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言いまちがい2007/06/05 07:22

「千葉真子」を「千葉すず」と言ってみたりとかですね。
これ↑は私はないですよ。あり得ない。絶対まちがえ
ない。
しかしそういうのがありますよね。
最近これがひどくなってきているような気がして。
あ,飲んだらもう全くダメです。私は。
「あの,ほれ,なんだっけ」で話が全然続かなくなって
しまう。
ひどい時は後輩に電話をかけたりもします。
「あの,ほれ,アルトの,ジョージさんと一緒に昔やった
ことがある」
これで「フィル・ウッズ」を即答する後輩も立派です。
あと酔っている時は正式な名称などどうでもいいので
滅茶苦茶になります。
お店でワインリストを見て発注する時にロレツが回らず,
なんだか無茶苦茶言ったんですね。憶えてないけど。
昔,横山やすし師匠が「スチュワーデス」を「すっちゃで
す」と言ったようなもんですわ。
店の女の子が裏で爆笑してましたね。
あと居酒屋で「ラビオリ」を発注しようと思ったのですが,
これが出てこない。
「あの,ほら,あれ,オルテガ」
と言ったらちゃんとラビオリが出てきましたから大した
もんだ。
飲んでいる時はいいんです。
シラフの時はいかんですね。
言ってしまった本人がびっくりする。
先日は,肉屋でしゃぶしゃぶ用の豚肉を買おうと。
その肉屋は本来卸しの肉屋さんで,普段は小売して
おらず,土曜日だけ小売してくれる。
そこのしゃぶしゃぶ肉は旨いのですが,スライスした
肉をきれいに並べて凍らせてあるのです。
だからそれは店頭に並んでなくて,おじさんに頼んで
冷凍庫から持ってきてもらわなくてはならない。
そこで私は爽やかに,「スキヤキ用の肉を下さい」と
言ってしまったのですね。
スキヤキ用の肉は店頭に各種並んでおり,おじさんは
「どれにする?」と聞いてくる。
「いや,そうじゃなくて,ほら,豚肉の」
「ん?あー,しゃぶしゃぶの肉か」
「あ,そう!,しゃぶしゃぶ!」
こんな言いまちがいは自分としては考えられないまち
がいで,恥ずかしいのもありましたが,なんでこんな
まちがいをしたのか驚いてしまって。
あれっ!と思いましたね。
昔,作家の筒井康隆さんが,万年筆のモンブランの
インクを買いに行き,「ブルーマウンテンをくれ」と言っ
てしまったと。
それでちゃんとモンブランのインクが出てきて,言いま
ちがいに気付いていた筒井さんは大変恥ずかしい思い
をしたと書いておられたように記憶しております。
今日,またこれをやってしまいましたねえ。
コンビニでタバコを買おうと。
そのコンビニはタバコを自分でつまみ取れず,店員さん
に頼んでレジの奥にあるタバコを取ってもらうシステム。
そこで
「セブンイレブン下さい」
とやってしまいました。
言った途端に気付き,「あ,セブンイレブンはこの店だ。
セブンスターを下さい!」と訂正しましたが後の祭り。
店員さんが必死に笑いを堪えているのがわかりました。
私はたぶん赤面していたことと思われます。
セブンイレブンを買えるような身分でないことは確かだ。
こういう言いまちがいを自分がするのはちょっと許せな
いです。
脳ドックに行きたいぐらいだ。
せめてもの救いはまちがいに気付いて間髪入れずに
訂正できたこと。
これが気付かずに「セブンイレブン下さい」でセブンスタ
ーがすっと出てきたら痛い。筒井さんのパターンです。
或いは,現実にそんな店員さんはいないと信じたいで
すが,仮に明石家さんま師匠みたいな店員さんがいた
としたら。
「えっ!?セブンイレブン買いまんの!?たっかいでっ
せ~!」
または
「私の一存ではお売りいたしかねます」
なんてやられたら,しばらく立ち直れなくなることでしょ
う。
それからもう一つ良かったのは,これをローソンとか他
のコンビニでやらなかったところですね。
ローソンで「セブンイレブン下さい」はケンカ売ってるに
近い。

「レオナルド・ダ・ヴィンチ―天才の実像」展2007/06/17 06:02

私が生まれ育った国の6月は,こんなに暑くなかった
ように思うのですが。
昼間に表へ出て,じりじり焼かれる感覚は,子供の頃
夏休みに海に連れて行ってもらい,砂浜に出た時の
感覚に近い。
まあ夜はまだすごしやすいですけどね。

さて。
東京国立博物館で開催中の「レオナルド・ダ・ヴィンチ
―天才の実像」展。
今日,6月17日で終了ですが。
先日都心に用があり,隙をついて見てきました。
第1会場,第2会場と分かれておりまして,第1会場に
は例の「受胎告知」がどーんと。
平日の閉館間近なのに凄い人。
荷物チェック,金属探知のゲートをくぐるなどして会場
に入ると,奥に絵があり,そこまで順路が蛇行している。
右から左に歩きながら見て,左から右に歩きながら見る。
そうしながら絵に近づいていくということですね。
だから昔の上野動物園のパンダよりは長い時間見られ
ましたが,絵を見るのに「立ち止まらないで下さい」って
言うんですからね。無茶です。
まあダ・ヴィンチクラスはしょうがないのでしょうが。
「オリジナルを見た」という事実を作るためだけの展示
のようでちょっと不愉快。
「モナリザ」の時は凄かったらしいですが。
それよりはまともだったんじゃないかとは思います。

それにしても不思議な絵でした。
マリア様の右腕が長いなどおかしな点がいくつかある
が,斜め右から見るとちょうど良いのだとか。
実際右側から見てみると,そうなのかなとも思いますが。
そんなこと以上に,なんだか落ち着かないのですね。
異次元の世界を覗いているような不安も感じる。
「ダ・ヴィンチの『受胎告知』」ということで,慣れてしまって
いるようなところもありますが,改めてまっさらな気持ちで
見ますと,無茶苦茶ぶっ飛んでいる絵ですね。
宗教画の枠なんかとっくに超えてしまっている。
異様に見えます。
ディティールへのこだわりは勿論物凄く,それがリアルな
表現につながっておりますが,全体に組みあがると現実
離れした不思議な空間を描き出すことになります。
超然としております。
そこには静謐な清々しさもあります。

第2会場ではダ・ヴィンチの仕事を模型なども使って紹介
しておりまして。
これがなかなか面白かったのですが,なにしろ大混雑で。
最初に年表とともにダ・ヴィンチの作品のプリントも掲げて
あり,年を追って見ていくとまた興味深い。
今回の「受胎告知」は初期の作品だと。
それはいいのですが,ウフィツィ美術館所蔵のこの「受胎
告知」,また「東方三博士の礼拝」「キリストの洗礼」の3
作品の高精細デジタル原寸大複製を日立が作ったのです
ね。これはなかなかでした。
欲しいぐらいですが,飾る壁が無いですな(笑)。
そんなに安くもないでしょうが,買えるようですよ。
会場で売ってました。値段は忘れましたが。
ご興味のある方は日立にお問い合わせを(笑)。

 その技術↓
http://www.hitachi.co.jp/Prod/it/uvalue/world/world06/index.html
 複製の価格のお噂↓
http://blog.izumishobo.co.jp/sakai/2007/04/post_326.html

それでまあ,プリントながらダ・ヴィンチの作品が並んでい
るのを見ておりましたら,ここでも何か落ち着かない,不思
議な感覚にとらわれるのです。
なんだかはわからないのですが,一つ気付いたことがあり
ます。
人物の顔がどうもおかしい。
まあ「モナリザ」もなんとも不思議な表情をしておりますが。
どうおかしいのだか,んー,わからないのですがねえ。
もしかしたら死者の顔のように感じているのかなと。
それは「表情が死んでいる」ということではなく,死者の顔
に生命を吹き込んだというような。
うまく説明できませんが,そんな妙な感じ。
これ↓なんか死体顔じゃないですか(笑)。

http://img373.imageshack.us/img373/5111/madonnabenoisok147578ermita380.jpg

これ↓は,はっきりと死体顔ではない。ありありと生きてい
る人の表情ですね。

http://img381.imageshack.us/img381/1320/portretnieznanejkobietyok1490l.jpg

ただ他の作品に描かれている人物の顔は,「モナリザ」も
含めて,なんだか不思議な表情です。
神秘的と言えばそれまでなのですが,今回この展覧会を
見て,ダ・ヴィンチ作品に死のにおいを感じた,のかなあ
(笑)。
なにしろ改めてダ・ヴィンチに深く興味を持つことができま
して。
会場をばたばたと駆け抜けたようなものですが,いい時間
になりました。
また今週も都心に行く用がありますので,他の展覧会も
チェックして足を運べたらと思います。

びりーずぶーときゃんぷ2007/06/19 15:27

エラい話題になっておりますが。
明日ビリーのおっさんが来日するそうですねえ。
大騒ぎになりそうです。
なんでこんなことになっておるのかと興味を抱き
まして。
とりあえず基本のエクササイズというのをばーっ
と見てみました。
いやー,えらいこっちゃ(笑)。
まだ一緒にやってはおりませんが,あれはたぶん
ただマラソンを走る方が楽なんじゃないかと(笑)。
エクササイズとしては良さそうです。
あれをこなしたら確実に鍛えられる。
またあの教官殿のキャラクターが最高ですし,な
によりテンポがいいですねえ。
キツいながらも新兵気分でこなしていけるかも。
しかし50分以上みっちりですよねえ。
まあそのうち機嫌がいい時にでもやってみましょう。
私がウチで映像を見ながらへろへろ動いていると
ころを想像するだけで笑ってしまいますが。
それもまたいいんでしょうね。
これまではこんにゃくみたいなものを食うとか,勝手
にぶるぶる震える器械とか,そんなダイエットものが
流行りましたが,ここへきてまた極端にストイックな
エクササイズが流行るとは不思議なものです。
芸能人でこれにハマった人が多いようで,そこから
の流行なようですが,まあ効果は実際にあるでしょう
し,とにかく見ているだけでも面白い。
既に大ブレークですが,来日でまた炸裂するのでしょ
うか。
教官殿は儲かってしょうがないな。
しかしこのブームもどのぐらい続くのでしょうか(笑)。
あっという間に終息するんだろうなあ。
まあ知ってしまったらそれであとは各々トレーニング
を続ければいい訳ですけど。
変な歩きをするおっさんも最近見ませんけど,どう
したのかな。
これをするのは初めてですが,試しにYOU TUBEの映
像を貼ってみましょう。できるかな。
 

 
これ↑は新しいヤツみたいですね。
私が見たのは前のヤツらしい。
あ,DVDを買った訳じゃないですよ(笑)。
買ってまで見ようとは思わない。
だから「ビリーバンド」とかいうのは無いんです。
まあ,あんなの無くても滅茶苦茶キツいでしょう。
ゴムチューブでも買ってきて作るかな。
貧乏くさいか(笑)。
 
ついでだ。アマゾンのリンクも貼っちゃえ。
 

「基本プログラム」やってみました。2007/06/22 14:21

断末魔のゴキブリみたいになりました。

練習日誌07・6・252007/06/25 20:52

10キロジョグ。

灼熱の「人間塩出し昆布マラソン」を約1ヶ月後に
ひかえておりますので,いい加減体を慣らしておか
ないといけません。
ぼちぼちやっていこうと思います。
なるべく中2日以上は空けないようにと。
それで走るのが無理だったらブートキャンプでもいい
かなと。
まあそんな感じで柔軟に。
これまで長距離を走ると背筋と肘が痛くなることが
多かったのですが,例のブートキャンプは腕も背中
も鍛えられそうなので(試しにやってみた翌日は見事
に筋肉痛でした。普段鍛えていない腕,胸,背中),
走りの補助トレーニングに最適なような気がしており
ます。
しかし断然,10キロ走る方が楽です(笑)。

東京マラソン,私も本日エントリー致しました。
初日で1万人近いエントリーがあったそうで。
もうこうなると到底当選するとは思えないので,いっそ
気が楽です。
また落選したら,来年は私設エイドでもやろうかな。
飴ちゃんでも配って。

それと,9月の「グリーンリボン・ランニング・フェスティ
バル」という大会にもエントリーしました。
これで7月の「塩出し昆布」,8月の「葛西臨海公園
ナイトマラソン」に続いて,9月も10キロ大会に出る
ことになります。
今年は「チャレンジランINナショナルスタジアム」が
無いということで,9月の大会を探したところ,この
「グリーンリボン」があったという訳です。
しかもこの大会も国立競技場。
年に一度は国立競技場のトラックを踏んでみたいもの
なのでちょうど良かった。
2キロの周回をぐるぐるするというのも同じです。
楽しみです。国立競技場は何度行ってもわくわくする。

http://www.tokyo-np.co.jp/event/sp/greenribbon/run/2007/

六本木美術館巡り モネ,ル・コルビュジエ2007/06/28 22:56

先週ですが,ようやく国立新美術館に行ってきました。
今はモネがかかっております。
私は正直なところ,モネはあまり興味が無いのですが,
世界中から100点近くもモネの作品が集まるというの
はなかなか大変なことですし,新たな発見があるかも
しれないと思いまして見てきました。
入場してだーっと見進めていきますと,20枚ほど見た
ところで一枚の絵に釘付けになりました。
それは「雪中の家とコルサース山」という絵なのですが,
手前の日陰の家々と,奥の陽射しを浴びた山の表現
に魅入りました。
ネット上ではこれ↓ぐらいしか出てこなかったですね。
http://www.uehara-museum.or.jp/calendar/ca_b.html
これ↑だとなんだかわからないですね。
会場で買ったパンフレットを見ても,実際の絵の感動は
無いです。パンフの写真では全く奥行きが感じられない。
実物では雪景色の中での日向と日陰のコントラストが
素晴らしく,絵に近づいたり離れたり,しばらく見てまし
た。
まあなにしろこの絵で「あれっ」と思いまして。
その後はまたいろいろ見えてきました。
同じ様に雪を描いた作品で「かささぎ」というものもあり
ました。
http://www.globalgallery.com/enlarge/022-30315/
雪ですからね。
敢えて難しいものに挑戦したのかもしれませんが,見事
な光の表現です。感銘を受けました。
ちょっとモネをナメてましたね(笑)。
独特の荒々しいとも言えるタッチで,部分を拡大したら
何を描いているのかわからないでしょうが,一歩引いて
見ると,それはアイリスそのものであったりする。
この調子で書いていたらいつまで経っても終わりません
からいい加減にしますが,最後の方に,睡蓮の絵が8枚
ありました。
その内の2枚は海外からのもので,ポーラ美術館,ホノ
ルル美術館の所蔵品ですが,それ以外は日本の美術
館,企業の所蔵するものであります。
この睡蓮8枚が,一つも面白くないんですね(笑)。
この内の何枚がニセモノであろうかと,黒い想像を働か
せてみたりもしましたが。
まあ睡蓮が見たかったらオランジュリーに行かないと
ダメなのかもしれませんね。
そんなこともありましたが,総じて素晴らしかったです。
これからはモネを軽視しないようにしようと思います。
光と空気の表現。いやもう凄い。
このような企画展を見ることができて幸せでした。

国立新美術館に行くからには,是非3Fの「ブラッスリー
ポール・ボキューズ ミュゼ」でランチを食おうと思って
おりました。
ところが大行列でして,まだランチタイムは2時間近く
残っているのに,行列の最後尾には「本日のランチは
終了」の看板が出ておりました。
まあモネをやっている間はこんな感じなのでしょう。
最初から「恨ミシュラン」のつもりで行きましたから
いいのですが,そのうちやっつけてやりましょう。
モネ展は7月2日まで。
国立新美術館
http://www.nact.jp/

次。ル・コルビュジエ。
こちらは森美術館で開催中。
モネと違って,コルビュジエは楽しみにしておりま
した。
期待に違わず,実に面白い展示でありました。
建築家ですから,建築物の模型があるのは当然とし
て,その図面,また構想段階のスケッチなどもあり,
一つのプロジェクトが進んでいく様子を垣間見ること
ができ,興味深いものがありました。
更には絵画,彫刻作品もあり,一つところに留まらぬ
偉才ぶりを示しております。
絵画作品はどれもかなりぶっ飛んでいるものですが,
人間の体,特に女性の体をモチーフにしているもの
が多く,それ以外ではバイオリンやギター,ボトルな
ど,柔らかな曲線がお好きであったようであります。
彫刻も良かったですね。
「手」という作品が特に良かったです。
また1920年代,30年代に構想された自動車。
「マキシマム」というものですが,最小限の車体で
最大限の使用価値を得ようというコンセプト。
当時としては斬新過ぎて,商品化は実現しなかった
ということですが,今ならこれもありかなというデザイ
ンではあります。
シトロエンの2CVを更にダイエットしてシャープにした
ような感じなのですが。
ちょうど良いページがありました。
http://leroux.andre.free.fr/simi57.htm
この↑一番上がコルビュジエの「マキシマム」。
2CVからニッサンのカーゴまで並んでおります。
今なら普通にあり得るデザインであることがわかり
ます。
これが1920年代の構想というのも驚きです。
先を走ってます。
この「最小限自動車」にも見られるコルビュジエの考
えは,建築にも表れております。
それは「モデュロール」というコルビュジエの考えた
建築の尺度を基準にするもので,生活のために必要
な最小限のスケールを建築に適用するというもので
す。
「モデュロール」の説明はややこしいのですが,まず
地球の大きさが基準のメートル法が世界標準の尺度
になるのはおかしいであろうと。
それで身長6フィート(183cm)の人を理想的と仮定
して,その身長と,足元から臍までの高さが黄金比に
なるらしい。
そこから始まって,手を上に伸ばした高さ226cmを
フィボナッチ数列で展開し,……,まあややこしいの
ですが(笑)。
とにかく,独自の基準を作ったのですね。
これを用いて,集合住宅の「マルセイユのユニテ・ダ
ビタシオン」を作った。
会場にはこれの一戸分の実寸模型がありまして,実
際に中に入って見ることができます。
潜水艦の居住区というのはこんなものであろうかと
思うような狭さ,圧迫感は否めないところですが,極
めて機能的な作りになっているのはよくわかります。
マルセイユの後,ベルリンでも作ったそうですが,天
井高226cmという低さが受け入れられず高くしたそ
うです。
それによりモデュロールの均整が崩れ,作品としての
完成度は落ちたということです。
まあドイツ人の気持ちもわからないではないですが。
もう一つ,カップ・マルタンという海辺の土地に,小さな
休暇小屋を奥さんのために建てた。
これもモデュロールの実践で,最小の居住空間を示
す実験でもあります。
3.66m四方(183cm×2ですね)。
およそ8畳のスペースに二つのベッド,机,キャビネッ
ト,トイレ,洗面台があります。
こちらも実寸模型がありまして,中に入ってもみました。
かわいらしい小屋でして。
こんな休暇小屋があったらいいだろうなと。
自分で建てたいですね。
確かに狭いですが,全く無駄がなく機能的。
巨大な都市計画まで練った大建築家の最後の家が
これというのも何か象徴的に思えます。
この様なコルビュジエの「必要最小限」のコンセプト
全てを是とするものではありませんが,言ってみれば
これは私の感覚では現代の「方丈記」であります。
それは貴族性でもあります。
貴族的というのは豪奢な館に住み,着飾ってパーテ
ィー三昧というものでなく,手を伸ばせばあらゆるとこ
ろに届く利便性であり,その身の回りの物を次にすぐ
使えるように整えておく効率性,また自然を慈しむ心
を持つことであろうかと思います。
そういう意味では,独特なアプローチではありますが,
その着地点がこのカップ・マルタンの休暇小屋であっ
たことは大変興味深いものです。
1952年に建てられ,65年,この小屋から海に出た
コルビュジエは,海水浴中に心臓発作を起こし77年
の生涯を閉じたそうです。
ざっとその仕事を追って見ても,かなり強力なおっさん
であったようですね。
コルビュジエのアトリエを再現したスペースもあった
のですが,愛用のイーゼル,眼鏡,パイプなどが置い
てあるのはいいとして,一つ驚いたのは本。
愛読書ということですが,これがなんとコルビュジエ
の愛犬の毛皮で装丁されているというのですね。
いやはや(笑)。
愛犬が死んで,そんな気になりますかねえ。ちょっと
びっくり。
仮に私が同じことをしたとしたら,友達が減っていく
ような気がします(笑)。
いつまでも撫でていたかったのでしょうか。
愛のかたちが,ちょっと私などとは違いますな。
そんな小さな驚きもありましたが,素晴らしい展示で
した。
日本では上野の国立西洋美術館がコルビュジエの
建築なので,近々改めてじっくり建物も見物してみ
ようと思います。
ル・コルビュジエ展は9月24日まで開催。
森美術館
http://www.mori.art.museum/jp/index.html

森美術館に隣接する森アーツセンターギャラリーで
は,「ねむの木のこどもたちとまり子美術展」も開催
中。こちらは7月1日まで。
ねむの木学園の生徒さんの絵について,噂は聞い
ておりましたし,世界中で展覧会を開催しているこ
とも知ってはおりましたが,実際に見るのは初めて。
会場に一歩踏み込んで,もうのけぞりましたね。
衝撃的ですらあった。
パワフルですねえ。
生徒さんとまり子さんの深い絆もありありと出ており
ました。
身体的にかなり厳しい状態の生徒さんも多いことと
思いますが,執念にも似た丁寧さ。
圧倒されました。
学園内で,流行りがあるのかどうか,同じような構図
が多いような気もしましたが,何か見ているとその
生徒さんの心を垣間見るようで,ぐっと胸にせまりま
す。
コルビュジェのチケットでそのまま入れますので,ふ
らっと油断して入ったのですが,フェイントで鼻っ柱に
ストレートをぶち込まれたようになってしまいました。
参りました。
この日は完全に容量オーバーになりましたね。

森タワー展望室より2007/06/29 18:44


 
東京タワーを下に見る感覚というのも不思議なもので。
 
↓が国立新美術館。
 

 
ごっつい建物ですが,おもちゃのようであります。

腰痛治療中。2007/06/29 18:52

先々週になりますか。
ダ・ヴィンチの受胎告知を見た後,タバコが吸いたくなり,
上野公園のベンチに座って一服する。
ところがこのベンチが,妙に前のめりになってまして。
寝られないようにしているのでしょうが。
まあなにしろ一服しまして,ぼちぼち動き出すかと立ち
上がったところで「あ゛う゛っ」となってしまったのですね。
しばらく中腰で立ったまま動けませんでしたが,だまし
だまし動き始めまして,その時の私は傍から見たらさ
ぞ怪しいおじさんであったことでしょう。
それから日によって程度の差はありまして,なんとなく
動けたり,激しく痛んだりを繰り返しております。
ブートキャンプをやった日や,ジョギングした日はわりと
楽だったのですが,痛むに違いなく,この後の大会参加
が危うくなってもしょうがないので,久しぶりに鍼治療に
行きました。
先ほども2度目の治療に行ってきました。
マッサージをしてもらい,鍼を打ち,電気をかける。
最初の時に体のチェックをされて,それによるとかなり
歪みが生じておるようです。
また左側の背中の筋肉が過緊張を起こしておると。
左の股関節も痛いのですが,全て連動しているようです。
骨盤も曲がり,体が片方に開いてしまっている。
まあ腰が痛いので,それを防ぐために曲がっているとこ
ろもあるでしょうが,股関節は腰が痛む前からおかしい
ので,そもそもがいがんでおるのでしょう。
とにかく背中がごりごりに固まっているのをなんとかし
ないことには良くならないような気がします。
左右のバランスが悪いのでしょうねえ。
これまで走っていても左だけぺったんぺったんして変
でしたから。
とりあえずは鍼でゆるめるようにするとして,さあ,どう
したものか。
水泳なんかはいいかもしれませんね。
くしゃみをするだけで痛いのではしょうがない。
車を運転して降りる時もつらいなあ。
脚のしびれや痛みは無いので,ヘルニアではないよう
です。
所謂ぎっくり腰的なものだと思いますが。
なんとかならんもんでしょうか。
根本的に歪みを改善したら,走りも変わってきたりして。