考えたら途中でやめるべきだったと私など
は思いますが,最後まで走り切った。
その思いは,きっと次のレースにつながり,破顔大笑を見せ
てくれると信じております。

原選手と同じチームの坂田昌美選手は,今回残念ながら
あまり伸びませんでしたね。17位。かわいらしい選手ですが。
その坂田選手の次,18位に,こちらでも何度か書いており
ますが,翔ひろ子さんですよ。佐倉で中華料理屋をやってい
らっしゃる。
凄いですねえ。
Qちゃんが失速した去年の東京にも出ていて,14位。
尋常ではありませんな。
どちらも46分台です。ひえ~。
仕事だけとってみてもかなりキツい仕事でしょうに,その上
みっちり練習してマラソン。
前にも書きましたが,この人の前でぬるいことなんか言えま
せんよ。
凄い人がいるもんです。

原選手のコーチが自転車で並走したのが問題になっている
ようですね。
何がいけないのかよくわからんのですが。
ペースメイクしていたなら,それはちょっと問題があるかとも
思いますが。
アドバイスするのがいかんのかな。
それなら各ポイントでトップや後続とのタイム差を教えたりす
るのもダメですわね。
出る杭は打たれるということなのでしょうか。
まあ選考レースですから,各チーム必死ですわね。
とりあえずクレームをつけておいて,もし失格ともなれば,順
位が繰り上がりますものね。
そういうことなのでしょうか。
まあレース自体は原選手の文句なしの圧勝です。
騒ぐほどのことでもないでしょう。

今年と来年のマラソンは目が離せない!
どうなることか。
ホントに何が起こるかわかりませんからねえ。マラソンは。
今回はまた改めてマラソンの難しさを感じました。

もう一人の鉄人2007/01/31 22:02

大阪で原裕美子選手が優勝しまして。
原選手といえば,一昨年のヘルシンキ世界陸上の代表に
なり,日本人最高の6位になりました。
この時の原選手のタイムは2時間24分20秒と,決して悪い
タイムではないのですが,優勝したラドクリフ選手は2時間
20分57秒。
3分23秒差。
まあざっと1キロの差ですな。
ラドクリフがいかに化け物かがわかります。

さて,そのヘルシンキ大会でふと思い出したのですが。
男子マラソンで,イスラエルの代表。
ハイレ・サタインという選手が出ておりました。
Haile Satayin。
なんとこの時50歳!
だから今年52歳になるんですよ。
ヘルシンキでは最後日本の入船敏選手と競って,入船選手
の4秒後にゴール。21位。
2時間17分26秒。
50歳ですよ!(笑)
その後が気になりましてね。
ちょっと調べてみました。
こんな↓おっさん。ちょっと写真が小さいけど。
http://eaa2.exigo.ch/goteborg/athletebio.php?bib=558
これによると確かに1955年4月11日生まれ。
イスラエル代表で,エチオピアの「皇帝」ゲブレシラシエと同じ
名というのはどういう訳かと思いましたが,元々エチオピアの
出身で,1991年に移住したと。
納得。
今51歳か。
もういくらなんでも,選手としてはぼちぼち無理なんじゃないか
と。
そう思っておりましたが,とんでもない。
去年,2006年のイスラエルの選手権では1万メートルと
マラソンでチャンピオンです。
1万メートルが29分55秒10。
マラソンは2時間16分59秒。
恐るべきオヤジですな。
まだまだバリバリの現役なので,きっと世界陸上にも出てくる
ことと思われます。
その時は52歳だ。
すげーなー。
2004年,アテネのオリンピックにも当然出ております。
あのブラジルのデ・リマ選手が妨害されてしまったレースです
ね。
その時は20位。2時間17分25秒。49歳。
安定してますよね(笑)。
オヤジの底力。
まあこのぐらいのタイムでは,マラソンの盛んな他の国では
代表になれませんが,とにかく,今のところイスラエルでは
若いランナーがまだかなわない。
凄いことです。
驚異の肉体。
いつまで現役を続けるのか。
そもそも「現役」という意識があるのかどうかが疑問ですが
(笑)。
もし現役を退いたら,マスターズ陸上というものがありますが,
次々に記録を塗り替えていきそうです。
ちなみに男子50~54歳の部,マラソンの世界記録は2時間
19分29秒。
この記録も凄いですが,既にそれ以上のタイムを出している。
大体,ホントならマスターズの年齢の人が現役の選手って
いうところで訳がわからなくなってしまいますが。
マスターズは,マラソンなら35歳からですからね(笑)。
いやはや。
この人は本物の鉄人でしょう。
世界陸上の注目選手に加えておきたい。
弘山さんやQちゃんなんかまだまだ若い。
まだまだいけます。
エチオピア人じゃないけどね(笑)。
サタイン選手に負けじと活躍してほしいなあ。

あ,代表選考でぎりぎり選に入りそうもない選手が,マラソン
の盛んじゃない国に移住すると代表選手になれるということ
が……(笑)。
その先にあるものが何かはわかりませんが(笑)。